ロードバイクコーナーには人気車種を大量展示中! 多摩サイクリングロードを走る際には、是非Y's Road 府中多摩川店にお立ち寄りください!
ワイズロード 府中多摩川店 Y'sRoad Fuchutamagawa
2025/07/19 14:55
2週間前に登ってきたばかりの乗鞍ですが、景色良いし気温も良いし、それはもう気に入っちゃったわけですよ。
そしたら直後に、以前仕事で少しお話したことがあるインフルエンサーの方が乗鞍の動画をアップしてまして。見てみたらわたくしが登ったのと反対側、岐阜県高山市から登る『乗鞍スカイライン』をいたくお気に召した内容だったので、わたくしも登ってみたくなっちゃいました。
というわけで、2週間ぶりの乗鞍へ。クルマでのアプローチは途中までは一緒。上高地を通り過ぎ、安房峠トンネルを抜けて岐阜県へ。平湯温泉を通り過ぎて少し先の『ほおのき平バスターミナル』にクルマを停めました。ここはスキー場で、一般の方はここからバスに乗り換えて乗鞍を目指します。
前回より30分遅い8時10分に出発。最初に国道を登っていくのが交通量もあってダルいな~と思っていたら、なんか怪しげな道を発見。本来は写真のライダーが下っていく道で国道に合流して数キロ登ります。しかしこれは明らかに並行する旧道。地図でも確認できたので、そのまま突っ込む。
いや~、期待通りの荒れ道。両側から草木が迫ってくるし、路面はゴミが散っているだけでなく、場所によっては舗装が剥がれてガレている。グラベルライダーとしてはおいしすぎる。ただ、クマはいそうだなぁ、と思い、登りで荒い呼吸をわざと声に出して行きました。斜度きついけど楽しかった!(だが明らかにこれで体力消耗したよなw)
ほんのちょっと国道に戻ったのち、県道5号にてまずは平湯峠を目指します。現国道はこの先、平湯温泉までトンネルです。交通量はもう、こんな感じでどんどんクルマ来ます。
県道に入ってもダンプカーががんがん来るんだけどね。そしてまあまあ斜度はきつい。ようやく平湯峠だよ。
峠の名前のとおり、ここで平湯温泉からの道とほおのき平からの道が合流します。どちらにも駐車場はあるけど、平湯温泉は有料、ほおのき平は無料。帰りに平湯温泉に入っていくなら平湯もあり、ほおのき平にも温泉施設はあります。
この平湯峠から先が通行規制区間。乗鞍ピークまでは14.3km、標高差が1,018m。ほおのき平から5.3km(旧道経由)、すでに450mも登っています。
いろんな資料を見ると、この平湯峠にクルマを停めてスタートできると書いてあるのですが、2025年7月時点で、その駐車場には工事事務所やコンクリ工場が建っていて利用できない状態でした。
同様に、この先唯一のトイレがあるとされる夫婦松展望台も閉鎖されていました。トイレは出発前にしっかり済ませておきましょう。
ゲートから600mほどで問題の工事区間。けっこう長い。先にバスなどを通してから自転車が誘導されます。
造っていたのはこのトンネル。この先は完全崩落していて、仮橋を通って進む状況でした。その崩落区間に新たにトンネルを作っているとのこと。この崩落の影響でおととしは乗鞍スカイラインは閉鎖していたそうです。
けっこう急な傾斜が続きます。エコーラインは気が付いた限りではGARMINの斜度計が二けたになる瞬間を見ていないのですが、スカイラインはずっと11%が続きます。
それもあって、割と早い段階から遠景が見えるようになってきます。標高2,000mの展望台。2,000mだとエコーラインはまだ樹林帯に囲まれていました。これは穂高連峰か?
どうやら穂高のひとつ奥のほうの山々らしい。
工事の規制区間がはるか下に見える!
穂高は雲被ってる。
方角はよく分からんけど、いい感じの景色が広がっています。登っていたからこそ見える景色。
向こうの街は飛騨高山市の中心らしいですね。右下のスキー場が出発したほおのき平。
標高2,400mを越えると森林限界。そしてコーナーを曲がると……おお、これがSNSとかでよく見る場所じゃないのかな?まー、あそこのつづら折れまでまだ100mくらい登るんだけどね、調べたから知ってる。
いやー、これが見たかったので登ってきて良かった。正直、エコーラインより斜度きついし、森の中を抜けるような道が好きなので、けっこう大変だったという思いは強いんだけど、ガスはかからなかったし、かといって薄曇りで日差し強くなかったのも幸い。来た甲斐はありました。
で、更に少し登ると、前回もピークからここまでは下ってきたつづら折れ。つまり、この先はつづら折れはなく、比較的緩やかな登りです。もう勝ったも同然。
前回はこのあたり、かなりガスってたんですよね。それで幻想的な光景は見れたけど。今回は晴れで、両方の景色が見れて良かった。
ピーク到着。所要時間は3時間5分。ガイドマップに2時間で登れるって書いてあるけど、確かにそういう人も少なくはないだろうけど、時速10km換算は一般のガイドマップに書いちゃダメでしょう?w
これは長野側。どっちの景色も良いなぁ。乗鞍最高。
下りはちょっと風に煽られて怖かった。12時半頃下山完了。駐車場の前にある温泉施設でさっぱりしてから早い時間に帰りましたが、岡谷ジャンクションの工事渋滞と小仏渋滞に見事にハマり、帰宅は夜の7時過ぎ。平日だからと侮っていた。もう夏休みか。行きが4時間帰りは6時間くらい?
いつもの説明ですが、バイクは第4世代(現行型)スタンダードモッドのCannondale SUPERSIX EVO 1。SRAM FORCE eTap AXS(D1)装備で、タイヤを32Cに拡幅、サドルを廃盤品のfabric SCOOP Shallowのカーボンレールに、ハンドルを専用品のSystemBar R-One(通称『MOMOハンドル』)に交換しています。
スタンダードモッドのSUPERSIX EVOは、3つある第4世代SUPERSIX EVOのカーボン材質のなかでいちばん重たいものですが、貧脚のわたくしが乗ってもパワーを損ねずしっかり登っていくことができる良バイクです。
府中多摩川店にシマノ105Di2仕様の試乗車(サイズ51)がございます。免許証などをお持ちいただければ試乗可能ですので、ぜひご利用ください。
ヘルメットがKASK VALEGRO、アイウェアOAKLEY JAWBREAKER(レンズはPrizm Road Jade)、シューズはShimano S-PHYRE SH-RC900。
ウェアはCASTELLIで上はメッシュで軽量なCLIMBER’Sジャージ、下はESPRESSOビブショーツです
クライマージャージは、今の日本の暑さならヒルクライマーでなくても持っていると役に立つジャージです。通気性、放湿性が高く、軽量で汗をとどめないので負担が少ないのが良いです。
エスプレッソビブショーツはカラーの豊富さ、適度な伸縮性に加え、パッドが少しだけ上質でお尻への負担が少ないいのが好みのポイントです。あと、裾のグリッパーが多いと、皮膚が弱いわたくしはかぶれてしまうことがあるのですが、最小限のグリッパーに留められていて着心地と価格のバランスがとても良いと感じます。
クルマ乗って帰宅の途についてすぐに、国道で子グマとエンカウント。人生初の野生のクマですよ。え~、こんなに交通量の多いトコで出てくるの?
これ、旧道ワーイって楽しんでいたあたりなんですけど。声出して走ってなかったら、ライド中にエンカウントしてたかも。子グマかわいかったけど、間違いなく近くに母グマいるはずだし。
実は2週間前の乗鞍エコーラインのときも、クマ見たって人がいたんですよね。
やっぱりこの辺りはクマの生息地なので、クマ鈴携帯をおすすめします!
とりあえず『きづきベル』貼っときます。
あと、気が向いたので帰りは有料トンネル通らずに安房峠を越えました。現役国道ですけど道狭いし凄い登るし、これはトンネル必要だなぁ。この峠だけで獲得標高530mか。一人だけサイクリストいました。ここもクマとエンカウントしても不思議じゃない。お気をつけて。
19th July 2025
ワイズロード府中多摩川 まのゆうすけ