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【東大和×サドル沼×コラム⑤】サドル沼から這い上がる 「最終手段」 3選
by: 佐藤篤

  • 閉店告知
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    あつし

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    ブルベライダーの佐藤です

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    サドル沼コラム第5

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    ①~④回まで試した結果

    それでもなお沼から這い上がれず

    もうやだ!!!!

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    という方向けの

    最終手段

    をご紹介します

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    目次

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    サドル沼は「再発する」

    サドルの正面から考える

    サドルの側面から考える

    サドルの後方から考える

    最終手段◀NOW

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    まず

    前傾ポジションをあまり必要としない

    クロスバイクなどの場合ですが

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    VELO

    [左]VLC-032 ¥1,800(+tax)

    [右]VLC-052 ¥1,600(+tax)

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    GELカバーを装着する

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    あれだけ意識高い解説したあとにこれ

    という感じでしょうが

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    一回の乗車が30分程度なら

    GELカバーを取り付けることで

    改善されることが多いです

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    00D

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    GELカバーを装着することで

    側面形状を一時的にB~Cへ

    後方形状をCに近づけることが出来ます

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    側面形状B~Cでは不満のあった

    衝撃吸収性能も改善されます

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    問題点としては3点

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    1:GELカバーが安定しない(ズレる)

    2:ペダリングが安定しない

    3:素材の変化と座面幅増加によって内もものスレが生じる

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    これらの問題点が気にならない

    短時間での使用であれば

    十分に効果のある選択肢だと考えています

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    次に

    前傾ポジションをそれほど必要としない

    ポタリング~ロングライド派のロードバイクの場合

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    BROOKSSELLE ANATOMICAなどの

    革サドル

    に交換する

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    革サドルは「育てるサドル」とも言われており

    繰り返し使用することで

    使用者の体格、骨格に合わせて

    最適な形状に変化していくという

    特性があります

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    SelleAnatomica_frontInfo01

    (上)いつかは使ってみたいSELLE ANATOMICA

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    特に変化しやすい箇所として

    坐骨との接点、サドル中央の凹みが挙げられますが

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    どちらもサドルが原因である痛みに

    大きく影響する箇所なだけに

    育て上げたサドルはその人にとって

    お金に換算できない価値を持ちます

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    私はBROOKS B17を育て上げた段階で

    サドルに重要なのはクッションの厚みより

    形状なんだと確信しました

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    BROOKSのサドルに関しては

    革以外の変形破損に関しては有償修理

    行うことが出来るため

    製品の耐用年数そのものが

    他のサドルに比べて圧倒的に長いのも

    特徴です

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    では

    なぜこれだけ素晴らしい特性のあるサドルの

    使用率がこんなにも低いのか

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    革サドルのデメリットは5

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    1:重い(500g OVER)

    2:サドルレールから座面までのスタックハイトが高い

    3:最適な形に変形するまでに1年以上の時間がかかる

    4:定期的なメンテナンスが必要

    5:鋲の部分が痛い

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    特に導入をためらう方の多くは

    [3]と[4]が気になっているようです

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    もしもこれから革サドルを導入するのであれば

    BROOKS B17シリーズ ¥14,600(+tax)

    SELLE ANATOMICA 各シリーズ ¥23,000~(+tax)

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    のいずれかがオススメです

    B17のBLKのみ在庫あります

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    軽さと見た目にこだわる方には

    なかなか受け入れてもらえないものですが

    多くの方に限りなく完璧に近い形状のサドルが

    手に入る可能性が極めて高い選択肢だと思います

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    競技志向の高い使用を

    している方へおすすめなのが

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    パーツ構成・ポジションの見直し

    です

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    「サドルの話じゃないんかい!」

    という声はごもっともですが

    第1回を振り返ると……

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    >>神経と血流を圧迫するから

    >>痛みが発生する

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    >>これは言い換えると

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    >>座るから尻が痛くなる

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    パーツ構成・ポジションの見直しとは

    言い換えると

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    手と足により多くの荷重分散をする

    ということになります

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    ポジションが原因でお尻が痛くなる場合

    原因はサドル……ということもありますが

    多くの場合は手と足で支える荷重の比率が極端に低い

    というのもまた事実

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    ポジションを変更する場合

    サドルの高さを劇的に変えることは出来ないはずなので

    基本的には

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    どれだけに荷重分散できるか

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    という考え方になります

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    一般的には競技志向が強くなればなるほど

    ハンドル位置は遠く」「低くしてく傾向がありますが……

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    この辺りの話題は

    身体的特徴や柔軟性など

    様々な要素が複雑に関係してくる内容ですので

    「BiORACER」などの

    フィッティングサービスの施工もご検討下さい

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    最後に自分のサドル遍歴

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    青字が合わなかった形状

    赤字がフィットする形状

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    2~3回ほど完成車に付いてきたサドルを使用

    ↓ ↓

    FIZI:K ARIONE R3 (形状:CAA)

    ↓ ↓

    ASTVTE SKYLINE VT TACA (形状:ABB)

    ↓ ↓

    BROOKS B17 (形状:AAA >> ABC)

    ↓ ↓

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    色々あって今は

    BROOKS CAMBIUM C13(形状:ABB)

    BROOKS SWIFT (育成中:AAA)

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    に落ち着きました

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    今回のコラムで参考になる点があれば

    どんどん試してみて下さい

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    少しでも早く

    サドル沼から抜け出せますように

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    ※当コラムにおける「ポジション」の内容はY’s Roadの提言するフィッティング基準ではなく

    ※「乗車中の痛みを取り除く」という点に限ったスタッフ個人の考え方になります

    ※より全体的・総合的なフィッティングをご希望の場合は各店にて実施しております

    ※「BiORACER」サービスをご利用下さい(一部店舗ではコロナの影響により実施を見合わせている店舗もございます)

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