【ワイズロードスタッフ試乗会】老舗イタリアンブランドDE ROSA新作は”ロードバイク”でした。
by: 上山翔

DE ROSA 838試乗

こんにちは入間店上山です。
発売から1年くらいたちましたDEROSA838。空気抵抗を何w削減が昨今多く言われる中、丸に近いフレームチューブが新作だと聞いて気になっていた1台です。
せっかくなのでブースにいたブランドの方とどんな車体かおしゃべりをし、確認するように乗ってきました。

ブースで聞いたこと

・スタンダードなフレーム設計とディスク化による低重心化
・走行時の安定性(直進、コーナリング)
・パーツの汎用性
・完成車、フレーム販売の仕様

こんなところです。
それでは掘り下げます。

スタンダードなフレーム設計とディスク化による低重心化

角パイプの線の細さや角の柔らかさはリムブレーキフレームに近いようにも思います。
これは古臭いという意味ではなく確立した形状を採用し設計の経験から設計師の思うような剛性感に仕上げることができるということ。

加えディスクブレーキ化はブレーキの位置をより地面に近く、リムの厚みをより薄くすることが可能になり低重心化が進みます。
低重心になることで乗っていてふらつきを低減させ走ることに集中できるようになります。

走行時の安定性(直進、コーナリング)

直進の安定性は前途してしまったのでここではコーナリングですが。
これが非常に安定感があり昨今のロードバイクを乗っていると一定以上コーナーで倒してしまうと切れ込むように曲がっていくピーキーなものもありますが838は初めて乗ったその日から自転車にお任せすることができます。

パーツの汎用性

ケーブルの内装はヘッドパーツより行うことでステムとハンドルは自由に変更が可能です。
ステム周りをよく変更する学生たちも交換時の出費を抑えられ親御さんも安心でしょう。

シートポストは丸形で汎用品が使用可能です。
汎用品ということは軽量なパーツを利用することも可能でサドル周りをより軽量化することが可能です。
車体の高い位置に重量物が来ると自転車を振るダンシングでタイミングをつかみずらかったりすることもあります。

完成車、フレーム販売の仕様

CAMPAGNOLO CHORUS完成車
BLU/WHT.G
¥638,000-

フレーム
BLK/RED.G、STEALTH MATTカラー
¥352,000-

感想

踏んで気持ちよく加速しコーナリングの安定性が高い。
低速から30km/hを超えても安定し操作している楽しみを感じられる1台でした。
尖った性能ではなく全体的にバランスが良く
「あぁこれが”ロードバイク”だなぁ」
と思わせる1台でした。

各社しのぎを削りより早くを突き詰めすぎた世界、結果生まれたのはプロ選手しか乗れないバイクが多い様にも感じます。
そんな専門性が高い乗り物の中で万人受けする誰が乗っても踏み心地が良く安定したハンドリング性能を持った”ロードバイク”が欲しい方におすすめなモデルとなります。