日本最大級のスポーツサイクル専門店!アウトレット集約店!
2024/11/17 10:13
皆さんこんにちは。
入間店の三塚です。
皆様、11/16㈯に味の素スタジアムで開催されたY’sロード主催の、スポーツバイクデモにはご参加いただけましたでしょうか?
ご参加いただいた方は普段は難しいハイエンドバイクの乗り比べが出来たのではないでしょうか?
また、ご参加いただけなかった方も、もしあればですが次の機会にご参加いただければと思います。
この様な大規模な試乗会が開催できたのは、ご協力してくださった各メーカーの皆様のおかげかと思いますので、この場をお借りしてお礼申し上げます。
また、運営に携わった皆様にもお礼申し上げます。
さて、実はY’sロードのスタッフは前日の11/15㈮に一足先に社内研修という事で試乗をさせて頂いておりました。
Y’sロードのスタッフもこのような機会が無ければ、なかなか乗れないような車体ばかり、、、
特に、店舗環境的に試乗が難しい入間店のスタッフとしては、この機会を逃す手はないという事で、参加して参りました!
今回、三塚が乗りたいと思っていた車体は本ブログで紹介する、ORBEAのORCA AEROになります。
なぜ乗りたかったかと申しますと、次の購入ロードの候補だからです笑
それでは、インプレッションをしていきたいと思います!
モデルとしてはORCA AERO M20i LTDでULTEGRAの2×12速電動変速を搭載したモデルですね。
定価は¥850,300-と中々の額がしますが、ワールドツアー参戦のチーム車体と同じOMXグレードと考えればお買い得では⁈
(プロチームでは形状が同じで300g軽量化されたプロトタイプも供給されたそうなので、完全に一緒とは言えないかもしれませんが。)
サイズは51サイズ(170cm前後)のフレームで、私の身長がおおよそ172cm、サドル高710mmでセットしてもらった状態です。
トップチューブがホリゾンタルでサドルの出しろがこれなら、見た目的にはちょうど良いサイズじゃないでしょうか?
フォークはエアロを意識しながら、ディスクブレーキの力を受け止められるようなマッシブなつくり。
そのフォークを受け止められるようにフロント三角のヘッドチューブとトップチューブ、ダウンチューブが合流する部分は太くなっていますね。
しかし、フォークから流れるように、太くなったヘッドチューブ周りから進行方向に薄く作られたダウンチューブに滑らかに繋がる流れが見えますね。
対して、トップチューブは同メーカーの軽量モデルORCAにも通ずる、平べったい形状。
ORCAほどではないにしろ、かなり薄めな印象でした。
リア三角はエアロモデルという事もあり、小さめで高剛性でしょう。
シートステーは角張っているチューブながらも、滑らかに接続することで、見た目と性能を両立させています。
また、接続部は地面と平行になるように設計されており、空力向上に寄与しています。
チェーンステーはかなり下げられていることで、低重心化かつ地面と平行にすることに寄る空力性能向上に寄与しています。
もちろん、ORCA AEROと言えばの専用ボトルとストレージボックスが取り付けられており、エアロ感満載です。
また、BB付近は乗る前からわかるかなり高い剛性感を感じさせる、しっかりとした作りですね。
ハンドルは同社のパーツブランドOQUOのエアロハンドル。
ハンドルもちゃんとカーボンハンドルです。
ステムとのクランプ部だけは真円になってしまう所を、樹脂のカバーで覆う事で一体型の様な見た目になっていますね。
ちなみに、VISIONのMETRON 5D等の本当の一体型ハンドルも対応できますよ。
ホイールも同社のパーツブランドOQUOのカーボンホイールRP45TEAM。
LTDグレードからスポークやハブを変更することで、コスパ良く仕上がったホイールです。
SapimのスポークにZIPPのハブなので、性能は間違いないでしょう。
今回の試乗の感触も後述しますが、このホイールの影響もありそうです。(もちろん良い意味でです。)
タイヤはvittoriaのCORSA PROの飴サイドで性癖にぶっ刺さりました。
この車体がそのまま欲しい、、、
さて、試乗していきましょう!
今回の試乗コースは、クリテリウムの様な短距離平坦仕様のコースレイアウトで、多少のアップダウンすらありません。
エアロロードの空力性能を試すには良いですが、コーナーでの減速後の立ち上がりが気になるところですね。
今回の試乗で最も気になっていたのがこの立ち上がり。
いわゆる、走り出しの重さですね。
実は、入間店にはORCA AEROの在庫車があるのですが、展示の際に持った時の印象は重量が結構あるなという印象でした。
実際に今回の試乗で車体をお借りした際も、心の中では(やっぱりずっしりしてるなー)っと思っていました。
こればかりは、エアロロードの宿命ともいえるかもしれませんが、オールラウンド系のバイクと比べてもフレーム重量がかさんでしまうのは致し方ないのです。
結果としては、想像を良い方に超えてくる素晴らしいバイクでした!
持った時の重さと、漕ぎ出しの軽さが全く別のバイクに乗っているかのような印象を持ってしまうほど、軽い立ち上がりと加速感でした。
フレームの剛性感が良いのはもちろんかもしれませんが、ホイールやタイヤの性能もかなり影響しているとは思うので、QUOCのホイールもかなり優秀かもしれません。
少なくとも、重量による立ち上がりの鈍さというのは感じませんでした。
これは、言わずもがなですね。
巡航がダメなエアロロードというのはエアロロードとは言えないと思うので、基本的にORCA AEROも問題なく巡航性能は高いです。
今回10台以上のロードバイクに試乗しましたが、三本の指に入る巡航のしやすさでした。
フレームの剛性の高さに起因しているのかもしれませんが、踏んだ分だけ速度が上がっていくような感覚を覚えるようなバイクですね。
数字的な話をすると50km/hで走行した時に、ORCA AEROは新型ORCAと比べて11W、前作のORCA AEROと比べると28Wも削減できるそうな、、、
新型ORCAもすごいような、、、
(今回は新型ORCAに乗れていないのです泣)
さて、コーナリング性能ですが、想像よりかなり良かったです。
エアロロードは巡航性能と引き換えにコーナリングが、、、という方もいますが、ORCA AEROはホイールベースを短めに設計することで、ハンドリングを向上させているためかコーナーの導入は入りやすかったです。
にもかかわらず、コーナー中の車体を倒している間の不安定感という物はなく、ホイールベースの短さに起因する不安定さは気になりませんでした。
そして、コーナー出口では立ち上がりの良さで、コーナーインからアウトまで不満は無かったですね。
巡航では、踏んだ分だけ速度が上がっていく感じと書きましたが、ダンシング時も同様でグングン加速させることが出来ました。
しかし、ただ固いフレームというわけではなく、うまくしなってそのしなりが推進力になるような感触でした。
巡航でも嫌な硬さというのは感じなかったので、そこらへんがフレームの剛性感で調整されているのでしょう。
個人的には今回試乗した中で、総合的に最も脚質に合っていると感じました。
今回は登りを試乗できていない為、オールラウンドに使っていきたいという場合の感覚はお伝え出来ませんが、平坦路をメインで走るという方には自信を持ってお勧めできる、エアロロードバイクです!
紺色の車体は三塚チョイスのMyOとなっております!
フレームの詳細や、カラーの詳細はこれらのブログも参照してみてください。
ORBEAと言えばのMyOなら、アップチャージなしで上記ブログの様なカスタムカラーが可能なので是非ご検討ください~
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