交換にちょっと注意が必要なSRAMのディスクブレーキパッドを換えました
by: サイトウ

いつもワイズロード入間店をご利用いただきありがとうございます。
バイクの全体メンテしたので走ってきました。全体のメンテは夏と冬を避けて快適な時期にやるようにしています。ただ1日で一気にやろうとしても終わらないので、少しずつバイクのメンテを行っていました。1年経過するので、消耗品の交換、ブレーキフルードの交換、普段は外さないパーツを外してのクリーニングとグリスアップなどです。特にディスクブレーキ周りはは消耗の進行具合を見落としがちで、気付いたら消耗が進んでいたりするので注意が必要です。
今回はディスクローターは大丈夫でしたが、ディスクブレーキパッドが減っていたので交換しました。自分が使っているのはSRAMで、ディスクブレーキパッドはバッキングプレート含め4mm→3mmに、ディスクローターは1.85mm→1.55mmになったら交換となります。

SRAMのディスクブレーキパッドの材質の種類

オーガニック《パッドの材質に様々な有機材料（非金属）を含む》

ORGANIC QUIET
静か、初期馴染みが出るまでが短い、初期制動力が高い
摩耗が早い、ウェット・マッドコンディションに弱い
制動音が静かなパッドが良い方へ

ORGANIC QUIET/LIGHT WEIGHT
静かで軽い、初期馴染みが出るまでが短い、初期制動力が高い
摩耗が早い、ウェット・マッドコンディションに弱い
軽いパッドを希望の方へ

ORGANIC POWERFUL
静か、初期馴染みが出るまでが短い、初期制動力が高い
摩耗が早い、ウェット・マッドコンディションに弱い
オーガニックタイプで強い制動力を求める方へ

シンタード《パッド材料の化合物内に金属片を含む》

SINTERED
高温下やウェットコンディションでもブレーキの効きが落ちづらい
音鳴りがしやすい、初期馴染みが出るまでが長い、初期制動力が低い
ウェット・マッドコンディション、ダウンヒル等ブレーキを酷使する方へ

SRAMのロード向けコンポに主に使われるディスクブレーキパッドのコンパウンドは主に上記の4つで、パッドのコンパウンドが変わる場合、ディスクローターを交換が推奨されています。下が公式HPの互換表。

SRAMのディスクブレーキは、馴染みが出る過程でブレーキパッドの薄い層がローターに転写され、この2つの表面の層の摩擦により強大な制動力が得られる、という仕組みです。ブレーキパッドのコンパウンドが変更となる場合、ディスクブレーキの性能を最大限発揮するために、ディスクローターの変更が推奨されています。
表を見る限りQUIETとLIGHT WEIGHTにしか互換が無いので、この組み合わせ以外にパッドを変更する場合はローターの交換が推奨されるようです。

交換を終えたら実走へ

標準で付いてくるのがQUIETだったので同じ物を選びました。

パッドは同じ材質ですが各パーツを外して戻しているので、乗車前に安全確認を行い走り出しは様子を見ながら。

 せっかくキレイにしたんだから洗車直後の写真を撮っておけば良かったんですが、すっかり忘れてて、途中で撮りました。

12月に入り目に映る景色も冬らしくなってきました。 関東の冬は晴れが続くので走りに行くにも予定が立てやすいですね。

1年分の汚れを落とし、また1年気持ちよく走れます！