日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート! 川崎で自転車をお探しならY's Road 川崎店
2022/05/29 23:57
乗るよりバイクをいじるのが大好き店長の奥平です。
夜な夜なクランクを回してニヤニヤしているのですが、せっかく高機能なチェーン周りにしても、高性能なチェーンオイルを使用しないとその効果は半減してしまいます。
そんな中、昨年気になるオイルが発売されました。
目次
価格¥5,500税込
高性能なベアリングやビッグプーリーなどの回転系部品をリリースしている、セラミックスピード社が販売しているチェーンオイルです。
ワックスと微量のオイル、摩擦調整剤がブレンドされており、2018年から前モデルが販売されていましたが、よりあらゆる面で使用できるように21年にモデルチェンジしました。
●前モデルUFO Dripよりも15%効率アップ
●ワット損失は2.27~3.25ワットの範囲内に収まる
※95RPM、250ワットの負荷状況下で5時間稼働させる実験。
●全天候対応
●全路(舗装、未舗装)面対応
●ドライ条件で300kmの耐久性
●最適温度帯:5℃〜35℃
●内容量:180ml(約35回分)
●値段が安くなった
●走るほど潤滑成分が最適化されて高効率化
●汚染環境でも高効率
●施工方法が簡単
チェーンオイルに求める性能のオンパレードですね。安くなったと書きましたが、前モデルが1万円近いモデルだったためで、通常のチェーンオイルに比べれば、高い部類になると思います。
通常のチェーンオイルを施工する手順でできます。超音波洗浄や、熱を加えるなどの特殊な浸透方法をする必要がありません。
通常の洗浄よりしっかりと洗浄していただいた方がより効果が高いと思います。
洗浄のやり方はこちら
↓
【動画】プロメカニックが本気の水なし洗浄!1000km洗っていないチェーン汚れは落ちるのか / FRAMEチャンネル
潤滑成分と浸透成分がしっかりと混ざるようによく振ってませ合わせます。
上側のチェーンにクランクをゆっくり逆回転させながら、一コマづつに塗っていきます。
1度目は8ml使用し、2度目は5ml使用して同じように塗布します。
面倒であれば、1回5mlでもいいようですが、より確実性を取るのであれば前者の方法となります。
塗った瞬間はびっくりするぐらいグレーです。
↓
最低8時間は乾燥させます。乾燥させると見た目にはほとんどもとに戻ります。
ちょっと粉を吹いたような感じとなります。
塗って乾いたばかりの時に手で回してもあまり軽く感じませんでした。
ちょっとがっかりしたのですが、このチェーンオイルは乗れば乗るほど潤滑成分が最適化されて軽くなるそうです。
実際に50kmほど走りましたが、10kmほど走ると軽くなったことを実感できるくらい軽く回るようになりました。
手で触ると、濡れてはいませんが、乾いたゴムの表面をなぞっているような感じがします。
そのせいかもしれませんが、明らかにチェーンとスプロケットの金属同士のこすれる音が小さく、変速ショックも少なく感じます。
個人的にはドライ系のチェーンオイルが好きです。理由は汚れが少ないから。ですが、ドライ系は耐久性が悪かったり、クッション性が少ないので、 すぐにキリキリ音が出たりしていました。
まだ50kmですが、このマイナス部分が少なく感じました。
今回走行した場所は、市街地20km、多摩川の河川敷30kmでした。砂埃がすごい場所もいくつかあり、車体はうっすらと白くなるくらいの走行状況でした。
今回のチェーンオイル施工前にクリーニングしましたが、スプロケットの汚れはたったこれだけです。
チェーンを指でこすってみました。びっくり。これしか汚れが付きませんでした。
これはかなりきれいだと思います。ウェット系では確実に真っ黒になっているはずです。
カタログスペックはもちろん凄いが、汚れの少なさ、駆動音の小ささ、駆動の軽さが確実に実感できました。
気になった方はぜひ使用してみてください。
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