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2022/07/15 20:00
UCIの規定が変更されたことにより、フレームの形状に大幅なアップデートがなされました。
今回は2022/2023モデルをすでに公開している
[TREK MADONE]
と
[SCOTT FOIL RC]
にフォーカスして何がどう変わったかをご説明します。
今回の規定変更は革命的な変化をもたらしており乗せ換えをご検討のお客様必見です!!
初めてISOFLOWを見た時は度肝を抜かれましたね。
大胆な機構の追加は大幅な空力効果を生み出し、より少ないワットで高速巡行が可能になっています。
この特徴的なシートポストはもちろんUCIルールに準拠しています。
2021年に改訂されたUCIルールの中には
「シートポストは緑色の線上に付ける事」
というルールに変更されました。
(元々はシートチューブ上に有る必要がありました)
今回のポイントは
「シートポストはシートチューブから独立しても良い」
という所にあります。
これによりデザインは勿論設計に大幅な変化がもたらされました。
今回それに先駆けて発表していたのがTREK,SCOTTでしたね。
では変化の詳細を調べてみましょう。
この機構の登場により45km/hで巡行する為に必要なワットが19w低減され、非常にエアロな性能を手に入れました。
また、この形状にしたことで
300gもの軽量化
を果たし、ライドをさらに数段階上のレベルに引き上げてくれることでしょう。
何故あの穴が重要かというと実は空力の効果で重要になるのが
サドル後ろのエリア一帯
だからです。
前方からの風を上手く後方に受け流す為にあの穴は重要な役割を果たしています。
さて、ここからは余談なのですが45km/hという値はライドの際にかかる抵抗の中で
空気抵抗の占める割合が非常に大きくなるスピードです。
自転車にかかる抵抗と言っても
「空気抵抗」
「摩擦抵抗」
など多岐に渡ります。
この内訳はおよそ40km/hで空気抵抗が全体の抵抗のうち90%ほどを占めるのですが、30km/hともなるとチェーンの摩擦や地面との摩擦による抵抗の占める割合が多くなってしまい(およそ20%)
結果としてエアロだけでない
余計なノイズの混ざった
不適切なデータが得られてしまいます。
ですので45km/hという数字は
出来るだけ純粋な空気抵抗に対する効果
を調べるために使われます。
普通は45km/hで1時間も漕げないですよね(笑)
このシートポストの形状は同メーカーのTTバイク「PLASMA」にも見られますね。
この形状にする事で、エアロ効果は21%向上し、さらに9%の軽量化にも成功しました。
シートがほとんど垂直になっているのは、これまでにはトライアスロンバイクでしか見られなかった構造なので、かなり大胆なアップデートですね。
新規定になったことでフレームの自由度が大幅に上がり、結果として軽量化にもつながっています。
また、形状を変えた事によりライディング時の快適性も向上。
長丁場になるトライアスロンバイクに形状が似ていることからも快適性があがること請け合いです。
エアロ性能も申し分なし。
前モデルで40km/h巡行に必要だった出力で漕げば
1分18秒早く40km漕ぎきる事が可能となりました。
両社ともハンドルの大幅な改革もあったのですが、長くなってしまうので今回はフレームの話に止めておきます。
さて、これだけ長々と書きましたが
「新モデルはエアロ効果が段違いに上がっているのでフレームを変えるなら今!!!」
となります。
今回の規定の変更で他メーカーも続々と新たな形状のフレームを公開するでしょう。
今後が非常に楽しみですね。
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