2,026

【コラム】クリンチャータイヤの最強を考える
by: Nagao

多くのブランドが日夜粋を結集して開発するタイヤ。
今回紹介するのは以下の5ブランド。
Continental 
PIRELLI
Panaracer
Vittoria
IRC

どのブランドにも他にはない強みがありますので
次のタイヤを選ぶ際の参考になればと思います。

今回はこの5ブランドで見た時一番優れていると感じたポイントを
端的にまとめてご紹介します。
ですので紹介としてはかなりあっさりとしておりますがご了承下さい。
最後の決め手は?と聞かれた時の結論を集めたようなブログとなっています。

総合性能に関しては言うまでも無くどれも高水準ですので
どれかを否定する意図はございません。

 

Continental GP5000 :最強の直線力

CONTINENTAL ( コンチネンタル ) クリンチャー Grand Prix 5000 CL ( グランプリ 5000 クリンチャー ) Black 700x25C ( 25-622 )

多くのスタッフが絶賛するGP5000。
競技的に見た時に最も秀でていると感じた点は
「直線のロスが圧倒的に少ない」ことです。

路面状況にもよりますがレース等をする路面であれば
間違いなく最強クラスのロスの少なさを誇ります。

トップスピードまで持って行ってしまえばあとはこっちのもの。
ゴールスプリントに苦手意識が・・・
立ち上がりがちょっと・・・
というお客様に最適だと感じます。

 

PIRELLI P ZERO: 圧倒的高水準and立ち上がりの強さ

PIRELLI ( ピレリ ) クリンチャー P ZERO RACE ( Pゼロレース )  レッド 700X26C

どうしてもお値段の高さが気になってしまいますがその性能は紛れも無く本物。
どのようなコースであっても最高のパフォーマンスを引き出してくれます。
そんなPIRELLIですが個人的に思う決め手のポイントはその加速力にあります。

PIRELLIは0からMAXまでの180度ターンなどに対して無類の強さを誇ります。
勝利の為に妥協したくない、そんなお客様に寄り添うあらゆる面で最強のタイヤです。

Panaracer AGILEST: これ以上なく刺さるメタ性能

 PANARACER ( パナレーサー ) タイヤ AGILEST TLR ( アジリスト チューブレスレディ ) ブラック/ブラック 700X25C

高騰する他のタイヤに対し6000円台で購入できるリーズナブルなフラッグシップモデル。
では他のタイヤに劣るかというと全くそんなことは無く、
用途ごとにタイヤが振り分けられており

例えばAGILEST LIGHTは
ヒルクライムのスペシャリストで驚異的な軽さ(25cで170g) を誇ります。

各AGILESTタイヤの得意分野としている部分が
生かされるレースであれば150点の活躍をしてくれるでしょう。
目標としているコースの特性がはっきりしている時に役立つのがこちらのタイヤです。

Vittoria CORSA N.EXT:圧倒的耐久性と使いまわしの良さ

VITTORIA ( ビットリア ) クリンチャー CORSA NEXT G2.0 ( コルサ ネクスト G2.0 ) ブラック 700X24 ( 24-622 )

このタイヤの明確なポイントはその耐久性と取り回しの良さにあります。
3層のレイヤー構造を用いる事でクリンチャータイヤの懸念である
リム打ちパンクなどに対して強く出ることが出来ます。

また、タイヤ部分に凹面があるので性能劣化の原因である
すり減りが非常に見やすい事もポイントの一つです。
肝心なレースに出る時実はパフォーマンスが下がっていた・・・
といった事態を未然に防ぐことが出来ます。

IRC ASPITE PRO:ホイールを選ばない高水準タイヤ

IRC ( アイアールシー ) クリンチャータイヤ ASPITE PRO RBCC ( アスピーテ プロ アールビーシーシー )  ブラック 700X28C

近年のホイールは軽量化のためフックレスが主流となってきましたがそれは同時に
「タイヤの多様性の否定」を意味してきました。
つまり導入、維持が大変なチューブレスタイヤのみとなってしまいます。

しかしIRC ASPITE PROは近年のフックレスにも対応。
好きなブランドのホイールに付けられる点で
圧倒的なアドバンテージを誇ります。

こうして無理やり付けられるようにすると性能がどうなのか、という点もバッチリ。
チューブレスのパイオニアとして名高いFORMULA PROに迫る性能を誇ります。
最近のホイールも使いたいときに選択肢に出来るタイヤです。

 

さいごに

今回は各ブランドのフラッグシップモデルタイヤについてご紹介しました。
あくまで最後の決め手は?と聞かれた時のポイントになりますので
こうだから他はダメ、と言う訳ではないことをご理解頂ければと存じます。

タイヤ選びの一助になれば幸いです。

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