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2023/09/17 00:04
完成車を買うなら105がついている車体を選べと巷では言われてきましたが、ついに発表された105の2×12速機械式バージョンのR7100。
電動の105が約23万、そして今までの2×11速機械式R7000 105が12万だったのでどのような進化をしたのか、105の2×12速機械式がついた完成車が入荷しましたので、実際に解説してみたいと思います。
目次
どのような人に合うかというと、今までの2×11速機械式R7000 105と同じ本格的なレースや長距離ライドをしたいと思っている人に向けての本格的なコンポーネントになっていると思います。また、値段も約14万円となっており、グレードアップ分の値上げに抑えられている印象です。もちろんシマノならではの確実な変速性能に磨きをかけた105に必要とされるコンポーネントとなっています。
また、ワイドなギアレシオは走るところを選ばずにライドをサポートしてくれます。
完成車の価格も、電動ギアの12速を搭載した車体は値段が高すぎると感じていた方にも、機械式12速の車体であれば約25万からとなるので選びやすくなっています。
性能は年を追うごとに進化するものですが、機械式ギアが12速へと変化し、ユーザーにどのようなメリットがあるのか、その内容を見ていきましょう。
一言で言うと電動モデルをそのまま機械式に置き換えて、11速モデルから正常進化したモデルと言えます。
重いととるか、それほど変わらないととるか、人により感じ方が違うので難しいところですが、私個人としては誤差の範囲だと思います。
12速機械式105 R7000 2920g
12速電動式105 R7100 2842g(マイナス78g)
11速機械式105 R7000 2826g(マイナス94g)
12速電動との差はモーターと機械式の仕組みの差。
11速との差はギア一枚の重さと強度アップされたクランクの差。
となっています。ですので、理由のはっきりとした重量差ですので、気にする必要はないとでしょう。
DISC仕様のみ。リムブレーキ版の発売は現在ありません。
そのため、リムブレーキで機械式変速を使用して12速化する手段は現在のところありません。
電動105とクランク、チェーン、ブレーキキャリパーは共通。
電動105と共通部品で、新型DURA-ACEと新型ULTEGRAと同じように、パットの隙間が10%拡大
走っている時の擦れ音がしにくくなったこのアップグレードは嬉しいですね。
フード形状は前モデルの11速DISCとほぼ同じ。レバー形状が変わっています。
11速時代にあった、ノーマルレバーと、ショートリーチレバーとの中間的な形になっています。
形状は前モデルと似ていますが、パンタグラフの形状が見直されており、11速の機械式アルテグラやデュラエースのようなしっかりとした変速となっています。
電動モデルと同じく、今までのようにスプロケに合わせたアームの種類はなく、1種類で対応するようになっています。
旧モデルと比べると非常に長いケージとなっており、ロー側36Tのワイドギアに対応するためにこの形状となっています。最小ローギアが34Tなので、完全にワイドギア専用となっています。
電動105と共通部品で、上位グレードと似た角ばった形状となり、個人的には高級感を感じます。
チェーンリングのバリエーションは、50-34Tと52-36Tの2種類。長さは160〜175mmまでで、172.5mmもラインアップされます。
こちらも電動と共通部品です。新型105はコスト面から上位モデルの変速性能の要機構のハイパーグライド+(トップ側への変速性能の向上機構)の採用は見送られましたが、これまで通りの12速変速用に改良されたハイパーグライドを採用し、シマノらしい変速性能になっています。ラインアップは11-34Tと11-36Tの2種類 。
36Tとは今までロードギアにはなく、上位グレードとのかなり大きな差ですが、これは、目指している速度域が上位2種類はレースで、新型105はホビーラーダー、ツーリング用という位置付だからこれだけワイドギアになっているのだと思います。
11s現行のまま12sに対応するので、買い換える必要がありません。
ただし新型DURA-ACEホイールに使用されているフリーボディーは12s専用なので新型105は使用可能ですが、11sスプロケットは使用不可です。
価格別に並べてみると見えてくるものがあります。電動コンポと機械式コンポに大きな価格差があるのがわかるのと、11速の105とアルテグラのちょうど中間に新型12速105が位置しています。
現行のシマノDISCブレーキコンポのラインナップを一覧にならべてみました。
機械式11速アルテグラと機械式11速105との間に位置する価格になっています。
機械式の最高グレードとして十分な性能を考えると非常に買いやすい価格に抑えられていると感じます。
DISCコンポグレード | 型式 | 駆動方式 | 段数 | 価格概算 |
デュラエース-Di2 | R9200 | 電動 | 12X2 | 524,000円 |
アルテグラ-Di2 | R8100 | 電動 | 12X2 | 317,000円 |
105-Di2 | R7100 | 電動 | 12X2 | 228,000円 |
アルテグラ(終売) | R8000 | 機械 | 11X2 | 170,000円 |
105(NEW) | R7100 | 機械 | 12X2 | 137,000円 |
105(終売) | R7000 | 機械 | 11X2 | 120,000円 |
TIAGRA | 4700 | 機械 | 10X2 | 110,000円 |
24年8月時点価格
もちろん、電動以外の部分のほとんどは12速の上位モデルと互換性があるので、クランクや、ブレーキキャリパー、ローターを上位グレードと混ぜて使用することもできます。
12速 | 11 | -12 | -13 | -14 | -15 | -17 | -19 | -21 | -24 | -27 | -30 | -34 |
11速 | 11 | -13 | -15 | -17 | -19 | -21 | -23 | -25 | -27 | -30 | -34 |
同じギア比で比べるとよくわかります。
12速ギアの方が重ためのギアが1段づつ変わっており、足の調子に合わせやすくなっており、ワイドなギアでありつつ使いやすさを考慮されています。
先週入荷してきたこちらを組み立ててみました。
段数が増えたため、変速のスムーズさが上がっており、レバーの引きも軽く感じました。
フロント変速も新しい剛性の上がったクランクと改良されたFDのおかげか、スムーズさが上がっているように感じました。
レバー形状は個人的には12速電動の新型レバーより、指がかけやすくなっていて握りやすいと思います。手の小さい人も握りやすいのではないかと思います。
すでに11速のギアを使用している方は、12速機械式へと載せ替えをするまでの大きな恩恵はないと思いますが、現在、10速以下のギアからのグレードアップや、価格を抑えてフレームからの組み上げを考えている方にはすごくいいコンポに仕上がっていると思います。機械式ギアの最新版にふさわしい最高の変速性能を持ったコンポーネントです。
搭載モデルも今後増えてきますので注目です。
合わせて11速105ギアを搭載した完成車が一部お買い得にもなっていますので、合わせてチェックしてください。
※最近の最上位グレードのフレームは電動専用のフレームも多くあるので、フレームから組み上げる際には機械式に対応しているか確認が必要です。
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