【CIPOLLINI】「BOND EVO」最速インプレッション試乗車完成
by: 奥平総帆

2013年のデビューから、ジロデイタリアの活躍などを経てBONDはBOND2へそしてフルワイヤー内装のBOND EVOへと進化しました。
マリオの求めるパワー伝達性としなりを生かした乗り心地を融合させたオールラウンドなイタリアンカーボンロードです。

1 CIPOLLINI BOND EVO

CIPOLLINI BOND EVO

BOND2は走りの良さと乗り心地の良さの融合

あらゆるサイクリストをあらゆるシーンで満足させる走行性能を秘めた軽量オールラウンドレーシングバイク。
様々な脚質のライダーが満足できる性能です。

スペック

製品名：BOND EVO
BB：BB86 PRESSFIT 41X 86,5 MM
ヘッドセット： 1 1/2″ 1 1/2″(DCR/ACR対応)
変速方式：電動ギア専用
SEATPOST：オフセット15mm; （オプション：オフセット0mm）
ブレーキシステム：リムブレーキ DISCブレーキ
フレーム重量：リムブレーキ990g、ディスクブレーキ1020 g
フォーク重量：リムブレーキ380g、ディスクブレーキ400 g
最大タイヤ：28 MM（実測値）
受注生産６ヶ月

フレームセット価格

フレームセット

税込￥658,900
※フレーム、フロントフォーク、専用シートピラー、フレーム小物(DCR)を含むセット価格
※DISCブレーキ、リムブレーキのどちらかを選ぶことができます。

DISCブレーキフレームセット+ DEDA ALANERAハンドル

税込¥800,800
※フレーム、フロントフォーク、専用シートピラー、フレーム小物(DCR)を含むセット価格
※DEDA ALANERAステムハンドル一体型サイズ
ハンドル/ステムサイズ：XS90/400 S100/420 M110/420 L120/420 XL130/440

ハンドルまわり

強化されたヘッドチューブはCIPOLLINI 全モデルに共通する安定したハンドリングと巡行性が特徴。高速巡航するとその良さを体感すすることができます。
EVOにモデルチェンジし、ワイヤー周りがフル内装となりました。
DEDA DCR、FSA ACRに対応しております。

TMCテクノロジー

各サイズに採用したカーボンチューブは、サイズに合わせてそれぞれ専用設計されたモノコックフレームでつなぎ目のない軽量で強度のあるフレームで、全サイズ、同じフィーリングとなるようにサイズごとに専用のチュービングを追及した。

フレーム

高弾性T800カーボン、モノコック、1k仕上げ。

長距離高速巡航用ジオメトリ

より快適なライディングポジションのための専用設計リーチとスタック。

シートステーに設けられたクロスボウファンクションによる振動吸収性。

パワー伝達性

より効果的な動力伝達のためのダウンチューブ〜BB＆チェーンステーセクション。

付属品

DEDAのDCRヘッドパーツのトップカバーにわざわざ「CIPOLLINI」ロゴが入っています。

ELITEの ROCKO「CIPOLLINI」ロゴ入りボトルが２個付属しています。
ROCKOケージは、インジェクテッド・カーボン製で、軽さと強度を両立しています。
横抜きができる形状で使いやすいです。
よくわからないボトルケーズジではなく、１個5000円近くするちゃんとしたイタリアンブランドと組んでのダブルネームは嬉しいです。

インプレッション

私担当の奥平は普段MCMに乗っております。MCMはBONDと同じようなオールラウンドコンセプトに、フルサイズ＆カラーオーダーが可能なモデルです。
また、前回乗ったRB1K THE ONE はそれとは対照的な全くしならずパワー伝達性に全振りした車体でした。
一番の違いを一言で言うならば「しなり」の差です。

RB1K the ONEはBB周りやハンドルまわりに塊感を感じるバイクで、ペダリングパワーをロスなく駆動に伝え高速走行を可能にしているバイクと感じています。
かたや今回紹介したBOND EVOは、フレームをしならせることで振動吸収と路面追従を行うことで安定して高速走行が得意なバイクと感じました。またしなりを生かしているためか、手や腰に感じる地面からの振動をうまく打ち消してくれて、スムーズに進む感じでした。
それぞれ、アプローチの仕方が違うので乗った時に好き嫌いがそれぞれはっきり出ると思います。
CIPOLLINIのコンセプトであるパワー伝達性をもったまま、ロングライド時にマイナスになる振動をうまくいなしてくれるレーシングバイクということを再認識しました。