1989年に誕生した初の量産型カーボンロード「C35」から今回紹介するモデルの「C64」、そして22年に発表された「C68」まで、8台の本流フラッグシップモデルと4台の派生モデルが存在します。これらのバイクから30年の技術革新の変遷を見ることができる一方、コルナゴが今に継承し続ける大事なもの、理念を感じることができる伝統のモデルです。
C64
Cの称号を纏ったフラッグシップモデル「C64」は、モノコックフレーム全盛の今日において、頑なにラグフレーム製法というコルナゴの伝統を継承しています。その歴史は1989年に誕生した初の量産型カーボンロード「C35」まで遡ります。今や大量生産が当たり前になった現在のモノづくりにおいて一見無用の長物のようですが、多くのイタリア職人たちによるクラフトマンシップをフレームに宿すことこそMADE IN ITALYたる所以です。
前作のC60からマッシブなディティールへと様変わりしながらも200gシェイプアップを実現。スターシェイプといわれる星形のパイプに、パマペイント社の艶やかに彩るペイントで無機質なフレームに「造形美」を加え、他社と一線を画す圧倒的な存在感を誇示しています。至高のモデルは万人受けするために作られたものではなく、数々の難関をクリアしてきた勝者に相応しいものとしてあり続けています。
COLNAGO伝統のラグドカーボン製法を継続しながら、前作のC60よりフレームセットで200gの軽量化。フレーム重量は900g(500s/未塗装)でC68の発表以前の最軽量モデルでした。
ダウンチューブのシェイプアップ、シートチューブとシートラグのワンピース構造化をし、ヒドゥン・インテグレ―ティド・シートクランプを採用しました。またシートチューブとドロップアウトエンドとの一体化など、細部にわたり軽量化にこだわった100%ハンドメイドのMADE IN ITALY製品です。
空力性能と振動吸収性の向上
フレームにカムテール形状を採用することで空力性能をアップしています。
さらにダウンチューブ中間部にボトルゲージを収納するための窪みを形成。これによりC64はトラディショナルなフレームに比べ、空力抵抗が大きく減少しました。
ヘッドセットは、CONCEPTのヘッドセット構造をヒントに開発され、特殊ポリマーとカーボン、ナイロン樹脂エラストマーを融合させた特殊高分子化合物から作られています。これにより路面からの振動を吸収でき、快適性を向上させながらハンドリング性能を向上させました。
フロントフォーク
フォークは設計をC64用に一新されてます。ブレード上部にエクスターナルリブを備えることで走行時の快適性を高め、横剛性を強化し、ライドクオリティーを追求しました。また、コラム内にはインターナルリブを備え、トップキャップからボルトを直接受ける構造によりプレッシャープラグが不要です。フォーク重量はC60に比べ40g軽量化され355g(未塗装)です。
リムブレーキフレームは前後ダイレクトマウントブレーキを採用し、フォークとタイヤに十分なクリアランスを設けるためにフォーク長を5mm延長しています。それにより28mmタイヤの装着も可能となりました。
電動ギア
ギア1つ前のR8000系2×11速のアルテグラ電動ギアですが、性能は十分です。そのスムーズな変速は病みつきになります。
ホイール DT Swiss ARC 1100 DICUT
空力性能、回転性能、剛性ともに非常にバランスの高いカーボンホイール。DISC全盛期となり、いいカーボンリムブレーキが少なくなってきていますが、最高峰の1つを採用しています。
こちらは元、メーカー試乗ホイールでしたが、使用感の少ないかなりの良品です。
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ハンドル周り
専用のエアロハンドルと専用ステムを採用。
ブレーキワイヤーはリムブレーキモデルなので外装されていますが、左右がきれいになるようセッティングしました。
電動ワイヤーも熱収縮チューブですっきりと取付です。
サドル
コルナゴのクローバーマークの入ったPROLOGOサドル採用。
即納可能
こちらの車体は整備済みとなります
※店内状況により即納できない場合がございます。即納ご希望のお客様は、あらかじめスタッフまでお声がけください。
最上位フレーム車体なので、
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