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【DAHON徹底解説】VISC EVO(ヴィスク エヴォ)
by: 加瀬

DAHONの車体はパッと見似たようなものが多く違いが分かりづらいのでそれぞれのモデルの特徴や良いところをご紹介していきたいと思います。
今回ご紹介するモデルはVISC EVO(ヴィスク エヴォ)です!

DAHON VISC EVO

カラーバリエーション

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カラー:マットブラック

 

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スカイグレー

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マンゴーオレンジ

 

スペック

Weight 10.9kg
Wheel Size 20inch(ETRTO 451)
Transmission 20 Speed
Folding Size (cm) W82 × H65 × D39
Saddle to Pedal (mm) 700~950
Frame Dalloy Sonus Aluminum, Re-Bar & Vice Grip technology
Fork Dahon Slip Stream aluminum fork
Handlepost / Stem Radius onepiece, rightside folding, 300mm/8°
Seatpost Dahon Super Light aluminum, 33.9x580mm
Brakes Promax RC482
Brake Levers Tektro 289A
Wheel / F Dahon Comp 451, 20H, OLD:74mm
Wheel / R Dahon Comp 451, 28H, OLD:130mm
Tires Kenda Kriterium, 20×1-1/8, F/V
Crankset Cold forged alloy, 53x39T
Derailleur / F Shimano Tiagra, FD-4700
Derailleur / R Shimano Tiagra, RD-4700
Shifter Shimano Tiagra, SL-4700
Cassette Shimano CS-HG500, 11-25T
Pedals Folding alloy body
Kickstand Aluminum
Others Base for Landing Gear

 

 

VISC EVOってどんなモデル?

DAHONフラットバー最高峰モデル!

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2012年発売のVISC P18の進化版です!

 

注目ポイント1:フレーム素材が軽量アルミ

VISCはDAHONオリジナルのDalloy Sonus Aluminumという軽量なアルミ素材を採用しています。
DAHONのフレームの中で一番使われている素材となります。

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日本のホームページには詳細な内容がなくなってしまっていますが、DAHON Europeに詳細が有りました。
以下DAHON Europe Frame Materialsから引用

ALUMINUM

Patented Dalloy Aluminum offers 20% more frame strength than those made of 6061 aluminum.

Double-butted Dalloy tubes are thicker at the ends – where welding takes place and stress is highest – but thinner toward the center to minimize weight.

詳しい組成等はわかりませんが、従来自転車フレームによく使われている6061アルミよりも20%強度が高く
軽量化の為にダブルバテッド(部位に応じて厚みを変える)加工をしているそうです。

注目ポイント2:剛性感が高くなるRe-Bar Technology

DAHONの看板技術の折りたたみヒンジのDFS(Dahon Folding System)Technologyを
更に高剛性に進化させたRe-Bar TechnologyがVISC EVOには採用されています。

通常のDFSはこのようにヒンジ部が一つのレバーのみで固定されているのに対して

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Re-BarTechnologyは下の写真のようにヒンジの上にもう一つ継ぎ手が増えています。

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上下2箇所に接合部を増やすことによってよじれる力に対して強いフレームになっています。
他のDFSのみ採用のDAHONと比べるとダンシング(立ち漕ぎで車体を左右に振る乗り方)時にたわみが少なく
より剛性感が高くなっていて、漕いだ力が逃げずにしっかりと推進力に変わります。

DFS同様、工具を使う事なく折りたたみが可能なので素早い折りたたみ展開が可能です。
フレームのヒンジだけでなく、ハンドルポストもネジを緩めたりすること無くレバーひとつ操作するだけで

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簡単に折りたたみが出来てしまいます。

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外したり、回したりの手間がないのはかなり楽です。
他メーカのネジを緩めたりする車体も所有していましたが折りたたみの簡単さはDAHONが一番です
この技術を30年前に発明したDAHONはすごいなぁと関心しちゃいます。

丈夫で壊れにくい構造にはなっていますが、いざヒンジ部のパーツが壊れてしまった時にも

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交換パーツが用意されているので交換しながら長く乗れるのもDAHONの良いところです。

ハンドルポスト側の部品交換が気になる方は過去記事も見てみて下さい!

【DAHON】ステム内プラスチックパーツの交換方法【お豆腐の替え方】

注目ポイント3:ロードバイク用コンポーネント採用

DAHON VISC EVOには折りたたみ自転車としては珍しいロードバイク用パーツ”Tiagra”を採用しています!

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後ろ側変速は10段変速、細かく変速が出来るのでロングライドに使うのにも最適です

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ロードバイク等と同様に前側変速も搭載!

上り坂でもう少し軽いギアを選択したいというよくある悩みを解決してくれる一台です!

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手元変速もSHIMANO純正Tiagraです

軽い変速感、シフトミスも起こりづらいのでストレスを感じることは少ないです。

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当然ブレーキもロードバイクと同様のキャリパーブレーキが付いています。

 

注目ポイント4:走りがよりスポーティになった451ホイール

もともとのVISC P18等のオリジナルモデルはホイールサイズが20インチでも少し小さめの406を採用していましたが、VISC EVOはよりスポーティーな走行が出来るように同じ20インチでも少し大きな451サイズのホイールが採用されています。

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ホイール径が少し大きくなったことで走行時の減速感が少なくなり、走破性が高くなっています。
標準のタイヤはDAHONオリジナルのスリックタイヤが装着されています。

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標準のタイヤでも走りは軽めですが、451サイズはオンロード向けタイヤも何種類か選べるのでより良いタイヤにアップグレードしても良いと思います。

注目ポイント5:標準でも「わかってる」パーツ構成

VISC EVOのシートポストは標準でAluminum Lightweight Seatpostという軽量モデルになってます。

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別で買うと¥9,350(税込)するのでかなり嬉しい装備品ではないでしょうか?
DAHONはシートポストが長いので軽い物がついてくるのは本当に嬉しいですね。

グリップは標準で幅広のエルゴノミック形状となっています。

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フラットハンドルは手が痛くなりやすいという欠点を補ってくれる良いグリップです。

注目ポイント6:意外と拡張性の高いフレーム

折りたたみ自転車だと意外と付いてないことも有るボトルケージ台座、DAHONには標準で有ります。

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サイクリング中は手軽に水分補給したいので台座が標準でついているのは助かります。ただこの台座フレーム前方についているので使うボトルケージやボトルによってはハンドルポストにつっかえてしまいますので注意が必要です。

これらとは別にノーマルなダボ穴も開いています。

  IMG20240605130211

泥除けやキャリアを取り付けることが出来るネジ穴をダボ穴と言います。

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シートステー(後ろフレーム斜めのパイプ)の上側のダボ穴はブレーキワイヤーに近い位置に設けられているのでDAHON純正のキャリアは標準では対応していない事に注意が必要です。

カスタムして乗ると更に良い自転車になります!

標準でも大変性能の良い折りたたみ自転車ですが、色々なパーツを交換してカスタムするとより走行性能や快適性が高まります!

グリップを交換してみる

標準のグリップはすでにエルゴ形状なので握りやすくはあるのですが、

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 さらに良いグリップを付けることによって快適性や性能アップが見込めます!

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オススメは断然ERGONです。お値段は少々張りますが握り心地も耐久性もトップクラスです!

横にバーエンドバーがついているタイプは上り坂や長距離サイクリング時の握り替えに良いです。

ERGON ( エルゴン ) GP3 ロング/ロング ブラック/グレー S

バーエンドバーが有ると折りたたみ時の干渉が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、VISC EVOはハンドルが車体の外側に折れるタイプなのでフォークやホイール等に干渉しにくくなってます。

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ブレーキを交換してみる

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ブレーキは標準ではSHIMANOパーツでは無いので

お好みに応じてSHIMANOブレーキに変更すると更に効きや操作感をUPさせることが出来ます!

 

車体ご注文と同時にブレーキの付替えをご依頼頂ければ追加工賃無しでお取り付け可能です。

まとめ

VISC EVOは走行性も高く、まさに折り畳めるフラットバーロードバイクです!

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折りたたんで輪行を楽しむのはもちろんの事、長距離サイクリングも楽しい車体で
ロードなどお持ちの方へのセカンドバイクとしてもオススメです。

ぜひDAHONでサイクリングを楽しんで下さい!

選び方に迷ったら選び方ブログもあります!

色々なDAHONどれを選んでいいかわからない方は選び方ブログも見て下さい!

 

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