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【ピナレロ通信】チタン3Dプリントで作られたRDハンガー入荷しました
by: 奥平総帆

日々チェックしている新製品情報を眺めていて、目に止まったすごい商品を取り寄せましたのでご紹介します。

小さな改善の積み重ねがパフォーマンスの底上げをする。いわゆる「マージナルゲイン」を標榜するSILCAは、自転車の小さなパーツではあるけれど、大きな可能性を秘めているパーツに着目しましたそうです。
それはディレイラー・ハンガーでした。

PINARELLO用 SILCA Hi-Tech 3DPRINTER Ti Derailleur Hanger

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 ピナレロルーム用にサンプル品を取り寄せました。ピナレロルームに展示中です。
入荷したのはノーマルハンガーと、シマノダイレクトマウント用です。

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SILCAのディレイラー・ハンガー

その特徴は3Dプリント技術を採用したチタン製であること。
コンピュータマウントで得た3Dプリントの製造経験と技術をつぎ込み、彼らは軽量性、剛性、そしてフレーム保護を高いレベルで達成したディレイラー・ハンガーを生み出しました。
現代の電子/電動式のシフトは速さだけでなく、瞬間的に駆動パーツにかかる力も相当なものです。悪い例を挙げると、低品質のアルミプレートで作られたリアディレイラーハンガーは、シフト中に最悪で4度瞬間的に曲がることもあり、これによりシフトの精度が悪化。結果として変速が遅くなることもあります。

 

安全性

SILCAのディレイラー・ハンガーは最新のAI生成で高度な3Dモデリングを行い、その構造に破断ノッチが設けられています。このため落車などでフレームが衝撃を受けた場合、ハンガーのノッチがカーボンフレームより先に破断するため、フレームを保護できる可能性が高くなります。 

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軽量性と高剛性の両立

軽量性と剛性でいえば、SILCAのチタン製ハンガーは、アルミ製のハンガーよりも 2~7倍剛性が高く、モデルによっては 2~6グラム軽量です。また、ダイレクトマウント用はアセンブリからのダイレクトマウントリンクを無くすことで、8~12倍の剛性と4~10グラムの軽量化を実現します。

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レース現場での実績

 最後に、これはあまり知られていないことですが、SILCAの3Dプリントハンガーは、すでにワールドツアーレベルの実戦に投入済みです。2023 年のツール・ド・フランスの2つのステージで勝利を収め、集団落車に遭ってもディレイラーの位置合わせに大きな狂いが生じなかったとのこと。ディレイラー・ハンガーに純正品と並ぶ、信頼性の高いニューアイテムが選択肢に加わりました。

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