日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート! 川崎で自転車をお探しならY's Road 川崎店
2024/09/14 00:06
申し訳ございません。実は私、パワーメーターをつけていますがあまり活用できていませんでした。立場上、当然使用方法などは分かっていますが、自分ごととして活用できていませんでした。
いろんなブログや文献などでパワーメーターの活用方法が書いてありますが、たくさんの専門用語、数値が並び理解できている方は一握りではないでしょうか。
パワーメーターを持っているけれど「使えていない」方や、これから買おうと興味あるけれど「使いこなせるか心配」そんな方に私がオススメするちょうどいい機材と活用方法をご紹介できればと思います。
目次
ワイズロード 川崎店はGARMINステーションとして各種商品の扱いから、ペダリング講習会を定期的に行なっています。
その講習会の中であらゆる講師がオススメしているのがこの
「サイクリングダイナミクス」
を見て効率の良いペダリングをするということでした。
いくら脚力があっても下手なペダリングをしてしまえば推進力には変換されません。
なので、パワートレーニングよりもペダリングが上手なったほうが、少ない力を使って効率よく走ることができるようになります。
極端にいうと、綺麗なペダリングができるまでは他の数値は見なくてもいいということです。
GarminのパワーメーターRallyでは、パワーの計測だけでなく、どこから力がかかっているかを可視化する「サイクリングダイナミクス」を表示することができます。
効率のよいペダリングは
「早めに踏みはじめる」
「最大の力は3時」
「深追いしない」
「引き脚は抜重」
なのですがくるくる回っている中では全ては瞬間芸ですのでできているか意識だけでは確認ができません。
サイクルコンピュータのEdgeシリーズと組み合わせることにより、ライド中にもリアルタイムで、ライド後にもペダリングがどうだったか確認することが出来ます。
結論はまさにここになります。
難しい理論や数値を理解することなく、見た目で自身のペダリングの状態を確認できるので、このサイクリングダイナミクスは分析が苦手な方にとってもオススメな機能なのです。
ダリングダイナミクスは当然GARMINのサイクルコンピューターに表示させるためのものです。
ですのでGARMINのサイクルコンピューターとGARMINのパワーメーターペダルが必要となります。
近年、サードパーティーのパワーメーターペダルでも表示できるようになりました。
※センターオフセットは ASSIOMA PRO MX-2のみでの表示です。
センターオフセット | ペダル軸のどこに力が掛かっているのかを示すもの 左右のズレを確認できる |
パワーフェイズ | ペダル一回転で、どこで力が掛かっているかを示す |
ピークパワーフェイズ | パワーフェイズの中でも最も力が掛かっているところ を示す |
スタンディング時間 | ダンシングでペダリングしている時間 |
スタンディング回数 | ライド中に何回ダンシングをしたか |
シッティング時間 | 座った状態でペダリングしている時間 |
GARMINのペダルを使用すると上記が見えるようになりますが、今回注目したいのが「パワーフェイズ」と「ピークパワーフェイズ」の2つです。
これを確認しながら走ることでより効率のいいペダリングスキルに改善することができます。
パワーフェイズで見られるのは、どこからどこまでペダルに力をかけているかということです。この力がかかっている角度が広いほうが効率よくペダリングできているとのことです。早めに踏むことの意識ができているかを注目するといいと思います。
上の図は左右のペダリングの結果ですが、色のついているところに力がかかっている部分になります。
あえて数値で書くと理想のペダリングは、
クランクの真上(上死点)を0°
一番力がかかる3時の位置を90°
クランクの真下(下死点を)180°
とした時
ペダリングの開始地点を0° 終了地点を180°より後ろ。
さらに上をめざすのであれば、
ペダリングの開始地点を350° 終了地点を240°
にできるとさらに効率的なペダリングになるそうです。
ペダリング中でも最も力が掛かっているところを示しています。
理想の位置は3時よりも少し前。私は少し踏み遅れていますね。
左右のバランスが50%ずつに揃っていることが理想値です。
私の場合は左足が強めに出る傾向があるのでバランスが良くないということになります。
たったこれだけを見ながら意識してペダリングするだけでスキルアップできるとしたらどうでしょう。
いかがでしょうか。「サイクリングダイナミクス」を活用したくなってきましたか?
初心者で初めてサイクルコンピューターをつけると、速度に関係する、最高速度、平均速度が気になります。
次のステップとして距離や時間を見るようになりますが、いずれも結果でしかないことに気付いてきます。
効率よくペダリングをするためにケイデンスを見るようになり、
運動強度を図るため、比較的安価に測れる心拍を見るようになります。
リアルな仕事量を見ることができるパワーメーターは数年前まではかなり高額で、とても手が出るものではありませんでしたが、近年様々なブランドが手がけるようになり、ある程度サイクリングをしている人であれば使えるようになってきました。
私もせっかくロードに乗るのであればなんとなくパワー計測したいと思った一人でした。見た目のカッコの良さと左右バランスが見られるという事で、ROTORの2INPOWERをチョイスして取り付けました。
しかし、パワーメーターを手に入れて数値が出せるようになっても、生粋の感覚人間の私にはパワーが出たからといって何か活かせるわけでもなく、とりあえずパワー数値が見えいるだけという感じでした。
ROTORのパワーメーターは専用のアプリを使用する事でペダリング効率を見ることができるのですが、GARMINのサイコン上への表示ができないこともあり、あまり活用できず。
のちに「サイクリングダイナミクス」の存在を知ったのですが、すべてGARMINで揃えれば表示できない事を知り、クランク型パワーメーターではなく、GARMINのペダルを買えばよかったと後悔していました。
私の使っているサイクルコンピューターは1世代前のGARMIN EDGE830です。
ガーミンステーションの川崎店には新型のサイクルコンピューターがレンタルできるサービスがあります。
今回は省きますが、新型のEDGEシリーズにはパワーメーターを活用した「リアルタイムスタミナ」と「パワーガイド」の超便利機能が搭載されているため、それを試すためにサイクルコンピューター本体をレンタルしました。
たまたまセッティングしてあった「サイクリングダイナミクス」トレーニングページを表示して見たところ、なんと作動しているではないですか!
GARMINはGARIMINのRALLYペダルで作動保証を、ROTORは専用アプリでの作動保証をしているため、GARIMINのサイクルコンピューターとROTORのパワーメーターでの「サイクリングダイナミクス」の表示ができるという情報は探しても出てきませんでした。
あくまでも予測なのですが、「サイクリングダイナミクス」の表示にはクランクの位置を認識する機能が必要で、ROTORにはクランク位置を認識するセンサーがついているため、たまたま対応できたということなのだと思われます。※作動保証があるわけではないのでご注意ください。
ということで、サイコンやパワーメーターを買い換えることなく希望であった「サイクリングダイナミクス」を表示することができて、絶賛活用中でございます。
ダメ元でお手持ちのパワーメーターで「サイクリングダイナミクス」が表示されるか確認して見てください。
見れたらラッキー?
GARMIN EDGE 1050
GARMIN EDGE1040
GARMIN EDGE840シリーズ
GARMIN EDGE540シリーズ
BRYTON S800シリーズ
GARMIN Rallyシリーズ
※左右計測のみ対応
FAVERO ASSIOMAシリーズ
※ASSIOMA PRO MX-2 のみセンターオフセット表示に対応
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