日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート! 川崎で自転車をお探しならY's Road 川崎店
2024/12/08 00:07
目次
先日のワイズロードスタッフ向け試乗会にてようやく自分のサイズに近い新型のPINARELLO(ピナレロ)DOGMA F(ドグマエフ)に乗ることができました!
参加していただいた問屋、メーカーの方々本当にありがとうございました。自転車本体だけでなく部品、ウェア、オイル、シーラント等々様々な新商品に触れることができ大変興味深い一日でした。
さて、2022年モデルとして発表された1世代前の「DOGMA F」の発表から3年が経ち満を持して発表された新型モデルが登場しています。
半年ほど前に発表され当店でも世界最高のバイクを体感してみたいお客様よりご注文を多数いただいております。皆様ご注文ありがとうございます。
2015年モデルとして発表された「DOGMA F8」から始まったナンバリングは2021年モデルの「DOGMA F12」まで継続され、古いとか新しいとかそういったことを超越した存在として勝利するための究極のバイクとしてのモデルネームとしてナンバリングを廃した「DOGMA F」のモデルネームは今回も継続です。ナンバリングはなくなったものの便宜的に2024年モデルを一世代前のDOGMA、今回のDOGMAは2025年モデルと呼ばれています。
今回試乗させていただいたバイクのコンポは「SUPER RECORD WIRELESS」でした。10速時代のカンパニョーロを愛用していた私としてはレバー内側の親指で押下げるレバー(ボタン)の配置がなくなってしまい残念です。
独特の有機的なイタリアンデザインは健在です。取り外し可能な電池ユニットは某メーカーの特許回避のためにFDとRDはそれぞれ専用の形状となったそうです。
RDの変速はスムースでトップグレードにふさわしいものでしたがシマノDi2と比べるとFDの変速は少しもったりして感じました。
前作から続くボトルケージを取り付けした場合に空力特性が向上するダウンチューブ形状はそのままです。
今回の試乗車のカラー名称は「G112 LUXTER BLUE」です。LUXTERとはどうやら造語のようで光の強さLUXかラテン語のライトを表す言葉ではないでしょうか。
光を持つものという造語と私は解釈しました。
見る角度によって見える色が変わるマジョーラカラーとか変更塗装とか玉虫色等と表現される色となっており青から紫、ゴールドから緑まで含まれているようなカラーです。
かつ艶消しの仕上げとなっていて派手ながら上品さを感じます。
画像では伝わりずらいのですが水色に見えるシートチューブとダウンチューブのFのロゴは金属光沢のあるデカールでヘアライン仕上げをした金属のような質感です。
カンパニョーロのローターは音鳴りのしにくい構造のスリットディスクローターです。パッド表面のゴミを取り除いて制動力と放熱性が向上し軽量化の効果も期待できる構造となっています。
丸い穴が開いているディスクローターと比べてブレーキング時のカカカカカというような音が出にくいです。
シマノのローターと違いたわみにくくローター曲がりの修正のしやすさも優れています。
インナーローターとアウターローターの接続がセミフローティング構造となっており熱による歪みが出にくくなっています。
自己責任となりますがシマノのブレーキシステムにカンパニョーロのディスクローターを使用する方もいらっしゃいます。
明らかに前作よりも剛性が上がりたわまなくなりさらに軽量化も成されている新型ステム一体型ハンドルバーの「TALON ULTRA FAST」です。
最近のUCIルールに従いつつよりエアロなポジションが可能な位置にレバーをセッティングできるように下部のフレア形状の度合いが前作より大きくなっています。
ブレーキホースはレバー側からステムまですべて露出して見えるところがない状態なのは前作から変わっていません。
上部も前作よりも薄くより空気抵抗が少なくなっています。
現時点ではこの2025年モデルDOGMA F専用の構造となっています。
この試乗車にはリムの内幅が23mmとなった新型のBORA ULTRA WTOが取り付けされていました。
28cのタイヤでこのクリアランスです。
メーカー公証のタイヤ幅は30cまでとなっています。
前作まではこのダウンチューブのPマークの下側にトレーサビリティのためのバーコードとシリアルナンバーのステッカーが貼付されていましたが
今回からはさらに後ろ側にQRコードが貼付されるようになりました。
Pマーク後部のボルトで止められた黒い樹脂のパーツの裏側にバッテリーが内蔵できる仕組みがあります。
TOREYCA M40X に変更となりました。TOREYCA T1100Gと同じく剛性と強度を今までにないレベルで共存させた第3世代のカーボン素材です。
T1100Gよりもより高弾性の素材となっており前作とくらべよりエアロで容量のある形状でありながら剛性を落とさずに軽量化できたのはこの素材の変更があったからではないでしょうか。
PINARELLOのパーツブランドMOSTの新しいサドルが取り付けされていました。
サドルに開けられた大きな穴からは前作よりもさらに軽量な構造となったチタン合金の3Dプリンターで製造されたヤグラが見えます。
大きくは重量が変わらないかと思うところまで新設計にするとは軽量化に対する妥協のない意気込みが感じられますね。
ディレーラーハンガーも新設計となりました。
F8DISKから続く複数のモデルに共通のディレーラーハンガーを採用せず完全な新設計です。
フレームセットに組付け可能なコンポーネントもシマノの12速Di2と各メーカーのワイヤレスタイプの電動変速コンポのみとなってしまいました。
試乗コースを走ってみた感想ですがもともと私の一番初めに所有したロードバイクがもう消滅してしまったPINARELLOが開発設計していたブランド「OPERA」の「CANOVA」だったというのもあるかもしれませんが非常にしっくりきます。ハンドリングも心地よくちょうど良く、加速は興奮するようなキレがあり、速く走れるのにそこまで速度を出さなくても安定していて乗り心地もよいバイクです。
お客様所有のクロモリフレームのビンテージなPINARLLOに乗らせていただいたことがあるのですがその時代から変わらない感覚的にちょうど良いハンドリングがいまだにこの最新モデルにも感じます。
総合的にとても乗りやすい一台ですのでご予算に問題がなければ初心者の方にもおすすめしたいと思います。
ただ、いくら強度を上げた素材を使用したからと言ってフレームのチューブ中央をハンマーでたたけば割れてしまうレース機材ですしバイクを倒したり転倒時に体重がかかれば壊れてしまいますからある程度ロードバイクの扱いに慣れた方でなければ壊してしまいますがこのバイクはただレースで勝ちたい方のためにあるものではなくて楽に遠くに速く自分の脚で行くことのできるバイクとしてそれを求める方すべてに乗っていただきたい一台です。
デザインもカラーリングも非常に美しくただ眺めているだけでも豊かな気分になれるバイクです。乗らなくても価値があります。
↓当店の奥平店長制作の渾身のDOGMA F説明動画はこちらをごらんください。↓
ご購入検討中の方は是非ワイズロード川崎店にご相談くださいませ!!
この度は新型DOGMAを試乗させて頂く機会をご用意していただきありがとうございました!!
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