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【試乗インプレ】S5vsY1Rs!ひとりツール・ド・フランス開幕!!
by: こにし

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今年のツール・ド・フランスも主役だった二人。

王者ポギさんと挑戦者ヨナっさんの息をのむバトルに眠れぬ夜を過ごしていました。

そこでちょっと気になった。超級山岳オタカムステージでもエアロロードに乗って何事もなく登っていきます。

「まぁあの二人だしなぁ。普通に登れちゃうのか。」でその時は終了。

 

で、時は流れてブエルタ・ア・エスパーニャ。

最大斜度23%!おくちあんぐりルとも呼ばれる激坂中の激坂、アングリル決戦でもステージ優勝を争う二人はまさかのY1RsとS5。

この2台ってあんな見た目をしていて実は登れるバイクなの?

 

というわけで。乗ってみました。奇跡的にサイズがあったので!

試乗の流れはS5→Y1Rs。

秋の味スタでひとりツール・ド・フランスが密かに開幕!!

 

世界最高峰を争う2台がここに! 

 

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〇S5 FRAME SET  ¥999,900-(税込)

〇Y1Rs FRAME SET  ¥1,188,000-(税込)

 

【まずは見た目】

S5は相変わらずS5にしか見えないデザイン。継続は力なり。

自転車として造形的に美しいか?となるとまた話は違ってくるのですが、速さと結果が正義と言わんばかりの機能美あふれる洗練さを感じます。

見た目の変化自体はは乏しいので、性能の大きな飛躍よりはさらなる熟成といった印象が強めかも。

 

 Y1Rsはヘッド&フォーク周りの造形を含めてかなりライバルを意識したデザインに思えますが、正直なところまだまだ消化不良というかとにかくやってみた感は否定できません。

それでもどこかで見たようなありがちな形にはしないぜ!というイタリアっぽい?こだわりが個人的には好印象。

空気(物理)相手だとシミュレーションの結果似たような形状になるのが道理。この挑戦的な試みが走りのネガにならないかがちょっと心配。

 

【乗ってみての第一印象】

S5をお借りして試乗コースまで運び、ペダルをはめていざスタート。

フロントがアウターのままゼロ発進していたのはテンションの高さなのか車体の軽さなのか。

視界に入るヘッドチューブとフォークのボリューム感(前後の長さというか面積の広さ)にちょっとビビっていましたが、想像を大きく上回る軽快さであっさりと走り出しました。

 

Y1RSはS5と比べてしまうとやや重さを感じなくもない。

こちらもアウター発進は余裕で出来てしまうのですが、いかんせん相手が悪いというかなんというか。Y2へ改善ポイントは軽量化?

ポギさんが無塗装と思われる真っ黒いバージョンに乗っているのも、その辺りが影響しているのかも。

 

コースに登りは全くありません

 

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 【加速性能】

S5の軽快感は速度が上がってきても変わりありませんでした。

ひと昔前のエアロロードでよくあった妙な硬さや乗り心地の悪さ、走りのリズムの取りづらさ、ある速度域以外は微妙といった不器用な感じは一切なし。

軽量ロードのような自然なペダリング感覚のままグイグイ速度が上がっていきます。めちゃくちゃ優等生な予感。

 

Y1Rsの加速も至って軽快。ゼロ発進で感じた重さもいったん走り出してしまえば気のせいレベルに思えてきます。

ダンシングの際にちょっとだけ立ち上がろうとする癖みたいなものを感じましたが、嫌な感触ではなく直進安定性重視なコルナゴあるある(個人の感想)が残っている!とちょっと嬉しくなったくらい。

 

ちなみに、どちらの車体もよく曲がります。コースの折り返し地点となるヘアピンコーナーもあっさりこなし、そこからの立ち上がりで毎回爆発的な加速を楽しませてくれました。

 

 【巡行性能】

試乗コースはシンプルな「く」の字型。

中盤に130R的な緩い右コーナーがあったのですが、自分の感覚と実際の速度のギャップのせいでブレーキングが遅れ超高級車のS5で危うく草むらに突っ込むところでした。速すぎだろうコレ。

速度の伸びだけでなく、落ちづらさも相当なものだというのを身をもって体感したかたちです。

Y1RSでは気を付けて走っていたので怖い思いはしないで済みました。

中~高速度域での走行性能は同等レベルと言っていいでしょう。

 

これはもう新たなカテゴリー

 

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【総括】

両車に共通していたのはいわゆるエアロロード的な癖のようなものが一切なく、実に普通に乗れるというところ。

速いけどその分硬いんでしょ?・重いんでしょ?という先入観はあっさり覆されました。これを今はスーパーエアロロードと呼ぶみたいですね。

軽量ロードに空力性能を持たせるのが最適解だと思っていましたが、今のレースの世界で求められるエアロ性能はそのレベルでは収まらなくなってきているのでは・・・と感じざるを得ません。

 

あえて違いを語るとしたら。

S5は計算から導き出された緻密で無機質な速さが際立つ戦闘機。あらゆるシーンを一分の隙もなくこなせますが機材的な色が強め。ただひたすらに速い。とにかく速い。それに加えて乗り心地も良いのがスゴい。

 

Y1Rsはデザインからしてイタリア車が感強め。シミュレーションの結果だけでなく乗ってみてどうかという官能面も重視していそうなのが〇。

楽しさという点ではこちらの方が上ですが、その高性能は狙い通りというより「たまたまかも」と思わせるところも含めてイタ車っぽいのでそこは好き嫌いが出そうな気もします。

 とりあえずモノになるのはY3あたりからかな・・・そんな穿った見方をしていてゴメンナサイ。

 

 

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最後に。

試乗車のS5のホイールはENVE。Y1RsのホイールはシマノのDURA。

ポギさんが使っているホイールがENVEという事実を考えると・・・Y1Rsで感じた重さは実はホイールの影響だったのかもしれません。

実はスゴいのはENVEだったりするのか??

 

 

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KeePer コーティングサービスのラインナップ

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