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2024/01/11 17:20
【スマチャリ】RAIL ACTIVE-eで電動アシストヒルクライム!
by: 永平 宏行
本社広報の永平です!
いつぶりのブログでしょうか。本業の広報業務が忙しくブログを書く時間がまるでありませんでした。
ただ、このネタは文章にして残しておきたいな、と思い本業が少し落ち着いたこのタイミングで投稿してみました!
テーマは
「スポーツ電動アシスト自転車でのヒルクライムはどのくらい楽なのか(速いのか)?」
です。
テストで乗ったバイクはHondaのSmaChariシステムを搭載した初の市販車「RAIL ACTIVE-e」。
普段から走り慣れている峠を登り、タイムとパワーを比較してみたので、ぜひご一読ください♪
RAIL ACTIVE-eについて詳しくはこちら。
https://online.ysroad.co.jp/shop/pages/smachari.aspx
どんな風にテストしたのか?
走った場所は東京・青梅市の「榎峠」を北側から登るルート。
Stravaセグメント名は「都道193号線 Climb」。
https://www.strava.com/segments/983944
距離1.06km、獲得標高82m、平均勾配7.8%の短めの峠です。
この峠をペダル型パワーメーターの「Assioma Duo」を付けたRAIL ACTIVE-eで登坂し、普段ロードバイクで走っている時とどの程度の差が生まれるのか確認してみました。
ヒルクライムの結果は?
【ロードバイク(ベストタイム時)との比較】
ロードバイク | タイム3:39 | パワー280w | 心拍166bpm |
RAIL ACTIVE-e | タイム3:41 | パワー222w | 心拍144bpm |
車体重量が8kg(!)違ってもこの差でした。
ロードで体重比4.4倍のパワーで走ったのと同等のタイムを2割減のパワーで出せた形です。実にマイナス58w…。
車体重量の増加分を体重に加算して計算すると、体重比3.1倍のパワーで4.4倍相当の走りができるという結果でした。
しかも心拍数も22bpmも落ちて、閾値ゾーンからテンポゾーンに。
心臓への負担は心拍バクバクの高い負荷から、短いセンテンスでの会話ができるくらいの適度な負荷に低下しました。
これは…ズルい(笑)。
今回のライド距離と獲得標高でバッテリーはもったのか?
今回のライドは都下某市から青梅までの往復で距離66.11 km、獲得標高622 m、タイム2時間 57分の走行でした。
この距離、この登坂高度でも帰宅時までアシストは働き続け、バッテリーが切れることはありませんでした。
電動アシストが切れる24km/h超のスピードでの走行時間の比率が多ければバッテリーのもちは良くなりますし、少なければ減りが早くなります。
普段からそこそこ自転車に乗っているライダーなら、この距離の登坂コースでも、この程度はバッテリーがもつというサンプルとなります。
SmaChariにボトルケージをどう付ける?
このテストライドは夏真っ盛りの8月に決行。熱中症の危険も感じる最高気温40℃、平均気温34℃の炎天下だったのでボトルでのドリンク補給は必須!
…なのですが、あいにくRAIL ACTIVE-eのダウンチューブ側のボトルケージ台座はバッテリーで埋まっています。
シートチューブ側にもスペースに余裕は無くアウト。
ダメもとでダウンチューブ側のバッテリーを、ボトルケージ台座をオフセットさせるアダプターで上にずらす方法も試してみましたが、それでもスペースに余裕は無く、フレームの前三角内にボトルケージを付けることはできませんでした。
そこで使ったのがこちらの商品。
ミノウラのSBH-300です。
これを使えば、ボトルケージを2ケサドル後方に取り付けることができます。
使用前はボトルが取り出しにくくならないかな?と思いましたが、見た目に反して簡単に抜き差しできました。
組み合わせたボトルケージが柔軟性の高いELITEのCANNIBAL XCだったのも良かったと思います!
テスト走行を終えて
これだけガッツリe-Bikeに乗ったのは初めての経験でした。
そこで感じたのは、ロードでそこそこ頑張らないとできない走りを「電気の力」で誰でも体感することができるので、体力の衰えた方や、速い人と一緒に走るパートナーの方でも「快速な走り」が楽しめるというe-Bikeの利点。
自分の力だけでは辿り着けない場所に行ける、走り切れない距離を走れる、遅れずに一緒に着いて行ける。
そんなe-Bikeが実現する楽しさ、快適さを体感できて非常に貴重な経験となりました!
これからの時代、ますます重要になるパートナーや仲間との時間を豊かにしてくれるe-Bike。
これからの高齢化社会(かく言う私も50代)で体力が衰えても若かりし頃のような走りができるe-Bike。
e-Bikeがスポーツバイクの未来を豊かに広げてくれそうです!