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気になっていたバイクを借りることに!「さーぁ、乗るぞ」その前に・・・
by: 鈴木大輔

 みなさんこんにちは!

さて、前回クランク交換をご紹介しましたが、社内スタッフよりバイクを借りることになりました。

 

ちょっと古いバイクですが、ずっーーーーーっと気になっていたバイク。しばらくこのバイクで楽しみながら勉強しようと思います。

 先程も触れましたが借りたバイクは「ちょっと古いモデル」。まずは各部チェックして気になった部分をメンテナンスしてから乗り出そうと思います。

 

まずは各部のチェック

旧モデルにしてはフレームなどの外見は状態がよく、きれいに乗られていたようです。

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が、やはり使用していたバイク。ロワーリンクとリアバックの接合部分に若干のガタを発見。
ホイールを取り付けてみないと分からない程度ですが、明らかに違和感を感じる。 
しばらく乗りたいし、ベストな状態でスタートしたいので、代理店さんにスペアパーツの在庫確認。
約 6年前のバイクになるので在庫状況が心配でしたが、しっかりと在庫されていました。素晴らしいです!

 

 

早速ベアリング周りの交換をします

数日後、手元に届いたのがこちら。

bea02 ZERO BEARING KIT 14
販売価格 ¥11,000-(税込)

 

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LOWER LINK KIT 20
販売価格 ¥11,000-(税込)

 

負荷の大きい部分のため今回はベアリングだけではなく、念のためアクスル周りもセットで交換します。
これを交換すればベストな状態になることを考えるとワクワクします!

 

工具はこれを使います 

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ベアリングプーラー

 

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ベアリング圧入工具
交換作業するためにはベアリングの取り外しと圧入を行う専用工具が必要です。
正確に行うためには必需品です!必ず使用して作業してください。

 

 

作業開始

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フレームからロワーリンクを取り外します。その後、ロワーリンクからベアリングプーラーを使い、ベアリングを慎重かつ丁寧に取り外していきます。

 

 

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外されたベアリング

 

 

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ベアリングを取り外したロワーリンク

 

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やはりマウンテンバイク、ベアリングを取り外すとこの通り。ロワーリンク内には泥が蓄積されていました・・・
ガタの原因は走行時のホコリや泥、洗車の水などでベアリングやアクセルがダメージを受け、摩耗していたのでしょう。
やはり年 1回はオーバーホールする必要があると実感しました。

 

 

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 取り外した部分をパーツクリーナーで丁寧にクリーニング。

 

 

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新しいベアリングにグリスを塗布して戻していきます。アッパーリンク含めこの作業を12回繰り返します。
中には固着して取れにくいベアリングもありましたが、無事すべて交換完了。

 

 

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すべてのベアリング交換が完了したら、あとはフレームに戻します。
アクスルにはグリス、ネジ部分にタイトロックを塗布して取り付けます。

 

 

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画像ではわかりませんが、気になっていたガタがなくなりひと安心。
また、気持ち的にもリフレッシュ!これでしばらくの間ともに楽しみたいと思います!

 

マウンテンバイクは未舗装路やホコリや泥、洗車時の水など過酷な状況で使用されます。
ガタなどがなくても交換したことがない場合は、メンテナンスと同時に交換することをおすすめします。

 

*工具の有無によって作業ができない店舗があります。
依頼される場合はあらかじめ店舗に作業が可能であるか確認してみてください。

 

 

251021 すずき