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ワイズロード 名古屋本館 Y'sRoad Nagoya Honkan
2025/05/21 17:20
どうも、ロングライド大好き、アルバイトスタッフのヒライです。
以前、名古屋から東京を目指し、失敗してから5か月。
最高の気候コンディションのGWに、ロードバイクで東京へ24時間以内に行くチャレンジのリベンジをしてきました。
そう、文字通りの「東京卍リ〇ンジャーズ」です。
実は前回の失敗した回もそうだったのですが、名古屋新館のスタッフの竹田と一緒に走ってきました!
彼は同じ大学の自転車部で、なんか大体一緒に走りに行ってます。
前回の失敗したライドはコチラ↓
竹田くんによる今回のライドの〈準備編〉はコチラ↓
名古屋から箱根峠手前までの〈走行編・前半〉はコチラ↓
今回は〈走行編・後半〉です!箱根峠以降の話になります。
あの箱根駅伝で有名な箱根峠を越えます。約20km・獲得標高約900mで、国道1号の最高地点(874m)もある峠です。
箱根峠の直前のローソン ニュー箱根店で補給。翼を授かって眠気を吹き飛ばしてやる気を注入し、登坂スタート。
国道1号とはいえ、静岡側は所々街灯が無い区間があるので、真っ暗な闇に包まれます。そこからチラッと見える三島の夜景や真上の綺麗星空は絶景です。でも、そんなことを言っている余裕は前半しかなく・・・
おーん・・・
竹田氏、ダウン。
前半飛ばし過ぎたのがココでキテしまったようです。幸い、時間に余裕はあるのでラストのために体力を消耗しきらないようにゆっくり登ります。
深夜の箱根峠には危険がいっぱい。峠道を高速で走る車やトラックが多かったです。この時間帯だからかどうかは知らないですが、頭〇字Dみたいな走行をしている(気がする)車もいます。怖すぎ。走行音がでかい車も多くて恐怖を感じる場面が多々。自転車視点からすると本当にやめてほしい・・・
かくいう僕は、頭〇字Dの音楽を聴きながら登坂してました。気分は走り屋、運転は超・安全志向です。
こういう道に来たらみんな頭にあの漫画が浮かんじゃうんですかね。不思議です。
ちなみに、ここで前回紹介していたレーダーテールライトがかなり役に立ちました。車に自分の存在を伝えつつ、逆に自分も車の接近に気づけるスグレモノですよ。
そんな感じで車に怯えつつも、何とか登頂成功!
登るだけで1時間半近くかかりました。もっとトレーニングせねば・・・
そして、登って落ち着いてから気づきます。寒い!!
気温は6℃。前回は-1℃とかだったのでそれよりはマシですが。
箱根用に持ってきたウィンドブレーカーをフル出動させて進みます。前回は余裕がなかったですが、今回は箱根をちょっっとだけ見物できました。
芦ノ湖のそばに巨大な鳥居がありました。今回の道中にはないですが、箱根神社が近くにあります。その入口でしょう。
その奥には趣のある建物が。きっと食べ歩きとかできたら楽しいんだろうなー・・・と思いつつも真夜中なのでスルー。
先へ進み、またちょっとだけクライムをして1号線の最高地点を通ったら今度は10kmのダウンヒルです。
下りきったころには体が冷え切って、前回のライドの終盤を思い出しました。あれはつらかった・・・
でも、止まらずに小田原へ向かいます。
箱根を下って小田原に入る手前くらいで、だんだん外が明るくなってきました。
箱根を越えて安心したので、身体を温めるために補給します。
ここからは、前回主に眠気で苦しんだ区間ですが、今回はまだ眠くありません。
寒さも和らいできたところで再びやる気を入れます。
日の出がしっかり見えました。きれい。
ここから藤沢まで、海沿いのバイパスを走行します。ここも15kmくらい何もなくてつらかったです。
事故しないように気をつけ、急に襲ってきた眠気に耐えながら、なんとか藤沢まで来れました。
ここで、お腹が空いたので朝ごはんにします。前回この辺でDNFしてしまったなぁ・・・でも今回は余裕!!なんて考えながら食パンをお腹に放り込みます。食パンは1円あたりの摂取カロリーが高くてコスパが良いです。サラダチキンも一緒に食べてタンパク質も摂れる、効率のいい(?)補給をしました。
ここから未開拓の区間に突入です!時刻は7時。タイムリミットまでまだ5時間もあります。とりあえず24時間以内に到着は出来そうです。
さて、この先は前回走れなかった区間です。横浜まで1号線で行き、そこから15号線を経由して最終目的地、日本橋へ向かいます。
この区間だけで約50kmあります。静岡県のサイズを見ると神奈川県は小さく見えてしまいますが、全然小さくないです。
しかも、首都圏に近づくにつれて交通量が多くなってきます。信号も多くなってきます。ビンディングには優しくない区間です。
横浜に近づくにつれてビルが増えてきました。名古屋とはまた違う感じの都会って感じがします。(感想が田舎人・・・)
そして、信号の多さに辟易してきました。僕の感想ですが、手前の信号が青になって加速したかと思えばその奥の信号が赤になって減速、そしてイラッとするというところまでセットのケースが多かった気がします。
そして活動限界(24時間)が近づくにつれ、疲れもたまり、信号で止まっていると眠気が襲ってきます。
横浜から東京まで残り30km。え、そんなに遠かったのか。
30kmが異常に長く感じる・・・まずは東京へ入ろう。ということで、横浜駅付近で藤沢から走ってきた国道1号から国道15号に乗り換え。川崎市、東京都大田区を経由して日本橋へ向かうルートです。横浜のややこしい道路の分岐を過ぎたら川崎市街を抜けます。川崎を抜けると多摩川が目の前に!
ついに多摩川を越え、東京都へ!
いやー、長かった。もうほぼ終わり・・・だけど、日本橋まで頑張ります。
東京に入ったからといって、信号が減るわけではありません。走りにくさは変わりません。しかも、名古屋より原付・バイク乗りが多くいる気がしました。路駐の車をよけるときにも注意が必要ですね。
でも、さらに都会感が増してきました。青看板を見ると「品川」、そして「日本橋」の文字が!もうゴールは目の前・・・じゃなかった。品川まで7km、日本橋まで10kmもあるじゃん。最後の10kmが長いよ・・・
最後の数十kmはずっと考えていることが同じでした。距離を考えるのを一旦やめよう・・・
頭の中が無の状態で都内を進む。信号と車に気をつけながら黙々と都内をこぐ。気づくと銀座にいた。銀座・・・?
銀座、つまりもうすぐ日本橋だ!!!
銀座の高級そうな建物や店がいっぱい並んでいる通りへ、ピチピチのウェアにヘルメットという、この場面における違和感No.1に輝く自転車乗りが二名。すごく目立っていて、来る格好を間違えた感はすごかったですが、そんなことは知りません。我々のゴールは目の前だ!!格好とか周りの目線なんて気にならないぞ。
という鋼のメンタルを装備して銀座の大通りをロードバイクで闊歩します。正直、銀座の景観とか、もうすぐ日本橋に到着できる喜びで全くそういうことは気にしてませんでしたが。(田舎もんですね・・・)
そして!ついに!!
日本橋到達!5ヶ月越しのリベンジ達成!!!
やりました。リベンジ達成できてよかったです。タイムは21時間50分で、チャレンジ成功です。
箱根峠越えるのに2,3時間かかったので、そこをもっと短縮したかったところ。でも、前半追い風に助けられつつ稼いだ距離があってよかったです。
日本橋には「日本国道路元標」というものがあります。主要な国道(1号や4号など)の起点に当たる場所です。
写真のものはレプリカですが、日本橋のど真ん中には全く同じものが埋めてある、というのは有名な話です。
東京・日本橋に到着した途端、疲れがどっと出て眠くなったので、なにもせずに速攻で名古屋に帰ります。東京を観光する余裕なんてものはありません。何しに東京に来たのかって?そんなこと考えたら負けです(?)。
なにせ、東京に「卍チャリで来た卍」ことが大事ですから(???)。
約360km、やはり長い道のりでした。静岡市で折り返し地点ということを考えると、やはり名古屋と東京って遠いですね・・・
なんてことを帰りの新幹線で考えていたら、こだま号に乗ったのに2時間で名古屋に戻ってきてめっちゃ複雑な気分でした。
文明は偉大なり。(ロードバイクもかなりの文明の遺産だと思うんですがね・・・)
今回のライドで、長距離・時間制限があるとなると、グロス速度を落とさないために補給やペース配分、ルートなどの面でかなり入念に計画を立てる必要があると実感しました。例えば、〈準備編〉にもあるんですが、僕と竹田でボトルの本数が違ったことは失敗した点だと思いました。(急遽ペットボトルを背中に1本差してなんとか対処できました)
途中、何もなさ過ぎる区間とかは乗っていて楽しくなかったんですが、全体を通してこのライドを振り返ってみると非常に楽しかったです。おそらく、未開拓の場所を走る楽しみが勝るのでしょう。
今後は、このような超・ロングライドであるブルベなどにも参加したいと思っています。この夏には日本縦断もする予定なので、いろいろと学ぶことが多かったです。いつか、キャノンボール(東京⇔大阪を24h以内に走破)もやっているかもしれませんね・・・(今のところ、トレーニング不足で成功は難しそうだと今回思い知りました)
というわけで、今回の東京リ〇ンジャーズは成功というかたちで終えられて本当によかったです。
長々と読んでいただき、ありがとうございました!!