東京卍リ〇ンジャーズ〈走行編・前半〉〜東京まで自走ひよってるやついる！？〜
by: 平井

どうも、ロングライド大好き、アルバイトスタッフのヒライです。

以前、名古屋から東京を目指し、失敗してから5か月。
最高の気候コンディションのGWに、ロードバイクで東京へ24時間以内に行くチャレンジのリベンジをしてきました。

そう、文字通りの「東京卍リ〇ンジャーズ」です。

実は前回の失敗した回もそうだったのですが、名古屋新館のスタッフの竹田と一緒に走ってきました！
彼は同じ大学の自転車部で、なんか大体一緒に走りに行ってます。

前回の失敗したライドはコチラ↓

竹田による今回のライドの〈準備編〉はコチラ↓

今回は〈走行編・前半〉です！名古屋から箱根峠手前までの話になります。

〈走行編・後半〉はコチラ↓

 走行編・前編

出発

東京まで自走。自走ひよってるやついる！？

いねえよなあ！

ってことで始まりました。今回の出発は真っ昼間、昼の12時。
天気はちょっと暑いくらいの晴れ、風向きも東向きの風で追い風。最高ですね。前回との違いは寒くないことです。（なんで前回冬至にやったんだろう・・・）

今回のルートは前回と同じです。名古屋→豊橋→浜松→掛川→藤枝→静岡→三島→箱根峠→小田原→藤沢までは同じです。この先は藤沢→横浜→東京という感じです。ここは前回走れておらず、未知数です。ワクワクします。

名古屋〜豊橋

 名古屋を出発したら、日進市の方へ向かい、1号線に乗ってからは豊橋まで1号線をひたすら突っ走ります。
この道は通る機会が多くて通り慣れました。何ならこの道飽きました。
早速虚無・・・

と思いきや、超追い風だったので、楽しくなってずっと高速巡行してました。気ぃ持ちいい！！
前半はグロス（停止時間も含めた平均速度）20km/hを維持して走ることを目標にしていたので、一回も補給に止まることなく豊橋まで駆け抜け、そこで一旦補給を挟みました。補給で止まって時間が無くなるのが一番勿体ないので、補給は最低限に。
ちなみにペースが良すぎて、補給をはさんでもグロス20km/hは下回っていませんでした。このグロス速度が20km/hだと東京まで18時間、15km/hだと24時間かかる計算になります。なので、このグロスが15km/hを下回らないことが今回のミッションというわけです。

豊橋〜浜松〜掛川

 1号線を逸れたら、豊橋を抜け、本坂トンネルを通って静岡県に突入。実はこの時点で70km近く走っています。静岡県って遠いね・・・と竹田くんと話していたけど、よく考えると東京まではまだあと300km近く。
おや・・・？まだやっと6分の1かぁ。

まだこの先が長いことを認識し、一旦距離のことを考えるのをやめました。これで頭は空っぽ。でも、脚はまだまだ元気です。止まっている場合ではない。前進だ！！
それからは浜名湖の北を通って浜松市街へ。浜松市街も止まらずに高速で駆け抜けます。そして天竜川を渡る橋で一瞬休憩をはさみます。静岡の大きい川はどこもキレイなので好きです。


天竜川を越えたら、掛川へ向かいます。途中でもう一回補給を挟み、グロス20km/hを保って掛川まで到達できました。ここでも追い風が僕たちの味方をしてくれました。ありがたや。
前回と全く同じ道を走るので、所々前回の記憶がある場所があります。特にこの区間はちょうど雨が降ってきた区間なのでよく覚えてました。今回はとても晴ればれとしていたので、何の心配もありません。

掛川〜藤枝〜静岡

掛川から金谷の方に抜けるには、金谷峠を越える必要があります。この峠、ちょっと有名で面白い（ヒライ調べ）です。（なんかアレな建物があるとか・・・気になる方は地図を見てみてください）
この峠を越えた頃には時刻は18時過ぎで、周りが真っ暗になりました。ここから夜のライドに突入です。ちゃんと反射ベストとフロント・テールライト2つを装備して走ります。

金谷峠を越えたら、藤枝まではど・平坦です。ここでも追い風が大いに味方してくれました。しかも夜で暗かったこともあって、この区間の記憶、ないです。気づいたら藤枝市街が終わっていました。前回はココで雨に打たれてガン萎えした
藤枝市街を抜けたら、1号線の「宇津ノ谷トンネル」を経由して静岡市へ突入します。

静岡市街に入る前に19時くらいになりました。お腹すいた。そして青看板にようやく東京の文字が！（ブレてますね・・・）
出来るだけ早く食べられるファストフード店を探していると、ちょうどMの付くハンバーガー屋があったので、エネルギーを大量に補給することだけを考えて揚げ物を沢山お腹に放り込みます。補給の仕方とか健康なんて一切気にしてません。摂取できるエネルギーと時間と現在地を考えたらこうなりました。その補給・・・なんて言わないでください。自覚はしてます！！

静岡市街に突入すると、走行距離が180kmになりました。
なんと、ようやくここで半分、折り返し地点です。やはり東京は遠いし、静岡県が長すぎる！
でも、ここまでかなり良いペースで走れています。残り半分、どうなるのか・・・

静岡～三島

ここからが個人的に一番つらかった区間です。暗い、何もない、向かい風という、イヤーな三拍子がそろった区間です。箱根峠とは違ったつらさがあります。しかも、静岡から三島まで70km近くあるので、この区間、かなり長いんですよね。夜だから、富士山も全く見えませんでした。
しかし、ここでさっき食べた、揚げ物というエネルギーの塊が火を噴きます。エネルギーを大量に得た我々は、ちょっと向かい風だろうが知ったことはないと、信号のほぼない区間を無心で時速30kmで巡航を始めます。なんと、これが1時間近く続きました。全くといっていいほどこの区間で印象に残った記憶はないですが、通った後で気づきました。ここだけ1時間で30km近く進んでいる、と。

結論:エネルギーは偉大なり。（だからといって揚げ物を補給にすることは絶対におすすめしません）

無心で走って、肩とか股が痛くなってくるころなのにそれも忘れて走り、何のトラブルもなく三島、そして箱根峠直前のローソンに到達できました。この時点での走行距離は約240km、残り時間は約11時間。3分の2を半日とちょっとで進めたのはだいぶ大きいです。でも、まだ箱根峠という難関や、その後にもまだ100km近いライド、そして疲れを蓄えつつある我々の体があります。余裕はあるが、安心はできませんね。
というわけで、ここで箱根峠を登るための補給をしっかりして、このライド最大の難関、箱根峠に挑みます。
そして、前回DNFした藤沢は越えられるのか・・・！？

今回役立ったモノ紹介!!

今回のロングライドで個人的にあってよかったと思うモノを紹介します。

BRYTON GARDIA

 「レーダーテールライト」というやつです。テールライトとしての役割はもちろん、後から接近する車を感知して通知してくれるスグレモノです。現代のサイクリングの進歩って凄いですね・・・

テールライトとしてはかなり明るいです。結構離れていてもこの明るさを放ちます。（これは最も明るいモードです）
しかも、電池もちもかなり良いです。公称値だと一番明るい点灯で８時間、レーダーのみにするとなんと１日もつそうです。

なので、今回のような超・ロングライドでも余裕です。実際、半日レーダーのみで運用していたんですが、暗くなる前に電池残量を確認したら電池残量はおよそ半分でした。ただ、車が多い所だとよく反応して光る（後述します）ため、電池の消耗が激しくなる点には注意が必要です。

また、サイコンに接続すると、車を感知した時、音とともに写真のように画面右側に車が接近してくる様子を表示して通知してくれます。また、接近速度が速い車は「ヤバそう」な音とともに黄色いラインではなく赤いラインで示してくれます。
また、車を感知すると車に対してライトが点滅し、自分の存在を知らせてくれます。

このレーダー機能のおかげで、峠道や夜間でもとても安心して走れました。
GARDIAという名前の通り、背中の守護神（？）です。
追突防止、そして自分の存在を知らせるためにも、是非導入いかがでしょうか！！？？

一つ気にする点を挙げるとすれば、後ろの人が眩しそうで申し訳ないことですね。（後ろに走っている人がいても、車は感知できます！）

以上、あってよかったものの紹介でした。

〈走行編・後半〉へつづく↓