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石澤の独断! 気になった新作アイテムをつらつらご紹介します!
by: 石澤貴志

ワイズロードオンラインの石澤です。

「輪界」こと自転車業界は、いま新作の発表シーズンとなっています。
関東では都心エリアでさまざまな輸入代理店が展示会を開催していますが、そんななかで石澤が気になった商品を雑にご紹介していきますね!

① SILCA TITANIUM DERAILLUR HANGER

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サードパーティ製のディレイラーハンガーは結構昔からありましたが、そのなかでもカスタムパーツとしての意義が強いのがこちら。
名前の通りチタン製なのですが、3Dプリントで焼結する製法がとられています。
見た目が特徴的ですが、バイオミメティクスなのかトポロジー解析なのか?アルミより比重の大きいチタン合金で重量をそぎ落とす工夫がされています。

アルミよりも剛性と強度が高く、変速時のネックになりがちなハンガーのしなりを抑えています。
ちなみに強度が高いと、「力を受けた時に先んじて折れることで、フレームやディレイラーを保護する」というハンガーの役割を果たせないのでは?と疑問に思う声もあるかもしれません。
もちろんその問題は対処されていて、大きな力が加わったときには折れるポイントが設定されているそうです。

 

② SILCA チタンボトルケージ

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またもやSILCAのチタン製品です。
どうもチタンの部品をいろいろ作り始めたようで、その中の一つがボトルケージ。
先ほどハンガーでご紹介したように、チタン合金はアルミより密度が大きいのですが、どうやら中空パイプを採用しているようで見かけによらない軽さを実現していました。
チタンは熱伝導率がかなり低いので、ボトルに熱を伝えにくいのもが隠れたメリット。
ちなみにわたくしは、CALFEE BAMBOO PROに「KING CAGE」のチタンボトルケージを装着していますが、SILCAのほうが造作が洗練されていますね…

 

 

 ③ SILCA SUPER PISTA ULTIMATE Hiro Edition

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またもやSILCAです。
新作というわけではないのですが、フロアポンプの中でも見たことのない気合の入りようなのでつい写真を撮ってしまいました。
部材の隅々までこだわりと職人魂が光るフロアポンプです。

 

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ウッドハンドルに某カスタムケーブルをほうふつとさせるクリアホース、ゴム脚付きのフットとプレミアムなパーツ構成ですが、最も印象的なのはポンプヘッド。

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国産ブランドの某メーカーにそっくりなポンプヘッドを採用しています。
どうやら実際にインスパイアされたもののようで、製品名の「HIRO」はそれに由来するようです。
もちろん強固な固定力や、バルブの太さに合わせて細かく固定力を調整できる機構は本家譲りのもの。

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ベースと二層構造になったフェイスプレートにはマグネットが仕込まれ、フックに引っ掛けるなどの手間をかけることなくポンプヘッドが固定できます。

めちゃめちゃ気合の入ったフロアポンプだけに、価格は驚きの¥85,800(税込)。
8万円のポンプで空気を入れる贅沢、味わってみませんか?

 

④ GUEE AEROLite Inner Tube

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近年すっかりメジャーな存在となったTPUチューブ。
新規参入するメーカーも増えましたが、こちらのブランドで特徴的だなと思ったポイントが二つ。

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① バルブが金属製

他社TPUチューブではチューブ本体と同じ材料がよく使われるバルブシャフト。
軽さを優先すると必然的にそうなるのですが、バルブコアとの接合部からエアが漏れたり、熱に弱いという弱点もあります。
こちらでは安定性を重視してアルミのバルブシャフトを採用。
接合部も丁寧に処理され、品質の高さがうかがえます。

 

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② インストールガイドライン

チューブを取り付けていると時々起きるのが、チューブのねじれに起因するトラブル。
TPUチューブは硬いのでねじれが発生しにくいのですが、逆に万一ねじれてしまうとその硬さゆえにダメージを直に受けてしまいます。
このチューブは取り付け時にねじれが発生しないように、チューブ自体を透明にし、センターラインをプリントしています。
目視でねじれを判断することができるというアイデアが光ります。

⑤ ORUCASE ディスクロータープロテクター

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ディスクロードが主流になった時代の輪行時、あらたな心配事はローターの曲がり。
うっかり輪行袋ごと何かに押し付けてしまい、ローターが曲がって走れなくなったとなっては目も当てられません。
そんな心配をシャットアウトするのがこちらのアクセサリー。
ローターをすっぽり覆うカバーを、スルーアクスルにナット止めで固定してしまえば、ちょっとやそっとの力ではローターはダメージを受けませんね。

⑥ SUGINO T47 IDS24 SUPER CERAMIC

乱立するBB規格戦国時代も、ようやく「T47」規格の登場で落ち着いた…かのように思えたのですが、とんだトラップが控えていました。
同じ名前で呼ばれる「T47」規格ですが、実はいろいろなタイプとシェル幅が存在するのはなんなんですかね?

 

 

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われらが日本ブランドのSUGINOは、そんな隠れ乱立規格をすべて網羅。
・T47インボード(85.5mm)
・T47インボード(85.5mm)
・T47アウトボード
・T47A(76.75mm)
・T47A(77.25mm)→この規格のフレームはまだ存在しないのですが、将来に備えてということで…
という地味に多い規格にすべて対応しています。

 

⑥ Wahoo Kickr Core Zwift One

ちょっと前に特許関連でバチバチとやっていた記憶のあるWAHOOとZwiftですが、和解のついでにこんな製品も出してきました。
Zwiftをプレイする前提で、使いやすく調整されたスマートトレーナーでございます。

 

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「どうせ負荷を電子的に調整できるんだったら、変速もそっちでやっちゃえばよくない?」
というコンセプトです。
スプロケット(というかフリーボディ)の代わりに専用のコグをセットし、既存のロードコンポであれば8~12速のあらゆる車体に装着が可能。

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ハンドルバー上にシフトスイッチをセットして…

 

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 Zwifrt上で仮想的に負荷を調整します。
車体自体の変速は一切使用せず、自動負荷調整機能に連動させることで仮想的に変速をシミュレートする塩梅ですね。

 

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これまでのスマートトレーナーで手間だった、スプロケットを選んで交換し、車体によっては変速調整を行う手間が省け、よりカジュアルにバーチャルライドを楽しめるようになりました。

 

以上、さっくりではありますが気になった商品をご紹介いたしました。
新たな発想で進化していくサイクルライフ、今度はどんな商品が登場していくのかが楽しみですね!?

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