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2025/04/28 12:22
【BIANCHI】超人気モデル!CSPORT 「1」と「2」の違いはこちら!
by: 石澤貴志
ワイズロードオンラインの石澤です。
兄弟モデルとしてラインナップされる、BIANCHI C SPORT1とC SPORT2。
よく「この二つのモデルは何が違うの?」とご質問をいただくので、違いをまとめてみました!
目次
車体全体のビジュアル


① ブレーキタイプ
最も大きな違いはブレーキの形式!
C SPORT1は長い間クロスバイクに使われ続けていた「リムブレーキ」の一種、「Vブレーキ」を採用しているのに対し、C SPORT2は最新のロードバイクにも採用されている「油圧ディスクブレーキ」を採用しています。

ホイール(車輪)を構成する部品のうち、最外周部の「リム」をゴム製のパッドで挟む「リムブレーキ」に対し・・・

ホイール内周部の「ハブ」に「ローター」という部品を取り付け、樹脂や金属のパッドで挟むのが「ディスクブレーキ」です。
C SPORT2はディスクブレーキの中でも制動力に優れ、滑らかなタッチでブレーキ操作ができる「油圧ディスクブレーキ」を採用しています。
② ブレーキレバーとその操作感

ブレーキレバーも油圧ディスクブレーキとそれ以外では異なるものが必要なため、型番の違うものが装着されています。
見た目はほとんど変わりありませんが、油圧ディスクブレーキは滑らかなブレーキ操作感が特徴です。
③ ホイールのルックス


ホイールの特徴として、ディスクブレーキ用のホイールはローターが取り付けられているほか、リム外周部にも塗装を施せるため、リムとタイヤが黒一色で一体感があるルックスなことが挙げられます。
④ ディスクブレーキのメリットってなに?
ディスクブレーキか、リムブレーキかに関しては、過酷になればなるほどDISCブレーキの良さが出てきます。
近場で晴れであれば、正直なところどちらでも変わらないかもしれません。
・ディスクブレーキは雨の日にも効く
・リムブレーキは雨の日は効きが悪くなる
・ディスクブレーキは少ない握力で高い制動力がある
・リムブレーキは握力がいる
・ディスクブレーキは扱い(メンテナンス作業)が繊細
・リムブレーキはそこまで繊細ではない
このような違いがあります。
⑤ キックスタンドへの対応方法
ディスクブレーキの採用に伴い、C SPORT2にはもう一つ追加装備があります。
それはスタンド取り付け台座。

リムブレーキのC SPORT1では、キックスタンドに干渉する部品がないため、汎用のキックスタンドが取り付けやすいのが特徴。
メーカーから純正で発売されている、ビアンキのコーポレートカラー「チェレステ」で塗装されたスタンドなどが使用可能です。

それに対し、C SPORT2などに採用されるディスクブレーキは、ブレーキ本体(ブレーキキャリパー)がスタンドと干渉しやすいデメリットがあります。
その問題を解消するため、専用のキックスタンドを取り付けるための台座として、フレーム下側に2つの穴が用意されています。
「KSA40」という規格で、パーツメーカーから発売されているスタンドを装着することが可能です。
⑥ こんな人におすすめ!ふたつのモデルの選び方
こんな人にはC SPORT1がおススメ!
① 自分でメンテナンスをしたい方
もちろん専門知識が必要なのは同じですが、機械式のVブレーキの方が、油圧ディスクブレーキと比べると作業性に優れています。
自分のバイクは自分でメンテナンスをしたい方には、作業が比較的簡単なC SPORT1がおススメです。
② 車体を持ち運びする方
シンプルな機構のVブレーキの車体の方が、重量は軽くなる傾向があります。
C SPORT1と2の場合、その重量差は600g程度。
これは実走行では(崖のような極端な上り坂以外では)まず差を感じられませんが、自転車が自走できないような状況で担ぎ上げるときは、少しでも軽い方が楽でしょう。
③ 輪行をしたい方
自転車を公共交通機関に積み込む「輪行」では、メカトラブルを極力避けたいもの。
油圧ディスクブレーキは輪行の時に守らなければならない作法がVブレーキより増えるので、何回も輪行をする方には細かい気を使う点が少ないC SPORT1がおススメです。
こんな人にはC SPORT2がおススメ!
① 雨でも自転車に乗る方
油圧ディスクブレーキ最大のメリットは、路面の状況や天候にブレーキ性能が左右されづらいこと。
Vブレーキでは制動力が落ちやすい雨天でも、油圧ディスクブレーキは安定した制動力を発揮します。
どんな天気でも自転車に乗る人、乗らなければならない人には、C SPORT2をおススメします。
② 坂道をたくさん走る方
スポーツバイクに乗るうえで重要な3つの要素、「走る・曲がる・止まる」。
坂道で最も重要なのは、その中の「止まる」です。
下り坂では自分の脚力以上にスピードが出てしまいます。
安全に、そして結果的に速く走るために必要なのが、スピードコントロール性能に優れたディスクブレーキです。
③ 小柄な女性の方
ここまで挙げてきた要素だけを見ると「なぜ?」と思うような内容ですが、実はC SPORTシリーズのうち、2のサイズ430だけはフレームの形状が変わっています。
画像のように、トップチューブ(自転車の上辺を構成する、進行方向に伸びているチューブ)が低い位置で接合されている「ミキストスタイル」と呼ばれる形状になっているのが特徴です。
乗車姿勢には影響しませんが、信号待ちなどでトップチューブにまたがる際の余裕が大きく、乗り降りするのが楽になります。
特に小柄な女性の方にお話をお伺いすると、スポーツバイクに抵抗感があるのがこの乗り降りのキツさだとおっしゃる方が多いようです。
信号待ちなどで乗り降りが多い場所で、このフレーム形状のメリットが最大限に光ります。
ブレーキ形式が最大の違いであるふたつのモデルですが、細かな違いが使い勝手に影響を及ぼします。
ぜひあなたの使い方に合わせ、ぴったりのC SPORTを手に入れましょう!






