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2016/06/01 09:05
長野県は木祖村にて自身初のステージレースに出場してきました。
木祖村2days
日本最大のステージレースである、「TOUR OF JAPAN」の裏で開催される、
TOJに出場しない強豪セミプロのJPT登録のチームや、脚に覚えのあるE1クラスのチームがこぞって出場する2日間のステージレース。
ここで、「脚に覚えのある選手」ではなく「チーム」と書いたのは理由がありまして
「チーム」でないと出場できないんです!
・1チーム4人以上で5人登録。
・チームカーを用意すること。
・選手兼任ではなく、スタッフ専任が必ず必要。
というハードルがあり、しかもなにかしらのペナルティの場合は罰金が「スイスフラン」での支払いという「シャレ」なおまけつき。
一日目に個人タイムトライアル。その後80㎞のロードレース
二日目は一日目に生き残った者で競われる120㎞のロードレース。
全3ステージの総合タイムにて順位が決定される高難易度な大会でございます。
関西、中京、関東とサポートメンバー、総勢15名で
名古屋店梅林店長
京都店 星野(兄) ほっしー1号
名古屋店 星野(弟) ほっしー2号
窪田選手
服部選手
越谷店 関根選手
石油王 白井選手
私
レンタル助っ人T岡選手
レンタル助っ人W田選手
監督としてカーボンドライジャパン社長 早川さんw!!
ありがとうございます!
そして
メカニックとして大宮店より『前ちゃん』こと前田さん
サポートメンバーとして
白鳥さん、上原さん、そして本部長。(写真がなくて申し訳ありません。)
まずは8.5kmの個人TT(タイムトライアル)で幕開け。
TTなので準備だけはしていきましたよ。
で、実際にコースを走ってみて最後の最後まで悩んだ結果。
ステム変えてのバッチリポジションが出ておらず、DHパッドの位置関係により最後の上り区間でダンシングができない可能性が懸念される。
また高速でテクニカルコーナーを曲がれるか不安を感じる。
以上の点から、DHバーは結局外すことに。
私の出走順位はかなり後ろの方。
問題はこのTTのあとに約80kmのロードレースが待ち構えているところにあります。
全力で走って、ちょっと休んだらレース開始という過酷さ。
この個人TTには後ろからもしものトラブルに備えて一人一人にサポートカーが付くという設定。
(かなりハイレベルなレースですしねぇ。)
「序盤は抑え気味でいった方がいいよ~」と大宮店からメカニックとしてサポートに来てくれている前田さんからアドバイス。
了解っす。
10秒前・・・
5、
4、
3、
2、
1
スタート。
おりゃ。
最初から踏んでた。すまん!前田さん!
中間計測ポイントで既に半壊。
なのであとは耐えるように8割程で。
気にしたのはライン取り。
コーナーをいかに直線的にいけるかどうか。
スキーのライン取りのイメージ。
この個人TTのタイムは
これから始まるロードレースにそのまま繋がり、
総合成績で順位が決まるということになります。
Time:12分42秒 (62/155 位)
この後、1時間程で80㎞スタート。
げろげろ~。
【ロードレースDay1】
コースは1周9km×9周の81km。
高速のダウンヒルからの高速コーナーそこからのテクニカルコーナー
そしてアップダウンに再びテクニカルコーナーにして上りというロードレースそのものなコースです。
私と星野ブラザーズ(京都店のほっしー1号。名古屋店のほっしー2号。)
助っ人のT岡選手 と W田選手 がAチーム
梅林店長、関根選手、窪田選手、服部選手、白井選手がBチーム
1周目
トンネル内にて両脇のカラーコーンが跳ねてるのが見える・・・
え?
次の瞬間、落車発生!
狭いトンネル内
暗い。
幅も狭い。
落車地点の距離も近い。
いきなりピンチ
スキッド状態で寸でで回避。
際どすぎる!
こえぇよぉ~・・・。
トンネルから出ると一度レース中断。ニュートラル状態へと。
先のチャレンジロードにて全日本選手権出場資格を得ているホッシー2号が巻き込まれた模様・・・。
少ししてほっし-2号がやってくる。
眼は血走っている・・・。そしてアイウェアがない・・・。
トンネル内で紛失したようだ。
とりあえずは走れるということで心配しながらも、自分の心配せーよという自己ツッコミがあったりなかったり。
もう色んなことが起こりすぎて正確には覚えてませんが2、3周目の上りで前方へとあがっていき、
先頭集団に位置どる。
そうこうしていると2名が飛び出すが集団は追わない。
ふ~ん、じゃ。
私も。
集団から飛び出し、前2名と合流を図る。
ちらりと後ろを確認。
追ってこないな~。じゃ、合流して逃げますよっと。
ちょっとして後ろを見ると物凄い勢いでニールプライドの選手(プロ)が数人を連れて追ってくる。
げ。
敵さんのエースがきた。しかもプロだよ。
吸収されるが、私も番手は下げない。
プロと走れるせっかくの機会。あっさりと終わりませんよ~。
すぐ傍には優勝候補筆頭『最強サラリーマンレーサー』高岡選手も。
お~、
マジかー。こんな展開になるとは。
そして、そこから今回のみの助っ人レンタルチームメイト T岡選手が逃げにのる!
私はこの動きに対して、前を追ってこの逃げを潰さないようにするのが役目でしょうか。
まだまだ始まったばかり、
この緊張感と駆け引きと。
順位もそうですが、チームとして動く面白さ。
次の周の上りにて高岡選手が集団から飛び出し、逃げとドッキングしようとしている。
そこは私も追いかける。
ははは・・・。
つい反応してしまった。
後ろを見ると集団がバラバラと追ってきている。
・・・
ここは集団で追いかけて脚を残そうという判断を下す。
しかーし!
この考えが大失敗でして・・・。
メイン集団の有力グループはこの逃げを決めたかったようで先頭に蓋をし始める。
高岡選手、そして我らがT岡選手を含む逃げメンバーが超強力&見事な協調体制であっという間にメイン集団とのタイム差を広げていったのでした。
この時点でチームメンバーが逃げに乗っていたくれたことは大きなアドバンテージです。
すぐ後にいる私。
まわりはプロツアーで走る選手ばかり。
もし、私が混ざっていても力不足すぎて途中で死亡してましたね。
あとはメイン集団でどう過ごすかです。
今日は脚がある。(気がする)
公道レース、しかもハイレベル。
集団前方にてプロツアーで走る選手たちと積極的に動かないわけにはいかないでしょ~。
集団後方でストレスを抱えて走るよりも、脚を使ってでも私的には前で展開していたい。
そして先頭の逃げグループとは1分以上の差が開き、完全に逃げが決まっている。
あとはこの集団内でいかに上の順位でゴールするかのみ。
高速コーナーに危うい急カーブ、そこからのインターバル、テクニカルコーナー。
集中力が切れたら終わりかも。。。
(私と違う位置で別のドラマを生んでいた梅林店長)
気づけばもうあと数周。
とりあえずいけるな。
あとは星野ブラザーズを連れて無事2日目に繋げるだけ。
そんなことを思いながら最終周へ。
高速のダウンヒル。時速78km/h
からの高速コーナー。
なんかライン膨らんでないか?
と思った瞬間に
私の2つ前を走る選手が曲がり切れずコーナーでクラッシュ。
そのまま1つ前の選手も激突。
ナゼココデソウナル。
フルブレーキングだあああぁぁぁぁぁ!
しかし、スピードは殺し切れず、グワッシャという嫌な音と共に前の選手に突っ込みながらガードレールに激突。
挟まる脚の筋肉に腕の激痛。
そのまま地面に投げ出された次の瞬間。
追い打ちをかけるように後続にはねられる。
おうふ。
これ、今だからこんな風にかけてますけど、その時は交通事故の勢いでしたよ。
転がった勢いで視線が後ろへ流れる。
ほっしー1号もヤバい!
ぶつかる!!!
寸で。
彼は回避できた。
できたのですが、
更にはその後ろほっしー2号は止まりきれず、ガードレールに激突し、谷の方へ飛ばされる。
昨年のツール・ド・フランスでチームSKYのG・トーマスがガードレール向こうへダイブした光景そのもの。。
急いで、私とほっしー1号が向かう!!
幸いにも張ってあったネットを辛うじて掴んでる状態。
当然ながらこんな状況でもレースは進行。
順位も大事ですが、もはや人命救助優先。
チームメイトを見捨てるなんてできるはずもないでしょう?
引き上げて、自転車が走れる状態かチェックして再スタート。
とりあえずは走れるし、動く。
何分失ったでしょうか?
1分?2分?もっとか?
翌日の第二レースに出る為にも足切りだけは避けねばならない
星野ブラザーズ+私、そして知り合いのニールプライドの水野選手。
この4人で回しながら、とにかくゴールへと。
みんなボロボロだ。
それでも4人で声かけあってゴールラインへと。
54位 (155名のうち完走は110名)
結局、落車により2~3分を失うことに・・・。
しかし、これもロードレースである。
素晴らしいことも!!
助っ人のT岡選手は 4位!!
やばいー!!
やってくれましたよー!すげぇや!
総合順位もなんと6位!!
明日に期待がかかる!
そして我らが梅さんこと梅林店長もいろいろなドラマを展開をさせながら昨年叶わなかった第二ステージへ出場を、
志を同じくした窪田選手と共に達成する!
しかし、
体調不良とはいえ先の群馬CSCロードレースにおいてE1に昇格した関根選手、石油王、マッサー服部選手の3名を1日目にして失うことに。
問題の自転車は・・・
ホイールが1か所振れだしているが、
とりあえずは走れる状態。
フロントの変速は上がってこない。
サドルは曲がっている。(←この時は対して気にもとめていなかった)
バーテープも無残。
しかし
とりあえず、自転車は外見的には走れそうだ。
それよりも体の方が痛い。
擦過傷に打撲、ガードレールに挟まれ圧迫された痛み。
はねられた首の痛み。
・・・
1日目終了時点での総合順位 55 位
出走155名 / 完走110名
これ、明日走れるんやろか・・・。
そんなことを考えがら、満身創痍で1日目が終了。
更に激しさを増すサバイバルな2日目を迎えることになるのであった・・・。
長文、駄文申し訳ありません。
ホントにここでは書ききれないくらいのことが起こっていたのです。
Day2に続く・・・