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2018/01/18 20:46
LOOKが放つ話題沸騰の新型
LOOK785 Huez RS(ヒュエズ RS) と 785 Huez(ヒュエズ)
2台の違いはこちら!
今回のインプレッションはその真骨頂であるクライミング性能と言いたいのですが、
LOOK社が威信をかけて開発した『スーパークライミングバイク』785。
悪いはずがありません。
そして、ヒルクライム特化型ではなく、オールラウンドとして使えるのかを
約2週間にわたり乗り込んだのでお伝えさせて頂きます。
※インプレが個人的主観に基づくものであることはご了承くださいませ。
テストしたコースは葡萄坂、十三峠という定番中の定番?コースです。
使用したホイールはMAVIC コスミックプロカーボンSL C
タイヤはピレリ P ZERO VELO 25c
と
キシリウムプロエグザリット
タイヤはピレリ P ZERO VELO 23c
まず、登坂性能ですがダンシングでの軽快さ、
ハンドルの振りやすさは言うまでもなく、
予想通りの軽快なクライミング。
クランクが下りていく入力の軽さ、
ウルトラハイモジュラスカーボンを使用している薄く硬い乾いた乗り味。
そしてリズムの取りやすさ。
ヘッド周りの剛性感とBB、チェーンステーの剛性感とウィップ感。
リニアに上るれるということではないですが、上りが“楽しめる”という感覚は与えてくれるとは思います。
“踏みぬける”とは言いませんが、踏んで弾かれるという感じは受けなかったです。
70~90回転の幅で回しながらもダンシングをいれつつ葡萄坂、十三峠を。
この季節は麓に到着しても体は温まりきっておらず、いわばアップ不足の段階であり、
心拍が上がるよりも先に脚に乳酸が溜まり
シーズン中のようなタイムが出たことはありません。
そもそも、強豪クライマーでもありませんので自分比です(;^^)
9割程でもがくこともなく、それでいてシーズン中に近いタイムを記録。
これはコスミック、キシリウムどちらで試してもそうでした。
ダンシング時の進み方と軽快さは強烈で38万円のフレームとは思えない程(もっとお値段の高いフレームレベル!)です!
何よりこのルックス。
カッコいいですねぇ~。
使用したHuez RSのサイズはS。
Sサイズでヘッドチューブ長142.1mmという長さは正直ちょっと長めかなぁと思っていたのですが、
ここはLOOK社のこだわりのようでして、上りだけでなく、
下りでの安定感も出すために(上下のベアリングの位置関係)LOOKのレーシングジオメトリーは長めなんだそうです。
※ブレーキ半開放は自己責任ですので、ご注意くださいませ。
振動吸収はカリカリのレーシングバイクと考えれば、
十分なレベルで仕上がっております。
下り、コーナーでの旋回性能は癖になるレベルでやばい。
私が愛用しているピナレロのDogma65.1(もう前の機種ですが・・・(;^^))もしくはピナレロF8,F10にもある
『オン・ザ・レール』とは全く別の旋回性能。
ピナレロはレールの上を走っているような安定したコーナーリング性能ではありますが、“自分で操作している”感はあります。
これが良いか悪いかは個人の好でいいかと。
Huez RSのフロントフォークは280gと超軽量であり高い剛性を持ち合わせております。
そこに先に述べたヘッドの長さが効いているのでしょうか。
コーナーリング最中はまるで滑空しているかのようなスムーズを超えた
リニアとも言える旋回性能をみせました。
コーナーの入りは切れ込んでいくように進入でき、
マキシマム前からコーナー出口に向かって、この印象を受けました。
コーナーが来るのを楽しみにしてしまう程に気持ちのよい旋回です。
十三峠の下りで何度も試してみましたが、破綻は見られず、むしろ段々と研ぎ澄まされていきました。
加速性能は言うまでもなく、軽量、高剛性を活かした問答無用の超絶加速。
リアが跳ねるなんてこともなく、むしろ後ろに着かせない程の圧倒的加速力を武器として、
スプリントもいけてしまう性能の高さ。
上れて、下れて、加速できて、旋回性能は気持ちよすぎるくらい。
スーパークライミングバイクに留まらず、オールラウンド性能を持つ凄い一台です!
唯一、気になる点を挙げるとするとやはり、ヘッドチューブの長さでしょうか。
性能ではなく、あくまで『見た目』、『落差』でのお話にはなりますが。
落差に関しては『このハンドル、ステムじゃないとダメだ!』というものがなければ、選択肢は幾つもあります(^^)
既に完売しているサイズ、カラーもありますが・・・ご相談くださいませ!
太鼓判の一台です!
プロチームカラーは勿論人気なのですが・・・
個人的にはこのカラー
フローレッドグロッシー
・・・オレンジ!!
とっても良いカラーリングでした!