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2022/03/20 22:27
突然ですが、私このほどロードバイク用のビンディングペダルを新調致しました。
新しい両足の相棒はフランス生まれの軽いアイツ。
ロードバイクに乗るサイクリストにとって、
ビンディングペダルは最も身近なカスタムパーツ。
それでいて、シマノもルックもタイムもスピードプレイも…
それぞれの良さと個性がございます。
これもハマってしまいがちな沼なんですよねぇ(●´ω`●)
本日はそんな沼の底からお届けするビンディングペダル交換体験談でございます。
機材選びの参考に、是非お付き合い下さい<m(__)m>
TIME(タイム)
XPRESSO7(エスプレッソ セブン)
ペダル軸: 中空スチールシャフト
ベアリング: スチールベアリング
本体: カーボンファイバー製
ペア重量: 約204g(実測)
定価17,600円税込
ビンディングペダルのショーケースにて展示中。
ロングセラーのタイム製ロードバイク用ビンディングペダルたち。
今年度に久しぶりのラインナップ改訂がかけられました。
ファンライド用モデルのエスプレッソシリーズの上位機種が軒並みカタログ落ち。
レース用モデルのエックスプロシリーズに吸収されます。
ラインナップが減った代わりに、
競技志向のエックスプロ系とロングライド向きのエスプレッソ系が分かりやすく棲み分けされた形です。
駆動剛性とベアリングの回転精度をお求めなら、上位機種のエックスプロシリーズが。
分かりやすく軽量なビンディングペダルをお求めなら今回のエスプレッソシリーズが。
それぞれのオススメ機材となります💡
エスプレッソ7はミドルグレード機材を地で行く「真ん中ポジション」のグレードでしたが、
このラインナップ改訂でエスプレッソシリーズのハイエンドに収まりました。
地味に、今アツい機材かもしれません…
で、タイムのビンディングペダルの昔からの強みが軽さ。
肉抜きの工夫によって実現される軽さはシマノSPD-SLシリーズと比較しても、
価格/重量比でなかなかの好成績を出しています。
今回のエスプレッソ7の実測重量は約204g。
良き比較対象になるであろうシマノPD-R9100(デュラエースペダル)の重量が公称228g。
軽量化に成功した機材だという事はカタログスペックからも分かります。
そんなエスプレッソ7を、
スタッフ稲垣、買いました(●´ω`●)
早速愛車に実装しています。
如何にもカスタムパーツらしい独特な造形。
こちらもこの製品の魅力です。
ここでもうひとつヨタ話をさせて頂きます。
私がこちらのペダルに変えた理由です。
白状すると3つありました。
「実は左膝の半月板に古傷がありまして、タイム独自のアイクリックシステム(クリートとペダルの間の遊び)に助けてほしかったから。」
(30代半ばという年齢は自身の基礎体力と真剣に向き合い始める時期でもあります…)
「元々使っていた某ビンディングペダルがボチボチ寿命を迎えたから」
(踏み面とベアリングの摩耗は要注意です)
「エスプレッソ10のブログを書いていたら、タイムのペダルを使いたくなったから。」
もっともらしい理由があるように見えますが、
ぶっちゃけ3つ目が一番大事です。
自転車店スタッフだってココロのタイムカードを切れば一般サイクリスト。
物欲の暴走はございます。
というわけで、過去記事も是非参考にして下さい<m(__)m>
天寿を全うした先代の愛用ペダルは実測で250gほどありました。
今回の交換で約50gの軽量化に成功しております。
たかが50g、でも回転する部品の50g。
ペダリングと共に運動する部品の軽量化はペダリングの効率改善に繋がる。
これはロードバイク界に昔からある定説のひとつです。
この50gの価値を体感してみようと思います。
というわけで、ペダル換装後、ヒルクライムに行って来ました。
走ったのは私のホームコース。
北摂のとあるヒルクライムコースです。
地元のサイクリストが「カツオパンチ」と呼んでいる有名コースの裏ルートがこちら。
(私の近所だけの呼称かもしれません…)
序盤が2kmほどの急斜面、続いて2km程のコーナーが続く平坦路、残りが変化に富んだ緩斜面。
ヒルクライムの色んな要素が上手く詰まった11kmの良コースです!
スマホアプリのストラバに働いてもらい、タイムを計って効果を測定。
結果を検証してみます。
具体的な数字で結果の出た実験にはなりましたが、
あくまで半分ヨタ話、私個人の体験談でございます。
気温の変化に体調、不確定要素が読み切れません。
参考情報程度にお付き合い下さい<m(__)m>
① 先代のペダルでの最後のライド
先代のペダル(約250g)で登った最後のライドです。
タイムアタックはせずにゆっくり登ったタイムですが、
参考データにはなると思います。
まったり走って40分。
森林浴と休日のリラックスが目的ならこんなもんでしょう。
② エスプレッソ7に換装して最初のライド
ここからが本番。
換装後最初のヒルクライムです。
前回同様、タイムアタックはせずにゆっくり登りました。
ぺダル換装でテンションが上がったのか、思い込みか…
約2分速くなりました。
③ 換装後2回目のライド
検証続行です。
前回の2分のタイム短縮はまぐれかペダルの恩恵か。
今回もゆっくりペースで登って検証しました。
前回より少々遅くなりましたが、近いタイムを計測。
この時の私は「もしかして…」と思い始めていました。
楽しくなってきたので検証続行です♪
④ 換装後3回目のライド
タイムの使用感にも慣れてきた、3回目のヒルクライムです。
まぐれや思い込みのお時間は普通なら終了。
これで効果があれば、それなりに信用していいのかもしれません。
同じ様に、タイムアタックはせず一定のペースを意識して、攻めずに登ります。
結果は34分台。
前回から3分ほど、先代のペダルからも5分ほど速くなりました。
この一連のライドは約1ヵ月の間の出来事。
数字だけ見るとなかなかの効果があったのでは…と思えます。
冒頭で話した通り不確定要素が多い実験なので…
そんな事もある程度の話ではございますが。
でも改めて思いました。
こういう検証って楽しいですよね(●´ω`●)
この体験談から軽量ペダルに興味が出た皆様、
是非チャレンジしてみて下さい<m(__)m>
以上、私のペダル交換体験談でした💡
結果の信憑性はどうあれカスタムパーツの実装は楽しさが伴うもの。
効果も伴えば言う事はありません。
私自身が一番楽しめてしまいましたので、
こんな機会がありましたら他にも体験談を話してみようと思います。