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2025/06/10 12:00
こんにちは!大阪本館アルバイト,タカガワです.今回は初めてチューブレス化してみたので使用した物や感想のブログとなります.

今回チューブレス化に伴い使用したものは以下の写真の通りです.
タイヤ以外はMUC-OFF製品を使用してチューブレス化しました.MUC-OFFのケミカル類は洗車などでかなりお世話になっており,信頼もおけるので今回は選択しました!

PIRELLI P ZERO RACE TLR RS
今回の主役です.SmartEVO2 CompoundとSpeedCORE™という技術を使用し,ピレリ史上最高のスピード、グリップ、軽量性を実現したタイヤとなっています.
特許取得済みのSpeedCORE™ケーシングテクノロジーは、ゴム化合物にアラミド粒子が含まれた薄い気密層で構成されています。従来よりもケーシング構造と全体の厚みを軽量化し、転がり抵抗を更に低減させるとともに快適なロードフィールを提供します。
新しいSmartEVO2コンパウンドは、スピードとグリップの特性が改善され、ドライでもウェットでも、ハンドリングの精度とコントロール性能が更に向上しています。
MUC-OFF Road & Gravel Tubeless Sealant
エアボリュームが少ないロードやグラベルバイクのタイヤでも瞬間かつ確実に穴を塞ぐよう特殊配合された専用シーラントとなっており,最大7mmの穴まで塞ぐことができます!
自分も3月に行われたサイクルモードの代理店様ブースにおいて,実際に穴がふさがる速さを目の当たりにしてその速さに驚きました!
自分がサイクルモードで見たものと似たような状況の動画が代理店様Instagam(https://www.instagram.com/reel/DEI8KIEzy-Z/)に掲載されていましたのでご興味ある方はこちらもご覧ください!
MUC-OFF TUBELESS PRESTA VALVE KIT
TUBELESS VALVES for INSERTは,バルブステムのベース部分に機械加工された6つのスロット(空気・シーラントの通り道)を備えているため,ほとんどのチューブレスタイヤインサートと互換性があります.今回はインサートを使用しませんが,リムの形状に合わせて3セットの異なる形状のラバーインサートが付属すること,バルブキャップがバルブコアツールになっていることなどを理由にこちらを選択しました.
作業をしていて便利に感じた点としては,以下の画像(https://www.cog.inc/product/tubeless-valves-v2より引用)のように4mmの六角レンチで取り付けることができる点です!

MUC-OFF TUBELESS RIM TAPE
VHSビデオテープを模したパッケージのチューブレスリムテープです.DVDならまだしもVHSとかもうめっきり見ないですね…昭和レトロを通り越して平成レトロってとこでしょうか.
このテープの説明ですが,テープが半透明になっているので,バルブホールの位置がかなり分かりやすく穴が開けやすかったり,重ね巻きしてある部分が簡単に判別できる,という利点があります!
初めてのチューブレスでこの便利さを知ってしまうと他のチューブレステープを使っているとストレスになりそうなレベルですね…
下の写真は代理店様のサイト(https://www.cog.inc/product/rim-tape)からの引用ですが,テープの終わりの部分用のシールテープが付属します.ここも地味に嬉しいポイントです!


まだ細かい空気圧を煮詰めれていないため,まずはフロント4.0bar リア4.5barでヒルクライムを中心に100km程度走ってみました!
まず,クリンチャーからチューブレスに変えたことの感想としては,空気圧が下がったことによる圧倒的乗り心地の向上でした!クリンチャーでは手に振動を感じていた少々荒れた路面でもチューブレスで乗ると不快に感じないレベルまで振動が減ったため,上半身の疲労が少し軽減された気がします!平坦を高速で走行する際もある程度の段差であれば避ける必要が減るのはかなり大きなメリットであるように感じました.
また,ヒルクライムに関してですが,路面が荒れたヒルクライムにおいては路面へのフィット感が向上し,トラクションがかかりやすくなったように感じました.空気圧を低くすると,登りなどでバイクを振ったときにモッサリ感が出る,とのイメージを持たれる方も多くいらっしゃいますが,私の感想としてはあまりそのような感覚は感じませんでした.今回の富士ヒルはこのセッティングで出場しましたが,クリンチャー25Cで出場した2年前よりも登りでの安定性はかなり向上したように感じました!
ここからはタイヤ本体に関しての感想を述べさせていただきます.変更前に使用していたタイヤはGP5000 28C クリンチャーで,こちらのタイヤから変更した感想となります.
第一印象としては,グリップ感がかなり高いように感じました!特にダウンヒルにおいてその傾向は顕著で,以前のタイヤに比べて車体を倒す余裕が増えて狙ったラインに合わせやすくなったように感じました!また,このタイヤは前述のようにグリップ力は高いのですが,高速域や登りなどにおいてグリップが高すぎてロスが出ている,という感覚もなく気持ちよく速度を出すことができました!高いグリップ力と転がり性能を両立しているところは流石モータースポーツでも活躍しているPIRELLIですね!
全体の感想としては,GP5000は高めの剛性感で路面を滑っていくように走っているような感覚に対して,P ZERO RACE RS は路面に食いつきながら走っていく感覚でした!タイヤひとつ変えるだけでかなり大きく乗り心地が変わった印象です!
今回は初めてチューブレスにした感想をお伝えさせていただきました.修理のしやすさなどの汎用性は流石にクリンチャーに分がありますが,乗り心地などの面から考えたとき,クリンチャーに比べてチューブレスのほうが優れていると思いました!正直クリンチャーに戻れないです…
今回使用したP ZERO RACE RSはジロデイタリアなどトップクラスのレースでも勝利しているタイヤです.タイヤ交換をご検討の方,かなりオススメです!ご不明な点がございましたらお気軽にスタッフまでお声掛けください.
最後までお読みいただきありがとうございました!