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2026/03/06 15:30
こんにちは。
大阪本館の奥田です。
今回はGIANTの人気エアロロード、PROPEL(プロペル)の新型モデルを試乗してきたのでインプレを書いていこうと思います。
今回プロペルは4年の月日を経てモデルチェンジしました。
写真を見ていただくと分かるように、フレーム形状自体は大きく変わっている訳ではありませんが、細かい形状が見直され、乗り味が大きく変わっており、エアロ性能も改善されています。
変更点としては、ヘッドが更に薄くなり更に空力が良くなり、トップチューブのハンドル寄りの形状をより角ばらせることで剛性を高めています。

さらにシートステーの付け根も少し変更されており、捻じれ方を改良することで、前モデルで多かった「突き上げ感」を軽減。
それによって更に乗りやすく設計されています。

そしてSL0のグレードでは、新型のCADEX MAX50が採用されています。
こちらも既存モデルで感想として多かった「硬さ」による乗りにくさを軽減しており、重量も1200g台と驚くほど軽量に仕上がっています。
そして個人的に印象に残っているのがCADEX Aeroのタイヤで、こちらも新型とのことでした。

タイヤ中央の層が少し厚くなり、ケーシングが細かくなったことで路面をより細かく捉える構造になっています。
さらに路面からタイヤが離れる際の引きずりを軽減することで、グリップと走りの軽快さを両立しています。
かなりフィーリングが良く、試乗途中で雨が降りウェットコンディションになったものの、グリップはかなり安定していました。
加速の軽さも、巡航の伸びもとても良く、僕が好きなグランプリ5000を彷彿とさせるフィーリングでした。
こちらは試乗したモデル全てに装備されていました。
特徴でもあるISP は変わらずですね。


こちらのスペックは、先ほども少し触れましたが
CADEX MAX50、コンポーネントはDURA-ACE Di2 12sとなっています。
そしてなんとこの仕様で6.4kg。
クライミングバイクかと思わせる重量で仕上がっており、登坂がかなり楽しみでした。
コースは、少し平坦を走ったあとに
平均勾配5〜6%、距離2km弱の登りです。
まず最初に思ったのは、感じたことのない踏み出しの軽さでした。
思わずインナーに入っているのかと思ってしまうくらいです。
次に平坦ですが、こちらは流石エアロバイクと言える巡航性能。
踏んだ分だけ素直に伸びてくれます。
さらに足を止めても速度がほとんど落ちません。
ホイールは前モデルを使ったことのある方々から
「ものすごく硬い」という話を聞いていたこともあり、かなり身構えていました。
しかし実際は思っていた以上に乗りやすい。
もちろんレーシングモデルとしては尖った部類には入りますが、特筆するほどの乗りにくい硬さではないと感じました。
続いてお楽しみの登坂ですが、これはもう期待通り…
いや、それ以上でした。
斜度が上がってもペダルを回す時に変な重さには変換されず、スッとペダルが落ちてくれる感覚。
「オリャ!」と踏み込むというよりは
「フンっ、フンっ」とリズミカルに踏み続けられます。
進み方もとてもスムーズで、登っているのに巡航しているような感覚。
こんなに気持ちよく登坂できるバイクがあるのかと驚きました。
軽量エアロの完成形を見た気がします。
競技志向の方には、これ以上ないバイクだと思います。

こちらはセカンドスペックのモデルとなっており、
SLRの50mmハイト(カーボンスポーク)ホイールに
コンポーネントはULTEGRA Di2 12sとなっています。
第一印象は、軽さよりもマイルドさでした。
SL0の次に乗ったこともあり、踏み込みのマイルドさがかなり目立ちました。
ホイールの影響はありますが、だからといって軽快さが低下したわけではなく、
ダイレクト感が少し減ったかなというくらいです。
巡航も若干踏み方を変える必要はありましたが、すぐに慣れてSL0と近い速度感で走ることができました。
次に登坂ですが、こちらは少し違いが大きい印象でした。
SL0のような軽快さはないものの、足当たりが良いので踏み込み続けやすいです。
進み方は変わらず「巡航」と言える感覚。
踏み込みのフィーリングの違いはありますが、速度という意味では同じ出力感でほとんど変わりませんでした。
単なるセカンドグレードではなく、SL0と同列で扱える選択肢としての存在感を放っていました。

こちらは先ほどのSLシリーズとは異なり、ISPではありません。

スペックはSL1と同じで
SLR50ホイール + ULTEGRA Di2 12sとなっています。
第一印象は、さらにマイルドになったという感覚でした。
先ほどはホイールの違いによるマイルドさでしたが、今回はフレームとホイール両方の影響があります。
そのため速さや軽さよりも、**「乗りやすさ」**が前に出ているモデルなのかなと感じました。
平坦はやはり速く、こちらも踏み方を少し変えて乗る必要はありましたが、順応すると気持ちよく進んでくれます。
登坂性能は重量もSLシリーズと比べると重くなるので、踏み込みの出力はやや必要になる印象です。
ただ、SL1同様踏み込みやすいので、リズムはとても掴みやすかったです。
この3台に乗って思ったのは、とにかく乗りやすいということでした。
グレードによってかなり使い分けられており、
下位グレードになるほど乗りやすさが増す
上位グレードになるほど速さが増す
というキャラクターになっていました。
しかし、それぞれが必要以上に乗りやすさや速さを犠牲にしているわけではありません。
そして、試乗車すべてにオリジナルの一体ハンドルが付いていましたが、
そちらも握りやすく、硬すぎず、疲れにくい。
それでいてスプリントしてもたわまない、扱いやすさがありました。
どのモデルもレースに投入できるほどのスペックがあり、
それでいてホビーライダーでも脚が負けない。むしろ乗りやすい。
そんな守備範囲の広さにとても感動しました。
GIANTの方にお話を伺ったところ、エアロ性能についてはフランスのレーシングカーも使う風洞実験施設でテストを行っているとのこと。
前モデルがすでに自転車としてほぼ限界値に近いエアロ性能を出していたため、今回のモデルチェンジではエアロを更に突き詰めてフレーム形状を大きく変えるのではなく、乗りやすさの改善を重視したそうです。
さらにGIANTのモデル展開は、単なるフレームやホイールの違いだけではなく、
コンポーネントやスモールパーツに至るまで全ての組み合わせにこだわっているとのこと。
「この一台、この組み合わせを完成形として見てほしい」
というメーカーの思いもあるそうです。
プロペルはかなり人気のある車種なので、この記事を読んでいる方の中にも購入を検討されている方が多いのではないでしょうか。
そんな方々に朗報です。
今回PROグレードなどにも標準装備されているオリジナルの一体ハンドルはかなり完成度の高いものですが、一体形状のため体格や好みに合わせたサイズ選択が重要になります。
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