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【インプレ】COLNAGO V2-R 試乗記
by: 田中 伸也

 

 

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COLNAGO 日本代理店 NBS様のご好意で

2018年モデルV2-R 試乗させていただきました。

 

なるべく普段の仕様に近くチューンナップしての試乗です。

 

すでにメディア系にも

インプレッションが掲載されているので

率直な自分の感想のみです。

 

V2-R 試乗記

 

「Colnago V2-R, the dream come true」

 

イタリア本国のコルナゴサイトの

V2-R発表記事の見出しの言葉です。

 

「夢が実現する」

 

とあるのです。

 

 

エルネスト氏率いるコルナゴ社の理想が現実となったのか?

 

さらには

 

V2-Rを駆るライダーの夢を、も実現する製品なのか?

 

 

「高品質な素材と工法を用いて、

近代的なレースシーンの要望を満たしながらも

クラシカルで美しいデザイン。

コルナゴ社63年におよぶ革新的な成功のエッセンスを

惜しみなく注いだ1台。」

 

 

エルネスト・コルナゴ氏も納得の集大成を意味するかの見出し

上記を踏まえて、実際に試乗しての答えは

 

「si」(イエス)だ。

 

 

踏み出しは、軽いが今時の他メーカーのトップモデル並みといえる。

最近は踏み出しが軽くて当たり前なのだ。

振動吸収性も同様に合格点だろう。

 

ゼロスタートでの踏み出しよりもむしろ,

フレームの剛性感の変化が印象的。

V1-Rは軽量かつ、特有のしなる感触があったが、

V1-R比13%横剛性アップしたV2-RはC60を連想させる。

BB回りに13%もの強化を施せば

フレーム全体のフィーリングも違う。

速度が上がった時の安定性は増し、

巡行性能に磨きがかかっている。

バイクのしなりとBB回りの剛性の

バランスアップの恩恵だろうか、

メーターの表示から見るとパワーを出しやすい剛性感。

V1-Rのエボリューションモデルとしながら

ジオメトリーの一部変更が見られる処も

基礎からバランスを再設計したことが伺える。

 

この手合いはバイクにお任せ的な気持ち良さを体感しやすい。

ライダーに多くを要求せず、従順だが対等、

だからこそバイクを走らせる行為そのものが楽しくなる。

むしろC60の延長線上をかすめる存在、と感じるのは

入れ込み過ぎかと自問してしまうV2-R.

 

試乗を終え、バイクの返却を考えた時感じた事と言えば、

小学生の頃、久しぶりに会った幼馴染のように

最初はお互い遠慮がちだが、

次第によく遊んだ時のように打ち解けて

帰り際に別れを惜しむ感じ。

 

最新モデルにして懐かしい。

 

流石、老舗 COLNAGO!

 

 

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