2023/09/10 11:01
目次
スポーツバイクのタイヤとチューブは薄くて細く、スピードも出るため負荷がかかります。
そのため次のようなパンクリスクが非常に高いのです。
①路面に当たるタイヤ
②空気を保持するチューブ
③金属の部分ホイール
は全て別のパーツ。
空気が少ない状態ですと段差を超えたとき②が①と③の間でぺちゃんこに挟まれて破裂してしまいます。
これを「リム打ちパンク」と呼びます。
適正な空気圧を維持していればほとんど防げるパンクなので定期的に空気を入れるのが大切です。
(ロードバイクなら一週間に一度の空気圧管理を推奨。)
ちなみに当店にパンク修理依頼される方のほとんどがリム打ちパンクです。
上の3つのパーツは適正な空気圧が保たれることによって保持し合います。
つまり適正でない場合ゆるゆるなので走行中タイヤがふっとんでいく可能性があるってことです…恐ろしい( ;∀;)
スポーツバイクは仏式(プレスタ)と米式(シュレーダー)です。
一般車(いわゆるママチャリ)に採用されているのは英式(イングリッシュ)というもの。
スポーツバイク用として売られているものはだいたいこの3つ全てに対応していることが多いです。
例えば当店で一番売れている空気入れ(フロアポンプとも言います)
「BONTRAGER PUMP CHARGER EURO NEW 」の場合
バルブ装着口が二つに分かれています。
上が米、下が仏です。
米式口にアダプター(洗濯挟みって呼ばれてます)を付け加えて英式に対応させる製品もあります。
3,000~20,000円とかなりピンキリなお値段。
高価なもののほうが精度が高く長持ちします。
あとは安定感やグリップの持ちやすさを重視すると良いです。
基本5,000円前後のものを選ぶのが無難かなと。
収納スペースの関係で少しでも小さいのがいいという気持ちも分かりますが、作業性が悪くなるのであまりおすすめしません。
ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク、競技用自転車に多く採用されている定番のバルブです。
細長いのが特徴。
先端のパーツを半時計周りに回して緩めます。
先端を押してみて空気が漏れればOKです。
仏式バルブは非常に細くて折れ曲がりやすいので空気入れは真っすぐ確実に差し込みましょう。
止まったらレバーを立ててあげて準備完了です。(ねじ込みタイプもあります)
タイヤ側面に指定空気圧が印字されているので確認しましょう。
kPaとかpsiとかbarとかいろんな単位で書かれていてややこしいです。
先程紹介した空気入れのメーターを見てみるとpsiとbarメモリがあるのでどちらかを使います。
本当にどっちでも大丈夫です、しっくりきたほうで。
私は昔psi派でしたが周りがbar派だったので会話中の換算がめんどうになりbar派に吸収されました笑
上のタイヤは3.4-5.1bar、かなり幅が広いですね。
ライダーの体重、走行する季節、走行する道等で適正空気圧が変わってきます。
初めての方はとりあえず真ん中にしておけば問題ないです。
毎週変えてみると自分にあった空気圧がだんだんわかってきて楽しいですよ!
数は多くありませんがクロスバイクやマウンテンバイクに採用されています。
ちなみに自動車やオートバイにも同じものが使われています。
空気入れの先端を押し付けレバーを立てるだけで完了です。
仏式と違ってナットが付いていないことが多いので空気が抜けきっているとバルブがホイールの中に沈み込んでしまいます。
頻繁に空気圧をチェックしてあげましょう。
空気を入れすぎた場合先端内側の弁を押してあげれば抜けます。(高額なものだと空気入れ側にリリースボタン有)
当店の在庫ですとTREK FX2やBROMPTON, BESV PSA1が該当します。
DAHON社のK3のように極端にホイール径が小さい場合、レバーを起こして固定するタイプの空気入れを使うことはできません。
延長チューブを使う方法もありますが、作業性が悪いのでPANARACERのワンタッチポンプがとてもおすすめです。
このように青い部分が見えなくなるまで押し付けければロックがかかります!
※¹スポークパターンによっては干渉します。
※²バルブの露出が20㎜以下の場合は使用できないときがあります。
競技用自転車は高速走行を目的とした設計の為、スピードを出そうと思わなくても出てしまいます。
日々のセルフメンテナンスを怠ると大きな事故に繋がってしまいます…
お客様にも最低限やってほしいことは3つ!
①ハンドルやホイールのがたつき、緩みチェック(体重かける)
②ブレーキの確認
③タイヤ空気圧の確認
【写真で解説】クイックとかスルーアクスルとか…どれを買えばいいの? ロードバイクのスタンド選び方
↑自宅用スタンドの選び方も紹介したのでこっちのページも寄ってみてください!
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