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【スタッフ“グラベル”ライドログ】2025年も色々なイベントに参加したので、ざっと振り返り。買って良かったアイテム、来年気になるイベントなんかも。
by: 田中義臣

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こんにちは、池袋チャーリー店の田中です。

今年も残すこと1週間を切り、いよいよ年の瀬といったところですが、2025年皆さんはどんなライドを楽しんだでしょうか?

私はここ数年グラベルライドにハマっていますが、今年は、今まであまり出たことがなかったライドイベントに積極的に参加してきたので、ちょっとご紹介していこうかと思います。

皆さんの来年のイベントカレンダーの参考になるといいのですが・・・

 

4月、(番外編)某イベント代わりの白州グラベルライド。

イベントと言いつつ、いきなりちょっと脇道にそれますが・・・

昨年まで白州のキャンプ場で行われていたシクロクロス系イベントが、今年から無くなってしまったので、イベントのグラベルツーリングを企画進行していた方々のグループライドに混ぜていただいてきました。

ルートは基本、昨年まで某イベントで使われていたコースそのままだそう。

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「28C以上のタイヤならロードバイクでもイケるよ~」なんて言葉を信じて、31Cセミブロックタイヤを履かせたロードバイクで出かけたのですが・・・まあまあ登りで苦しむ羽目になりましたね()

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短いながらもパンチのあるグラベルを合間合間に挟みつつ、新緑の白州の山々をのんびり巡る素晴らしいコースでした。

何らかの形でイベントが復活するといいな・・・

 

5月、STRAVAオンラインイベント、REBOUND 2025。

ちょっと変則ですが、オンライングラベルイベント「リバウンド2025」なんてものにも参加してみました。

世界最大のグラベルイベント、「アンバウンドグラベル」の開催に合わせて行われたこちらのイベント、各自が思い思いに好きなグラベルルートを走り、既定の距離以上の走行ログをアップロードすると、完走証としてデジタルバッジがもらえるというもの。

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私はキリ良く100マイル完走を目指し、年明けから数か月かけて荒川河川敷周辺のグラベルルートを選定。

秋ヶ瀬周辺から熊谷周辺まで、半分以上を未舗装路で走れるルートを作って挑みました。

(こちらのルートも、以前秋ヶ瀬公園で行われていた某イベントのツーリングコースを一部参考にしてたりします。)

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ところが、冬から春、初夏へと季節が進むうちに、当初通れた場所もどんどんと草丈が伸び、轍すら判別不能に。

少し前の航空写真で見ると大規模な畑だった場所も、現在は使われていないところが増え、かつての農道もほどんど自然に還りかかっているような所が増えていってますね・・・

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春先は雨が多く、ところどころ水たまりも残っていたので、急遽買ったフェンダーが大活躍しました。

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後半は持病の腰痛もひどくなり、ヘロヘロになりながらもなんとかトータル165kmのライドを完了。

せっかく時間をかけてルート開拓したので、(完全に通れなくなってしまわないように)今後も定期的に走っていきたいですね。

 

7月、シマノバイカーズフェスティバル、FUJIMI GRAVEL。

毎年富士見パノラマリゾートで行われる自転車の祭典、『シマノバイカーズフェス』。近年はレースだけじゃなくツーリングにも力を入れているみたいですね。

MTBツーリングとグラベルツーリング、両方出たかったのですが、MTBの方は枠が少ないので申し込みできませんでした・・・無念。

グラベルツーリングには3つの距離があるのですが、とりあえず一番長いロングを選択。

前半はパノラマのある入笠山の裾野のダート林道を走り、ロードで甲州街道の通る谷筋を越えて、反対側の富士見高原リゾートへ。

後半は八ヶ岳の裾野に広がるグラベルを抜けてから、ダートとグラベル入り混じる川沿いを谷筋へ一気に下る、変化に富んだ豪華なコースですね。

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特に後半、富士見高原リゾートから川へ抜けるルートは通常立ち入り禁止の林道。

自治体の意向により参加者以外へのルートデータの公開も禁止という、かなり貴重なライド体験になります。

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・・・出発直前にやらかしまして。

ミーティング中に自転車を倒して破損。出発時間に間に合わず、バスで移動して富士見高原リゾートからスタートするミドルコースに混ぜていただくことに・・・

こういう事もあるので、ツールケースに予備のハンガーを忍ばせておくのは重要ですね・・・

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スタッフの皆様(アテンドやトラブル対応も全て有志のシマノ社員の方々が行っているんですね。初めて知りました。)にご迷惑をおかけして凹んでいましたが、走りだすとコースはもう最高。

八ヶ岳の南西に面した林道は路面コンディションが良く、新緑の高原リゾートの雰囲気をたっぷり味わえます。

締めの川沿い林道は直線ルートの下りでスピードの乗りが良く、ジェットコースター気分で楽しめました。

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オマケに、下ったあとのエイドがかなり豪華。

信州名物のおやきに地元和菓子店のブルベリー大福、フルーツ等々色々頂いてホクホク気分で帰路に付きました。

来年も必ず出ます!次こそはしっかりフルコース走りたいですね・・・()

 

8月、信越グラベル。

8月はあまりライドの予定が組めなかったので、スポーツエントリーをつらつら眺めていたところ、定員30名程の小規模なグラベルツーリングイベントを発見したので参加してみました。

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場所は、新潟との県境に程近い長野県の斑尾高原。斑尾山の裾野に広がる斑尾林道とその支線がルートのハイライトになるみたいですね。

周辺は高原リゾートなだけあって、真夏でも林道は涼しく快適。麓の野尻湖を一望できる絶景スポットなどもあり楽しめました。

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普段から一般の車両の立ち入りOKな林道だそうですが、そういった林道の情報を仕入れられるのもイベント参加の醍醐味ですね。斑尾林道、また行きたいです。

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ちなみに、このライドから当店でも施工作業をお受けしている『ヘイローホットワックス』チェーンルブを試しに導入してみました。

本来、水や泥汚れとはあまり相性が良いとは言えないワックスルブですが、クッション性が強く、低回転高トルクでもスムーズに潤滑する性質は意外とグラベル向きかも・・・?

こちらの記事でも少しインプレしてみましたよ。

 

9月、パナレーサーニセコグラベル、ヒグマコース→エゾシカコース。

名前はよく聞くけど遠くて中々行けないイベント、『ニセコグラベル』にも今年は行っちゃいました。

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奮発して前々日入りし、前日には山の上の温泉を目指したり・・・

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ジンギスカンを食べたり楽しんで・・・

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当日朝、雨!

夜中には纏まった量降ったようで、130kmの最長コースで予定されていた区間が走行不能に・・・急遽100kmコースと同じルートを走ることになりました。

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スタートする頃には晴れ間も見え始め、快調な走りだし。

前日温泉目指して登った峠を途中まで登り、いよいよグラベル区間を下り始めます。

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直前まで雨だったので当然ウェットコンディションですが、林道はしっかり砂利が敷き詰められ、整備が行き届いていて走りやすいです。

しぶきでドロドロになっていますが、元々ウェットのMTBパークで遊ぶのが好きなので、むしろかなりテンションが上がって夢中で走ってますね。

(写真は大会公式記録写真から。なんと無料で頂けます。ありがたいですね。 (Instagram @nisekogravel / @panaracer_japan)(X(Twitter)#nisekogravel @PanaracerJ))

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ルートは尻別川に沿って日本海に面する蘭越町方面へ。

標高は奥多摩や奥武蔵よりも低いくらいですが、北の大地だけあって白樺が生えているのが面白いですね。まるで高原みたい。

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海が近くなってくると景色が開けてきて絶景ですね。

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そして、日本海が一望できる峠の頂上でお昼ごはん。海風が心地よい・・・

帰りはロードや河川敷で一気に戻り、メロンを食べて最後のグラベル区間へ。始終楽しく走れました。

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ところで、ニセコグラベルもそうなんですが、「事前にルートデータを配布するから、それを見ながら各自で走ってね」ってツーリングイベントが結構多いんですね。

右折左折のポイントには目印が立ててはあるんですが、しばらく見かけないと「あれ?見逃した・・・?」なんて不安になってきたり。

スマホでGPSデータを見てもいいんですが、場所によっては圏外だったりするので、やっぱりナビ機能も付いたサイコンがあると安心ですね。

私はかなり古いブライトンのライダー450を使っていますが、簡易ナビでもあるとないでは全く違います。

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チャーリーでも450の二世代後継にあたるライダー550を在庫中。安めのナビ付サイコンをお探しの方は要チェックですよ。

 

9月、セルフディスカバリーアドベンチャー王滝ロング/グラベルバイク。

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ニセコからわずか1週間ですが、友人に誘われたので久々に王滝にも出てきました。

最後に出たのはもう6年前。2019年の9月は猛烈な残暑の上、ボトルを落として体調を崩し、初の時間切れDNFとなってしまった苦い思い出が・・・

過去数回出ていますが、出るたびタイムが遅くなっていってしまっているので、今年はせめて7時間切りを目標にします。

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ニセコの前から持病の腰痛が悪化してきていて、最初の登りは慎重に・・・そして下りで一気にペースアップ!

・・・と思ったんですが、なんと最初の下りでリム打ちパンク。

CX用のチューブレスインサートを入れてはいるんですが、グラベルタイヤと合わせるにはビミョーに細く、ギャップに斜めに乗り上げると左右の片側だけリム打ちしてしまう事がまれにあるんですよね・・・

まだ残り80km弱、インサートを抜いてタイヤブートとチューブを入れるか、チューブレスプラグで無理やり補修するか悩みますが、結局一旦プラグで試してみることに。

リム打ちでトレッド側は1cm近く切れているのでプラグを4本、幸いビード側は小さな穴なので1本差し込みます。

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40分以上格闘して何とか漏れも止まり、再びスタートするものの、CP1を越えた先の下り始めで再びパンク。

どうやら4本では足りず、プラグが抜けかかっているのでさらに2本追加します。

おまけに、空気が抜けた際センタートレッド付近にも何かがささり、こちらにも1本追加。もうボロボロですね。

しかもこの日はかなり気温が低く、吹き晒しの峠で作業していると身体が冷え、ポンピングに相当時間を取られてしまいました。

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結局、修理にトータル1時間半ほど費やし、ゴールタイムは8時間26分・・・パンクしてなければおそらく7時間切れたのに!(友人もゴール地点で1時間ほど待たせてしまいました。申し訳ない。)

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今のインサートもかなり長く使ってますし、そろそろ違うインサートも検討しますかね・・・あと携帯電動ポンプ。

 

12月、富士グラベルエクストラ supported by Panaracer。

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 九月からだいぶ間が空いてしまいましたが、今年最後のグラベルツーリングイベントとして、『富士グラベルエクストラ』に参加してきました。

富士山の裾野、静岡県富士市に広がる林道を走るこちらのイベント、普段は林業者の方々しか立ち入りできないルートを走れる貴重な体験です。

実は、去年一昨年にMTBイベント『FPTチャレンジ』で走りに来たエリアとも一部被っているようですね。

今回はトレイル区間がない代わりにより広い範囲を走ることができ、要所要所には富士山が一望できる絶景スポットも用意されています。

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ここら辺の林道は木材の生産用に計画的に植林されているようで、整然と並んだ杉並木と、丁寧に整地されたグラベルが特徴的。

(写真は、イベントをサポートする自転車カメラマンののぶさん撮影。こちらも公式サイトで無料で公開頂いています。ありがとうございます。)

イベント方式も、10人程度のグループごとにサポートスタッフが2人付く万全の体制なので、グラベル初心者の方でも安心して参加できるイベントですね。

5月にはより短いコースでも開催されているようなので、「初めてグラベルイベントに出たい!」という方には特におすすめです。

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コースの後半には、遠く駿河湾まで見通せるような絶景エイドも!すばらしい眺望ですね・・・さむいけど。

王滝以降は週2~3回ZWIFTをする程度で、2か月半ぶりに外に走りに出た為、後半はかなり疲れましたが楽しくライドできました。

ロングライドイベントだと、場合によっては長時間一人旅になってしまう事もありますが、グループライド方式だと談笑しながら走れるのが良いですね。

(オンロードイベントと違って、グラベルイベント、特に今回のようなクローズドコースだと自動車と遭遇することもほぼ無いですしね。)

 

来年行きたいイベント等々。

とまあ、2025年は均してふた月に1度くらいのペースでグラベルイベントに参加していきましたが、今年出られなかった気になるイベントもいくつかあります。

まずは来年二月にも開催される高知の『すくもグラベル』。

例年は夏のイベントですが、来年は冬との2回体制となるみたいですね。

高知というと北海道と同じくらい遠いので中々大変ですが、チャンスがあればなんとか行ってみたい・・・

そして宮城の『グラベルクラシックやくらい』。

UCIグラベルシリーズ入りを目指しているレースイベントですが、翌日に同一コースを使ったツーリングイベントも併催しているので、そちら狙いですね。

ただし、3~5名のグループで出走が必須で、ジャージもグループで揃えないといけないのでちょっとハードルは高め・・・うまく予定が合えば・・・

あとは『十勝グラベル』。

北海道というと今年はニセコに行きましたが、こちらは山間の林道を登って下る、オーソドックスな日本式のグラベルライドでした。

一方、『十勝グラベル』は延々と地平線まで続くような農道を走るイベントらしく、アンバウンドのようなアメリカ的なグラベルイベントの雰囲気があるそうです。

日本でこういうスタイルのグラベルイベントはここでしか体験できないのでは・・・?これはとても気になりますね!

ずいぶん長くなってしまいましたが、皆様は何か琴線に触れるイベントは見つかったでしょうか?

来年も楽しく走りたいですね!

 


 

 

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