街乗り文化からスポーツ文化へ!!
ワイズロード池袋本館 Y'sRoad Ikebukuro honkan
[英語対応可]
2021/10/08 11:43
こんにちは。池袋本館の長山です。
今回は、2014年・秋のロングライドのレポートを、
加筆修正の上で連載にてお届けする「その6」です。
本レポートで、健脚自転車・ロードバイクの醍醐味の
一端を少しでもお伝え出来ればと思います。
また、旅に出にくい昨今、このレポートで僅かばかりでも
旅気分を味わっていただけたら幸いです。
ライド3日目
2014年9月30日(火) その2
秋田路スタート。 12:26
こういう看板のひしゃげ具合、豪雪の仕業かなあ?
「かまくら」の本場が近い地域です。
上りの奥羽本線に遭遇。 12:33
後々に時刻表を確認したら、本線ながらも
約1時間半~2時間に1本のローカル区間でした。
「美人を育てる秋田米」「JAこまち」
秋田っぽい! 12:42
「フォレスタ鳥海まで40km」
前年2013年の鳥海山ヒルクライム大会参戦旅で泊まった宿!
あそこまで40kmの近所まで、自走で来たか・・・。
部屋に自転車 in OK!
窓から鳥海山の雄姿ドーン!!
綺麗な宿でした。
(2013年7月27日)
相変わらず、良い景色が続きます。
ただただ溜息が出るばかり。 12:51
景色を見ながら、ふと妙に腹が減っていると思ったら、
7時半頃の液体朝食以降、合間に手持ちのおやつを
つまんでいただけでした。
時は既に13時、そりゃ腹減るわけだ。
そんなことも忘れるほどの絶景越境街道だったということですね。
気が付いた途端、空腹でパワーダウン。
ふらふらとたどり着いた道の駅おがちで大休憩。
稲庭うどんと、稲庭ラーメン。
どっちか迷ったので、両方行きました。
ウマ~。 13:23
本日最初のまとまった固形食です。
それにしても、雑な写真の撮り方。
早くがっつきたかった気持ちがよく写っています。
そのまま堰を切ったかのように、
あきたこまちジェラートを食し、 13:52
コーヒーとマラサダドーナツでくつろぎ、 14:07
のんびり土産を物色して、更にエナジードリンクも補給。
15:01
気が付けば、道の駅おがち滞在は二時間弱。
今回の旅路初の、しっかりとした休憩でした。
「あともう一週遅かったら、朝晩の冷え込みが
きつくなって大変だったよ。良い時に来たね」
と、売店のおじさんが声をかけてくれました。
たまたま発生した三連休が、たまたま良い時期に重なった。
これは本当にラッキーでした。
その分、三連休前は休みが少なく大変でしたが、
苦しいことは後になって、実は布石だったんだと解るものですね。
湯沢市は小野小町生誕の地。
華やかな美人のイメージがありましたが、
こんな素朴な田舎出身だったんですね。
だからこそ純粋で、美しかったか?
男としては気になるところ(笑)
せっかくなので、小町塚と小町宮へ寄り道。 15:35
ここで地元のおじさんと軽く立ち話。
(写真に小さく写っている方)
この方の息子さん?お孫さん?失念しましたが、
自転車で旅して帰ってきたら、精神が強くなっていたよ、
という話を聞かせて下さいました。
自分は自転車に乗って、何か変わっただろうか。
もし自転車に乗っていなかったら、
一体どういうキャラになっていたのだろうか?
わかりません!!
この地方周辺には漫画「釣りキチ三平」
や「流れ星・銀」のふるさともあります。
ゆっくり再訪してみたいですね。
残り時間と距離から、今回の旅路のゴールは
「大曲」駅と定めました。
大曲は花火で有名なところ。
秋田新幹線一本で東京へ帰れます。
この感じなら、自走で花火見物も可能か!?
さすがにやりませんが!
除雪車のウォーミングアップ!?
冬の近付きを感じます。
16:05
景色良いところでまた止まっていたら、
進行方向から霧が近づいてきた・・・
と思っていたら、霧ではなく雨でした!
ポツポツ、ザー!
にわか雨キター!!
慌てないよう努めながら、ペースをあげます。
思えば、ここまで雨に当たらなかったのがラッキー過ぎました。
こういう変拍子も、たまには良いか。
写真では判りづらいですが、結構降っていました。
そうして走っていて、お、止んだ、と思ったら、
あれ、路面が乾いている。
いつの間にか、天気の境目を抜けてきたようです。
秋田県最初の小都市、湯沢。 16:36
のどかな田舎から一転、見なれた看板のオンパレード。
そんな中にも北国な酒場通りがあったりして、旅情を感じます。
何かの歌詞にありましたね。
横手市へ。 16:55
メジャーなB級グルメ横手やきそばの地ですね。
時間があれば食べたかった。
風雪強そう。この周辺の随所で見かけました。 17:02
この辺りの国道13号、道幅広いところもありますが、
道幅狭い区間の方が多くなってきます。
幹線国道というよりは普通の地方国道。
そこに黄昏時も重なってきて、後続車もバンバン。
でかいトラック率も高く、切れ間を見つけては
空いた車道を突っ走って、後続が迫ってきたら歩道に避けて、
を繰り返します。
17:24
降雨と日没で寒くなり、ホットドリンクを求めて自販機へ。
そこで、路面の縦段差にタイヤをとられて立ちゴケ!
これは、悔しい!
普段から、安全走行は全て自分次第という気持ちで走っています。
かつて事故に遭って以来、そう考えるようになりました。
それが、転んだ。まだまだ油断があったということです。
疲労で、集中力が落ちていたのもあるかも知れませんが、
それも請け負った上での走行なので、言い訳になりません。
反省です。
この時間帯は星よりも月明かりが優勢。 18:18
満点の星空、また見たかったなあ。
ローソンとセブンのガチバトル!
コンビニには本当にお世話になりました。
これまで何度も書いてきましたが、
空腹や寒い時、暗い時に店の明かりを見ると、
随分ホッとしたものでした。
今回のゴールと定めた大曲駅のある大仙市! 18:38
町のある方向が光っていて良くわかります。
この辺りから道の広さが復活、
余力を残す必要もないし、全力ダーッシュ!
時速35~40km位かなと、暗がりの中メーターを見ると、29km。
あり?こんなに漕いでいるのに。
実は向かい風が強いのだと気付きました。遮蔽物も無し。
まあもう、どうでも良いや。
ひたすらがむしゃらにラストスパート!
そして、国道105号線に行き当たります。
繋がった、轍。
実は国道105号線は、2004年に全線を走りました。
その時のツーリングで、今回の目標地だった大館も通っていました。
今回、大館には届きませんでしたが、
これで自走の轍を繋げることは出来ました。
また、国道105号線は羽後本荘まで行っています。
前年2013年、鳥海山ヒルクライムの舞台・矢島から羽後本荘まで
走っていたので、これで矢島とも自走の轍が繋がりました。
轍をツナゲル遊びは楽しいですね!
大館と「大」違いの大曲駅へ。 19:06
東京行き最終新幹線は19:44発。
時間の余裕はあまりない。
輪行パッキングして、切符買って、
帰りの車内用の食料を買ってホームに行ったら、
残り時間は約10分でした。もう少し遅れていたら、
終電を逃すところでした。危ないアブナイ。
でも、こういうギリギリな感じが楽しかったりするから、
我ながら困ったものです。
それにしても、こんな時間の出発で、
当日中に大曲から東京へ戻れるなんて!
凄い時代になったものです。
あきたこまち弁当と高清水ワンカップで、無事終走の祝杯。
道中の稲田を思い出し、しみじみ米を味わいました。
実は、秋田新幹線の座席って、
稲穂の黄金色をイメージした配色なんです。
今までは「ふ~ん」て感じで利用していましたが、
今回、輝く田んぼをたくさん見て合点がいきました。
新幹線でバッビューンと東京へ約三時間半。
自転車で三日間かかった道のり、
高速巻き戻しを喰らった気分です。
こういうことで、新幹線の威力というものがよく判ります。
走行距離:102km
獲得標高:1044m
走行時間:10時間39分
平均速度:22.8km(三日間の合算)
この日の走行は結局102kmだけ。
心のシフトチェンジもあって、ただのツーリングライドでした。
最終的に、三日間合計で572km。
大館まで目標700km強には届きませんでした。
旅人気性ゆえに道草や寄り道が多過ぎて、
体力的に出し切ることもなく不完全燃焼でしたが、
ただ突っ走るだけならいつでも出来ます。
季節、景色、天候、三拍子に恵まれた道のりを
大事にしながらのロングライド、心残りはありませんでした。
ふりだしの多摩川の景色に戻りました。
(最寄り駅からは手押し徒歩で)
そして日常へ・・・。
レポートを書いてみたら、6話に及ぶ長編。
それだけ、印象深く濃い道中だったのだと思います。
漕ぎ続ければ、遠くへ行ける。
そんな当たり前のことをしみじみ感じた旅路でした。
長々とお付き合い下さり、ありがとうございました!
完
・・・と思いきや、実はこの約一月後、
続編をこさえていました!!
続編の名に恥じない、強烈に印象深いライドでした。
次回より、懲りずにそのレポートをお届けしたいと思います。
続その1へつづく
CATEYE INOUで取った記録
Y’sRoad池袋本館
03-5992-4070
ワイズロード池袋本館3Fより、期間限定POP UP STORE開催のお知らせです。
当店では11/17(日)までは、VAUDEサイクルウェアの展示即売会、
11/25(月)から12/8(日)までは、MAVICシューズの試着受注会、
そして、11/29(金)から12/8(月)までは、KPLUSヘルメットの試着受注会を開催とイベント盛り沢山!
この後も年末に向けまだまだイベント開催予定です!
※ちなみに画像には11/28スタートになっていますが、正確には11/28の午後にヘルメットが当店に届いてからその日の夜に店頭に並べる予定ですので、実際には11/29スタートとなりますことご了承くださいませ
当店では普段はKPLUSのヘルメットは在庫していないのですが、この期間中だけ店頭にてほぼ全てのモデルをご試着していただけるまたとない機会になります。
基本的にはご試着していただいてお取り寄せという流れなのですが、モデルによっては即日お持ち帰り可能なものもあります!
KPLUSのヘルメットを一言で纏めるなら、ファッション・最新技術・高品質の融合といったところでしょうか。
新進気鋭のブランドと思われがちですが、実は長年OEM製造によってスキルを磨いてきた実力派。
自然と目を引く綺麗なカラーリングやデザイン等見た目の美しさだけでなく、脱キノコ頭、被った時の見え方ひとつにもこだわった徹底的なアジアンフィット、革新的な技術によって軽量性・快適性・安全性等あらゆる面において高い基準のヘルメットをリリースしています。
これなら被れる!ではなくこれを被りたい!と思わせるような魅力的なラインナップが並びます。
前述の通り、キッズモデルを除いたほぼ全てのモデルが試着可能予定です。
全て計算されたアジアンフィット仕様、当店でも取り扱いを再開したドイツのFIDLOCK社のマグネットバックルを採用、モデルによってはMips®の超軽量・高通気性バージョン、Mips® Air Nodeを搭載していたりと高性能が盛り沢山。
見た目で海外ブランドのヘルメットを選んでみたものの頭に合わなかった…といった苦いご経験がある方も是非ともお試しいただきたいです。
以上、6モデルを予定しています。
即売用として特に売れ筋の2モデル【NOVA】と【SIGMA】は少し店頭在庫する予定です。
また、ご成約特典のノベルティ配布も予定しています。
これだけ多くのKPLUSのヘルメットを試着出来る機会はなかなかありませんので、お見逃しなく!
KPLUS POP UP STORE
開催期間:11/29(金)~12/8(日)
開催場所:ワイズロード池袋本館3F
当店では専用の駐車場のご用意はございませんが、
近隣のコインパーキングなどご案内は下記のバナーをクリックしていただき
ご確認いただければ幸いです。
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