【コラム】ライドシーズンに向けてバイクをキレイにしよう！本間式洗車方法をご紹介！PART2
by: 本間大樹

こんにちは！

入間店の本間です

前回に引き続き自転車の洗車方法についてご紹介します

前回は工具やケミカルをご紹介したので

今回は実際のやり方を解説します

1 水あり、水なしどちらでもいける洗車方法

水あり、水なしどちらでもいける洗車方法

前回も触れていますが水あり水なしどちらでも可能な方法ですが
水なしですと拭き上げのウェス使用量が多くなってきますので
事前に多めに準備しておくことをおすすめします

前後ともホイールを外す

本間は前後ともホイールを外して洗車します

フォークの内側やステーの内側にアクセスしやすくなるのでオススメです

またディスクブレーキの場合ローターとブレーキパッドに水や油が付着すると面倒なので

事前に外します。リムブレーキの場合、そのままでOKです

スプロケットを外す

せっかくしっかり洗浄するのでスプロケットも外しましょう
その際、もともとインストールされていた向きやスペーサーの位置に気を付けてください
SHIMANO12Sスプロケットではスペーサーの厚みも変わるので間違えないようにしましょう

まずはチェーンと駆動系から清掃する

清掃していきます！
汚れは大別すると砂や埃に由来する親水性の汚れと
油に金属粉や埃が付着してできる疎水性の汚れに分かれます
というわけでまずは疎水性の汚れから落としていきます

１チェーン、プーリー、チェーンリングといった駆動系部分にディグリーザーを塗布します
２暫く時間を置きたいので、その間にスプロケットも1枚1枚ディグリーザーを塗布します
３樹脂系プーリーの場合全体的に汚れがこびり付くので塗布した後、爪楊枝等でこそぐとゴッソリ落ちます
４ディグリーザーで汚れが染み出すのでフレームクリーナーを駆動系全体に吹き付けウェスで拭き取ります
→拭き上げ時にチェーンコマやチェーンリングの歯間、プーリーに汚れが残っていると
ずっと油汚れが付いてきますのでしっかり全体を拭き上げしてください

そうするとこれが…

↓

こうなります
いかがでしょう？だいぶキレイになったかと思います

次にフレーム、ホイールを清掃する

残りの部分はフレームクリーナーで清掃していきます

１フレーム、ホイール全体にクリーナーを吹き付け汚れを浮かせる
※リムブレーキの場合、MUC-OFFのウォータレスクリーナーはコーティング性を含むので
ブレーキ面への使用はおすすめしません。ワコーズの泡クリーナーであれば問題ないので機材に合わせてください
２ある程度時間を置いたら水気をウェスで拭き取る
３フレーム・ホイールの最終的な拭き上げは柔らかい布で行う
※最終工程でコーティングをするのでフレームやパーツからできるだけ水気を抜いておきましょう
キレイに拭き上げしたら少し時間を置くとしっかり飛ばせます

細かいパーツもそれぞれ清掃する

スプロケットはディグリーザーを塗ってあるので駆動周りと同じ工程できれいにします
細かいところまで届くブラシ等があると一体化している部分も擦りやすいです
ローターやブレーキパッドはディスクブレーキクリーナーを吹き付けてから拭き上げるとキレイになります
ディスクブレーキキャリパー本体も清掃してください

ブレーキングによる鉄粉や砂埃等が溜まりやすいのでパッドを外した今がチャンスです！

パーツを戻す前にコーティング剤を塗布する

組み上げた状態で行うとフォークの内側やステー内側の塗布を忘れがちです
パーツ組み込み前にコーティングを行いましょう
使用手順は物によって異なるので必ず説明書を読みながら行ってください

全部のパーツを戻してホイールもはめる、それから注油

ローター、パッド、スプロケをインストールし、ホイールもはめます
ブレーキの制動、変速、ガタチェック等を行い安全点検もこのタイミングでしちゃいます
タイヤの空気圧チェックも併せて行うとなお良いかと思います
ここまで問題なければチェーンに注油をしていきます

１チェーンのつなぎ目を探す
→クイックリンクないしコネクトピンがあるのでそこを滴下の初期位置にします
２チェーンコマに1滴ずつ注油し全周行う
※チェーン表面やコマ間にする必要はありませんびしゃびしゃにしないよう注意してください
３チェーン表面に付着したオイルをウェスで拭き取る
４ホイールを回しながらハイ→ロー、インナー→アウターに変速していきオイルを馴染ませる
５油膜ができるまで時間を置く（だいたい6時間前後※メーカーによって異なります）

上記まで終われば洗車終了！
本間車の仕上がりはこんな感じ！