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【ピナレロ通信】新型PINARELLO F7|スタッフ試乗会|MY25 DOGMA F譲りの進化と前作との違いを徹底解説
by: 平山

皆さんこんにちは!

ワイズロード川崎店 副店長兼、ピナレロルーム専任スタッフの平山です。

今回は、スタッフ試乗会にて実際に試乗した PINARELLO 新型F7 について、前作F7との違いや走行インプレッションを交えながら詳しくご紹介します。
MY25 DOGMA Fの設計思想を色濃く受け継いだ新型F7は、レース志向の方はもちろん、走りにこだわるホビーライダーにもぜひ注目していただきたい一台です。

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■PINARELLOとは

イタリアを代表するハイエンドロードバイクブランド「PINARELLO(ピナレロ)」。
ツール・ド・フランスをはじめとした数々のビッグレースで勝利を重ね、現在もワールドツアーの最前線で戦い続けています。

PINARELLOの強みは、レースで勝つために培われた最先端技術を、DOGMAだけでなくミドルグレードにも惜しみなく落とし込む点にあります。
Fシリーズはその代表例であり、「レース性能」と「扱いやすさ」を高次元で両立したラインナップとして、多くのサイクリストから支持されています。


■新型F7とは

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新型F7は、PINARELLOが展開するロードバイクラインナップの中で、Fシリーズの中核を担うグレードとして位置付けられています。
Fシリーズは、ワールドツアーの舞台で実際に使用されるレーシングバイクの系譜であり、PINARELLOの技術と思想が最も色濃く反映されたカテゴリーです。

PINARELLOのロードバイクは大きく分けて、

・レースからホビーまでをカバーする Fシリーズ

・快適性と安定性を重視したホビーライダーの為の Xシリーズ

・グラベルレースからバイクパッキンでの長距離ライドまでカバーする GRシリーズ

という構成になっており、それぞれのカテゴリーに、象徴的な存在として DOGMA が用意されています。

その中でもFシリーズは、スピードや反応性を重視するライダーに向けた、最も競技志向の強いラインです。
シリーズの象徴でありプロ選手も跨る DOGMA F(フレームセット¥1,155,000-) を頂点に以下の完成車ラインナップとなっています。

・F9 ¥2,080,000-
・F7 ¥1,050,000-
・F5 ¥720,000-
・F1 ¥470,000-

これらは単なる価格差や上下関係ではなく、素材構成やコンポーネントの違いによって、走りのキャラクターや選びやすさが整理されたラインナップと言えます。

F9は、DOGMA Fの思想を最も色濃く反映した完成車です。
フレーム素材には Torayca T900カーボン を使用し、コンポーネントには DURA-ACE Di2 を搭載。
完成車はイタリア本国での受注生産となり、レースシーンを強く意識するライダーに向けた特別な一台です。

 F7 は、F9と同じ T900カーボン を使用しながら、コンポーネントを ULTEGRA Di2 とすることで、現実的な価格帯に落とし込まれたモデルです。
DOGMA直系のフレーム設計と素材をそのままに、日常のライドからレースまで幅広く対応できるバランスを備えており、Fシリーズの中でも非常に完成度の高いポジションを担っています。

F5 は、フレーム素材に T700カーボン を採用し、コンポーネントは 105 Di2
価格は ¥720,000- と、最新の電動コンポーネントとPINARELLOらしい走行性能を両立したモデルで、初めて本格的なレーシングロードに乗る方にも選ばれやすい一台です。

F1 は、T600カーボン105 機械式 を組み合わせ、¥470,000- という価格設定。
PINARELLOのレーシングDNAをより身近に体感できるモデルであり、なおかつ F1のみ MY22 DOGMA F をベースとしたフレーム形状を採用している点も特徴です。

このようにFシリーズは、
DOGMA F を基準に、ライダーの志向や使い方に応じて選べるグレード構成となっています。

その中で新型F7は、

・DOGMA F直系の設計思想

・最上位グレードと同じ T900カーボン

・電動 ULTEGRA Di2 完成車

これらを備えながら、100万円前後という価格帯に収まる、非常にバランスの取れた存在です。

「DOGMAに憧れはあるが、実際の使用環境や予算も大切にしたい」
そんなライダーにとって、新型F7は性能・価格・満足度のすべてを高次元で両立した選択肢と言えるでしょう。

●F7の販売スペック

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新型F7は完成車販売が基本となり、コンポーネントには SHIMANO ULTEGRA Di2 電動コンポをラインナップ。
フレーム素材には Torayca T900カーボン を採用しており、これはDOGMA Fと同系統の高品質カーボンです。

高い剛性と軽量性、耐久性のバランスに優れ、レース用途にも十分対応可能。
PINARELLOらしい上質かつレーシーなカラー展開も魅力で、所有欲をしっかり満たしてくれます。

●前作F7との違い

前作F7(F9)は MY22 DOGMA Fの形状を踏襲 していましたが、新型F7は MY25 DOGMA Fの形状をベースに再設計 されています。
使用しているカーボン素材は同じT900ですが、設計のアップデートにより走行性能と空力性能が進化しました。

MY25 DOGMA F用に新規開発された 軽量ハンドル を採用し、さらに 楕円形状のステアリングコラム に変更。
これにより、より狭いスペースでのケーブルフル内装が可能となり、ヘッドチューブは従来よりスリムな形状に。結果として空力性能の向上にも寄与しています。

また、対応タイヤ幅は30Cから32Cへ拡大
レースからホビーライドまで、より幅広いユーザーに向けた設定となりました。

●試乗スペック

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今回の試乗車には、特別に MOST ULTRA FAST ホイール が装着されていました。
完成車標準ホイールとは一線を画す軽量かつ高剛性なホイールで、新型F7の加速性能と反応性を最大限に引き出します。

PINARELLOでは WUP(ホイールアップグレードプログラム) を利用することで、購入時に差額のみで上位ホイールを選択可能。
最初から理想的な構成で乗り出したい方には非常におすすめです。


■インプレッション

●圧倒的な加速感

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最初に感じたのは、初速の鋭さと加速の伸び。
踏めば踏むほど速度が上がり、力が逃げる感覚は一切ありません。

ダンシングでは反応が非常に機敏で、シッティングでも入力に対して素直に前へ進む印象。
「踏んだ分だけ前に出る」という、レースバイクらしい分かりやすい走りが魅力です。

●快適性との共存

これだけ剛性感のある走りにもかかわらず、常に踏み続けなければならないバイクではありません。
力を抜き、丁寧にペダリングすると、まるでエコモードに入ったかのように楽に巡航速度を維持してくれます。

高剛性=疲れる、というイメージを良い意味で裏切る仕上がりで、ロングライドでも扱いやすい一台だと感じました。

 

●前作との走りの違い

前作F7は、誤解を恐れずに言えば 無個性 なフレームでした。
すべてが及第点以上で、ホイールのキャラクターと喧嘩しないバイク、という印象です。

一方、新型F7は 明確な個性を感じるフレーム
相性の良いホイールを合わせることで、その特徴が際立ち、掛け算的にホイールの印象を増長させてくれます。

例えば BORA ULTRA WTO のようなハイエンドホイールを合わせるなら、新型F7の方がその恩恵をより強く感じられるでしょう。
純正のままで乗るにはもったいないと感じさせるほど、ポテンシャルの高い一台です。

 


■試乗するならピナレロルームまでご相談を

世界で4番目、そして アジアで最も早く誕生したPINARELLO専門コーナー が、ワイズロード川崎店「ピナレロルーム川崎」です。
現行モデルはもちろん、店頭でしか見ることのできないレアな車体まで幅広く取り揃えています。

多くのモデルでカラー・サイズを在庫し、試乗車もご用意。
個性の際立つバイクだからこそ、ぜひ 専任スタッフから直接話を聞いてみてください

試乗のご相談は事前のお電話がおすすめです。
044-221-1534(ピナレロルーム直通)

もちろん、飛び込みでのご来店やチャットでのご相談も大歓迎です。
また、ワイズロードではロードバイク購入時に必ず バイオレーサーによる計測 を実施しています。

サイズのご相談から、
「Fシリーズの設計がお身体に合うのか」
「合わない場合でも、どうすれば理想に近づけられるのか」
といった部分まで含めて、丁寧にご案内させていただきます。

 

■余談

今回のスタッフ試乗会では、私以外にも多くのスタッフが新型F7に試乗していますが、印象的だったのは「思ったよりも扱いやすい」という声が非常に多かったことです。
DOGMA直系のフレーム、と聞くとどうしても
「脚力がないと乗れないのでは?」
「硬すぎて疲れそう」
といったイメージを持たれがちですが、新型F7はそういった先入観を良い意味で裏切ってくれました。

特に、普段はロングライド中心のスタッフや、レース未経験のスタッフからも
「巡航が楽」
「踏まなくてもスピードが落ちにくい」
という意見が出ていたのが印象的です。
これはMY25 DOGMA F譲りの空力性能とフレーム設計の完成度の高さによる部分が大きいと感じています。

また、F7というモデルは「DOGMAに近いから選ぶ」のではなく、
「自分の走り方に合っているからF7を選ぶ」
という選び方ができるバイクだとも感じました。

実際の接客の中でも、
「レースは出ないけど、走りの質にはこだわりたい」
「ホイールやポジションで今後カスタムしていきたい」
といったご相談をいただくことが多く、そうした方に新型F7は非常にフィットします。

完成車としての完成度は高いですが、カスタム次第で表情が大きく変わるのもこのバイクの面白いところ。
長く付き合いながら“育てていく一台”としても、新型F7はとても魅力的な存在だと思います。

 

PINARELLOをお探しの方は是非、ピナレロルーム川崎までお気軽にご相談ください

 

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このKEEPERコーティングは施工スタッフはメーカーより研修・認定を受けたスタッフがこれから乗られる方のバイクを丁寧に施工させていただきます。

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KeePer コーティングの特長

①塗装表面の凸凹の凹を埋めて表面を平滑化することで、新品を超える美しいツヤと発色

「KeePer コーティング」をすると分厚い被膜による埋め込み効果が発揮され、乱反射がなくなります。

②カーコーティングで実証された高い防汚能力

強いはっ水力で泥・油汚れをはじめ大抵の汚れを弾き、とても汚れづらくなります。また、汚れ落ちも良くなり、洗車もしやすくなります。

③紫外線からフレームを守り、劣化を防ぐ

「KeePer コーティング」の厚いガラス被膜は紫外線を防ぎ、日焼けから愛車を守ります。また 2重の厚い透明被膜が風雨の摩擦による色褪せも防止します。

 

KeePer コーティングサービスのラインナップ

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【EX KeePer】20,000 円(税込)

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自然硬化の高密度ガラス被膜と最新鋭の有機レジン被膜の 2層構造のメカニズムにより、ベールを纏ったような深い透明感が特長で、耐久年数は 3 年となります。水滴、汚れがつきにくく、美しさを維持する能力が一段高い最上位のコーティングです。耐久年数は 3 年となります。

 

【ECO プラスダイヤモンドキーパー】10,000 円(税込)

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コーティング表面の分子構造の効果でファンデルワールス力(分子間力)による汚れの密着を防ぐ独自の防汚能力を持っています。ホコリが降り積もっても塗装表面には密着せず、水をかければ水滴とともに一緒に汚れが流れ落ち、洗車の回数を減らせます。耐久年数は 3 年となります。

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新車購入時には、愛車を傷や汚れから守る「キーパーコーティング」をお勧めします。

 

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