愛媛で自転車をお探しならY's Road 松山店エミフルMASAKI
2023/03/24 17:04
みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。
先日東京で行われたワイズロードのスタッフ試乗会の様子をお伝えしていきます。
毎年次々と新しいモデルが発売されるスポーツバイク。
いくら自転車屋さんでも最新モデルはスペックしか情報がありません、、
今回、多数のメーカーさんのご協力を得てたくさんの商品を試す機会をいただきました!
限られた時間ではありますが、可能な限りたくさんの商品を「実際に使った感想」とともに紹介していきますので是非ご覧ください!!
#2 COLNAGOの進化が止まらない! V4 Rs試乗インプレ
#3史上最速間違いなし!! TREK新型MADONEを実走インプレ!
#4最高の快適性と加速感の共存!? 異次元の快適さTREK DOMANE
#5日本の工業技術力の結晶! 時速300㎞/h出せるGOKISOハブ!?
#6待望の12s対応ビックプーリー紹介&新作チェーンオイル使用インプレ
#7 超マニアック!ワコーズのグリスを使い分けて最高の性能を
8回目は、
GARMINのサイクリングダイナミクス機能について紹介したいと思います。
今回の試乗会ではガーミンのアンバサダーでプロフィッターの方による講演があったのでGARMINの活用方法を含め、内容を自分なりに嚙み砕いてお伝えできればと思います。
ガーミンとは?パワーメーターとは?という方はまずはコチラをご覧ください。
レースやロングライドでの活用方法をできるだけ簡潔に紹介しました
今回紹介したいのはGARMINのサイクリングダイナミクス機能。
パワーの数値だけでなく、ペダリング中のどの位置で踏んでいるかなど、他社のパワーメーターより多くのデータを得ることができます。
GARMINサイコン、EDGE830以上の機種とGARMINの両足計測パワーメーターを合わせて使うことで使うことができます。
こんな機能があります!
ライド中、シッティングだったかダンシングだったか後から見返すことができます。
ペダリングを真横から見たときにどの角度で負荷をかけているか確認することができます。
ペダルの中心に対してどの位置を踏んでいるかわかります。
ペダリング負荷の左右バランスが確認できます。
これらの数値はGARMIN以外のほとんどのパワーメーターでは計測できない項目です。
今回はこの項目の活用方法をご紹介します。
ペダリング中にクランクのどの角度からどの角度までペダルを踏んでいるか確認することができます。
ピークパワーフェーズは一番負荷の強い部分を示します。
これが実際のライド画面。
ライド後にデータを確認することも可能です。
この角度が広いほうが効率よくペダリングできているとのことです。
クランクの真上(上死点)を0°
一番力がかかる3時の位置を90°
クランクの真下(下死点を)180°としたとき、
ペダリングの開始地点を0° 終了地点を180°より後ろにするべきだそうです。
さらに上達するには、、
ペダリングの開始地点を350° 終了地点を240°にできるとさらに効率的なペダリングになるそうです。
講演会ではワイズロードのスタッフも実際に体験。
普段から自転車に乗っているプロスタッフでも最初からできている人はほぼいません!
それでも、姿勢やフォームを指摘され、意識するようにするとかなり改善しました!
自分も挑戦してみましたが、意識しても意外と難しい!
フィッティングのプロは一瞬で自分の問題点である体の硬さやバランスの悪さを言い当て感服。
自分も帰宅後に改めてローラー台で試してみました。
確かに意識していないと6~210°くらいの角度で目標の数値に届いていません。
これの右足はいいかも。
これが自然にできるようにならなければなりません。
ペダリング角度を350~250°に…というと難しく聞こえますが、
「より早く力を入れ始めて、最後まで力を入れる」ほうが、効率が良いと言い換えればまさにその通りです。
当然といえば当然ですが、実際にやるのは難しい!
自分は出来ていると思っている(思いたい)ベテランさんも意外とできていないかもしれません!
GARMINのパワーメーターを使えば、自分は出来ていないことにくづくことができます!改善はそこから!!
ペダリングは回転運動なので、ただ上から下に踏むだけでは効率よく漕げません。
まして、上死点前から踏み込んで、下死点を過ぎても負荷をかけるには、踏むだけでなく正確に回す動きをする必要があります。
そして片足が終わったと思う頃には逆足が始まっている。それを一分間に90回転繰り返す。
とても難しい動作です。
これを上達するには、しっかり意識すること、日常生活から姿勢を意識したり、ストレッチで体をほぐすことが大事とのことです。
逆に、ペダリングのコツを言葉で伝えたり、理解するのは困難です。
このペダリング角度も意識していればできても、無意識や疲れていてもできるように練習しましょう。
そのためには、普段の練習やローラー台でパワーフェーズを見ながらいろいろなペダリングを試してみましょう!
ペダルの中心を踏めているかチェックすることができます。
左右で差があったり、±5~10くらいずれている場合は注意が必要です。
ずれる原因としては、体の軸がぶれていたり、ペダリングが乱れていたり、クリートのセッティングがずれている可能性があります。
ペダリングだけでなく、ポジションや体の柔軟性も含めて見直してみたほうが良いようですが、必ずしも0にすれば正しいわけではないので、気にしすぎなくてもよいそうです。
実は自分も内側に大きくずれています。
いろいろ試してみましたが、クリートの左右の移動ではあまり改善せず、足裏の母指球寄りで踏むか・小指球寄りで踏むかで大きく変わるようです。
(それが良いかは別として)自分は無意識に母指球のあたりで踏んでいるようで、今のところひざなどに痛みがなく、左右差も少ないので様子を見ていますが、膝や股関節の柔軟性を高めれば改善するかも(?)しれないので、いろいろ試して一番パワーを発揮できるペダリングを探そうと思います。
今回の講演では左右差についての解説はありませんでしたが、ここは均等が好ましいです。
極端に違う場合はポジションやフォームがあっていなかったり、ペダリングに問題があるかもしれませんので要注意です。
ここからは自分の個人的なおすすめですが、、
ペダリングの練習には固定ローラーがオススメです!
固定ローラーであれば、勾配などの外的要因を受けず、ペダリングに集中したり、カメラで録画しながら研究することもできます。
パワーフェーズなどは、入力位置と終了位置どちらも目標値に合わせるのが難しければ、まずは終了位置だけ250°に挑戦して出来たら入力位置を350°にして、、と切り離して練習するのがオススメ。
固定ローラーでできたら実走で試してみましょう!
また、パワートレーニングではパワーの大きさばかりに気を取られてしまいがちですが、今回したペダリング効率が大切で難しいのがご理解いただけたと思います。
固定ローラーは負荷が変わらないのでそれを利用し、同じパワーでより多くスピードを出せれば効率の良いペダリングができていることになります。
パワーメーターを活用してすれば、ペース管理ができるだけでなく、ペダリングスキルやフォームを見直してよりラクに速く走れるようになります!
自分自身でどんどん試してスキルを身につけましょう。
今回ご紹介した機能の対応機種はコチラ
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