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2019/09/25 23:15
【社員試乗会】私的欲求でSUPERSIX StdMod徹底インプレ!【化けます!このバイク】
by: 永平 宏行
本社勤務の「バイオレーサーの中の人」こと、永平です。
前回↓の続きです。
【社員試乗会】私的欲求でCANNONDALE乗り比べインプレ!【EVO Hi&Std/CAAD13】
前回はCANNONDALEの新作3車種を比較した訳ですが、その中で生じた疑問。
「HiModとCAAD13と比べると、StdModのよく言えば貯めのある、悪く言えば(敢えてですよ!)もっさりした踏み心地は万人受けしないかもしれません」
という実走しての感覚と、
「プロツアーのEF EDUCATION FIRSTチームも、軽量性を優先してリムブレーキを使いたい選手はHiModではなく、市販品と同じStdModを使っています」
という事実との乖離。
どーしてもこの疑問を解消したくて(自分の購入バイク候補だから…じゃないですよ!読者の皆さんのためです!)、徹底的にStdModに乗って検証することにしました。
徹底的に乗り過ぎて端から見ていたスタッフから
「乗り過ぎじゃね?」
と思われてしまいました。
・SUPER SIX EVO CARBON DISC ULTEGRA ¥390,000-
読者の方々はもうお気づきかと思いますが、検証手段はコレ。
ホイールを替えました!
バイクの性格に支配的な影響を与えるのはフレームとホイール。
プロが使っているバイクの走りが、それ相応じゃないと感じられるなら、それはフレームのせいではなくて、ホイールのせいでは無いか?と思うのは当然ですよね。
上の写真のように、マビックさんのブースでホイールを履き替えてノーマルとの違いをじっくり検証。
履かせたホイールはキシリウムプロカーボンSL UST ディスク。
↑これ、後輪のスポークパターン的に写真がSLじゃない気がするけど、
マビックさんのSLのページから拝借してます。
↑これはまごうこと無きSLの後輪。
放射状のドライブサイドのスポークパターン=イソパルスが特徴です。
重量: 1495g ¥295,000+税 (ペア)
リム高32mmのクライミングホイールですが、ワイドなリムプロファイルによってリム高に見合わない巡行性も併せ持っています。
さて、その検証結果はどう出たのでしょうか?
【検証結果】
化けました!
やっぱりな~という結果に。
ノーマルのSIホイール仕様で感じていたネガがほとんど払拭されて、
「ああ、これならプロ仕様のバイクだよね!」
と思える運動性能に。
StdModの貯めのある剛性感・踏み心地はそのままながらも、少しその色が薄まり、キレが増してよりレーシーな特性に。
若者(お茶の水のコニシ)を追うおっさんw
ホイールシステム全体の軽さと剛性感、クリンチャー⇒チューブレスへ、ビットリア・ルビノ⇒マビック・イクシオンへ、幅が28c⇒25cに変わったことにより、加速のキレも高速での巡行性も同じフレームなのに明らかに向上しています。
※キシプロの製品スペックは28cとなっていますが試乗ホイールは25cでした
やっぱりホイールの影響力は凄いですね。
「カスタムの王道」と言われるだけの効果はありますね。
もちろん、ノーマル仕様でもハイト35mmのカーボンリムですから価格を考慮すればパッケージとしてとても良い仕様だとは思います。
完成車でカーボンホイールが標準でセットアップされてくるわけですからね。単品販売は無いホイールですが、恐らく単品販売したら15万円前後?はするのではないでしょうか。
しかし、そこはやはりホイール単体価格¥295,000+税のキシリウムプロカーボンSL USTディスクとの性能差は明確にあって、バイクの印象に対する支配力は無視できないな~っと。
同様に、HiModで試乗したKNOT SLカーボンホイールはキシプロカーボンと同等の「キレ」と感じましたから、価格分の性能差が同じCANNONDALEブランド内でもあった訳で、その点でも同じ感想を持ちました。
やっぱり、
ホイール変えると変わる。
月並みと言えば月並みな結果ではありますが、実際に自分の脚で体感すると改めてその効果に驚きますね~。
という訳で、
StdModでもプロツアーチームが使うに値する性能があった。
という結論となりました。
【HiModと同じになるのか?!】
もちろん、ホイールを替えてHiModと100%同じになるかと言うとそんなことは無くて、やはりベースのフレームの弾性率の違い、キャラクターの違いは明確に残っていて、踏み応え・脚当たりに表れています。
↑文句のつけようが無かったHiModと同じになるのか??
踏み込んだ入力に対するレスポンスの速さはやはりHiModの方が上ですが、ノーマル仕様で感じたその差はかなり縮まっています。
ノーマル仕様でHiModを100とするなら、ノーマルStdModが剛性「感」80、キシプロに履き替えると90~95というところでしょうか。
「差」が「微差」になったという感じ。この感触なら、StdModの脚当たりの良さ(優しさ)がホイールに邪魔されずにかえって活きてくると思います。
レース志向でも、ペダリングの入力に対する「伸び」や長距離を走った際の関節や筋肉への「ダメージの少なさ」を重視するなら、あえてのStdMod、という選択肢は十分アリだと思います。
ライドの後半に脚を残せるとも言えますね。長距離テストをしていないので想像の域を出ませんが、疲れてからでも進むフレームなんじゃないか?と想像しています。
そういう意味ではプロよりも脚力の劣る我々一般ライダーにむしろ向いているフレームかも知れません。
他には、ヒルクライムで考えるならダンシングを多用するよりも、シッティングでペースで淡々と登る人ならStdModの方が向いているかもしれませんね。
このバイク、もし「キレを求めるなら」ホイール交換をお薦めします!ホイールまで替えなくてもせめてタイヤは25cにしたいですね。今流行りの?新車購入と同時にホイールスペックアップ、がお薦めです。
逆にレーシーな走りをしないならば、ノーマル仕様でも十分かも知れません。仮にノーマル仕様で走っていたとしても、ホイールを替えればいつでもプロレベルの走りをしてくれる素養があることは間違いありません!
【で、買うの?】
いや、欲しいですよw
まあ、欲しいのと買えるのはまた別の話ですからね…。
前回、長距離でガチインプレしたスコットのアディクトRCだって今回のSUPERSIX EVOとまた違った乗り味でとても魅力的だしw
職業柄、様々な良いバイクに乗れる機会が多いのは嬉しいのですが、物欲を刺激され続けるのも困りものですね。
今後も「月間ディスクロードをガチインプレ」の企画で20モデルの話題のバイクに乗ってインプレをお届けしてゆきますので、どうぞご期待ください!
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