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自転車は、心を目的地まで連れて行ってくれる。
by: YUSA

結論

自転車は、人や荷物を目的地まで運んでくれる乗り物ではありません。その日に向かう自分の心まで、静かに連れて行ってくれる乗り物なのだと思っています。

自転車+海

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「自転車+○○」

そう聞くと、カメラやコーヒー、キャンプなどを思い浮かべる方が多いかもしれません。私にとって、その「○○」は海です。休日だけではありません。気持ちを整えたい日も、挑戦したい日も、答えを探したい日も、私は海へ向かいます。

目的は、景色を眺めたり、波の音を聞いたりすることではありません。その日の海に入り、その日の自然と身体を同調させること。言い換えれば、その日の自分のactivattionです。

そして、その時間は海へ飛び込んだ瞬間から始まるのではありません。家を出て、自転車にまたがった瞬間から始まっています。ペダルを踏み、一漕ぎごとに呼吸が整い、身体が目を覚まし、心が少しずつ海へ向かっていく。

目的地へ移動しているのではなく、心を目的地へ近づけている。
私にとって自転車とは、そんな時間をつくってくれる存在なのです。

「何も考えない」は、前へ進むための技術

2024年は地元の海で寒中スイムを続けていました。連日の冷たい海へ入る中で、自然とたどり着いた答えがあります。

・焦らない
・急がない
・何も考えない

これらは消極的な気持ちではなく、余計なことを考えず、一歩踏み出すための前向きな準備です。
この感覚は、日常にもよく似ています。

・逃げ出したくなるほど緊張する日
・気の重い仕事
・向かうだけで力がいる場所

そんな日は誰にでもあります。

自分の足で向かうということ

電車や車で彼の地へ赴くこともできます。けれど、ゆっくりでも、自転車を漕いで向かうその時間は、「自分の足で向かっている」ことに相違ありません。その積み重ねは、その日に心を同調させる圧倒的なアドバンテージになると私は思っています。

自転車は、それがとても上手です。
高効率だから、という意味ではありません。
身体を動かし、風を受け、景色の変化を感じながら少しずつ進むことで、目的地へ着く頃には、自分の心もその場所へ到着しています。

自転車に乗る、というより、自転車が連れて行ってくれる。
私には、いつもそんな感覚があります。

自転車が運んでくれるもの

ロードバイクには速さがあります。
MTBには安心感があります。
クロスバイクには軽やかさがあります。

それぞれ魅力は違います。
けれど共通しているのは、「目的地までの時間そのものを価値あるものへ変えてくれる」ことです。
ただ目的地へ着くだけなら、もっと速い移動手段はいくらでもあります。それでも自転車を選ぶのは、移動する時間そのものが、自分を整える時間になるからではないでしょうか。

・焦らない
・急がない
・何も考えない

ただペダルを踏み続ける。そうしているうちに、目的地へ着くだけではなく、自分の心も、その日に追いついている。

私は、自転車の本当の価値はここにあるのだと思っています。自転車は、荷物や人を目的地へ運ぶ乗り物ではありません。
心を整えながら、その日へ向かわせてくれる乗り物なのだと思っています。

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