- HOME
- 商品紹介 -ITEM-
- 【コラム】冬準備を先取り!秋から始める自転車の防寒対策
2026/10/06 15:17
【コラム】冬準備を先取り!秋から始める自転車の防寒対策
by: ウェアの民
みなさんどうもです!
ウェアの民です。
前回は、夏のサイクルウェアをベースに、ウォーマーやウィンドブレーカーなどをプラスして、夏装備から秋装備へ移行する方法をご紹介しました。
まだ少し暑さが残っている時期ですが、季節はあっという間に進んでいきます。
秋が深まってくると、朝晩の冷え込みが強くなり、気が付けば「夏の装備だけではちょっと厳しいな」と感じる日も増えてきます。
そこで今回は前回の続編として、秋装備から冬装備へ、どうやって切り替えていけばいいのかを紹介します。
いきなり真冬用のウェアを全部そろえる必要はありません。
まずは「どこから寒さを感じるのか」「どんな素材を選べばいいのか」を知って、必要なところから少しずつ冬仕様に変えていけば大丈夫です。
前回の記事はこちらからチェックできます。
目次
秋から冬は「冷気を感じない」装備がポイント
冬のサイクルウェア選びで、まず意識したいのが「冷気を感じないこと」です。
冬は当然ながら外の気温が低く、さらに自転車では走行中ずっと風を受け続けます。
例えば気温が5℃の日に自転車で走れば、止まっているとき以上に「寒い!」と感じることがあります。
運動によって体の中では熱が作られていても、冷たい風によってその熱をどんどん奪われてしまうからです。
せっかく体が温まってきたのに、下り坂に入った途端にブルッと寒くなる。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
そこで冬用ウェアでは、単純に「厚手で暖かいもの」を選ぶだけではなく、冷たい風をどう防ぐかがとても重要になってきます。
さらに、手先や足先などの末端部分は一度冷えてしまうと温まりにくいため、ウェアだけではなく小物まで含めて冬支度することが大切です。
冬物は「生地」に注目すると選びやすい
秋のウェア選びでも少し触れましたが、冬用サイクルウェアを選ぶときは生地の特徴を見ると分かりやすくなります。

まずインナーは、秋に使っていた夏用から、保温性のある冬用へ変更していきます。
そしてジャージやボトムスは、裏起毛+防風性を意識して選んでみましょう。
裏起毛というのは、生地の裏側をふわっと毛羽立たせたもの。肌と生地の間に小さな空間ができ、そこに暖かい空気をためることで、体温を逃がしにくくしてくれます。
一方、防風性のある生地は、外から入ってくる冷たい風をブロックしてくれます。
つまり、裏起毛が「暖かさをキープする」役割なら、防風生地は「冷たい風を入れない」役割です。
この2つを組み合わせることで、冬のライドに必要な暖かさを作りやすくなります。
裏起毛のみのアイテム↓
そもそも「防風生地」って何?
初心者の方にとっては、「防風」と書いてあっても、いまいちイメージしにくいかもしれません。
簡単にいうと、風が生地を通り抜けにくい素材です。
冬の自転車では、走っているだけで前から冷たい空気がぶつかってきます。
普通の通気性が高い生地だけでは、その冷気が衣服の中まで入り込んでしまいます。
そこでウェアの表側に防風性のある生地を使い、冷たい風の侵入を抑えます。
初冬から厳冬期向けのサイクルジャージでは、表側に防風性のある生地、裏側に起毛素材という組み合わせがよく使われます。
さらに寒さが厳しくなるモデルでは、防風生地と裏起毛の間に中綿を入れて、より高い保温性を持たせることもあります。
「冬用ジャージはなんであんなに暖かいんだろう?」と思っていた方も、こうした生地の組み合わせを知ると、ちょっと納得できますよね。
ただし、防風なら何でも暖かい……わけではありません
ここで少し注意したいのが、防風性にもデメリットがあることです。
冷たい風を防いでくれるということは、反対にウェアの中で発生した熱や汗も外へ逃がしにくくなるということです。
自転車は意外と運動量が高いので、冬でも走っているうちに汗をかきます。
ウェアの中が汗だくになった状態で休憩したり、長い下り坂に入ったりすると、その汗が冷えて一気に寒く感じることがあります。
「寒いから、とにかく一番分厚いウェアを着ればいい」というわけではないんですね。
大切なのは、冷気は防ぎつつ、余分な熱や汗は逃がせることです。
冬のウェアは「前と後ろ」で役割が違う
そこで、自転車用の冬ウェアには、場所によって生地を使い分けているものがあります。
例えば、走行中に冷たい風が直接当たりやすい胸や腕の前側には、防風性のある生地を配置します。
さらに裏側には起毛素材を組み合わせて、冷気を防ぎながら体温を保ちます。
一方、背中側は前面ほど強く風を受けません。
そのため、裏起毛で暖かさを確保しながら、少し通気性のある素材を使って余分な熱を逃がせるようにしたウェアもあります。
このように、「どこから冷えるのか」「どこから熱を逃がすのか」を考えて作られているのが、自転車用冬ウェアの面白いところです。
自転車は前傾姿勢で走るので、一般的な防寒着とは違った考え方で作られています。
うまく設計されたウェアなら、冬用インナーと冬用ジャージの2枚を基本にして、走り方や気温に合わせてベストやウィンドブレーカーを追加するだけでも快適に走れます。
冬はウェアだけじゃない!細かな小物が重要です
ここまで上半身やボトムスについて紹介してきましたが、冬の自転車では手先・足先・顔まわりの防寒もかなり重要です。

体の中心部分は暖かいのに、指先だけが冷たくてつらい。足先が冷えてペダリングに集中できない。
そんな状態になると、せっかくの楽しいライドも一気に修行になってしまいます。
冬は「冷えてから温める」のではなく、最初から冷やさないことを意識してみましょう。
冬用グローブは「暖かさ」と「操作性」のバランスが大切
まずは手先です。
自転車の手は、ハンドルを握るだけではありません。ブレーキやシフト操作も行う重要な場所です。
そのため、冬用グローブは単純に分厚ければいいというものではありません。
冬用モデルは手の甲などに複数の防寒素材を重ねているものが多く、夏用グローブと比べるとどうしても厚手になります。
もちろん暖かさは大切ですが、あまり厚すぎると指が動かしにくくなり、ブレーキやシフト操作に影響することもあります。
また、中綿などが入っているモデルは、同じサイズ表記でも夏用グローブより窮屈に感じることがあります。
可能であれば試着して、指が自然に曲げられるか、レバー操作がしやすいかまで確認しておきたいところです。
通販で購入する場合も、手の周囲や指の長さなど、メーカーが指定している測定方法を確認してからサイズを選ぶと安心です。
裏起毛のみ↓
裏起毛+防風↓
薄手
厚手
足先の冷えには「冬用ソックス+シューズカバー」
次は足元です。
冬用ソックスは、夏用の「蒸れにくさ」「汗を乾かしやすい」という性能に加えて、保温性が重要になります。
ただし、ここで意外な落とし穴があります。
どれだけ暖かいソックスを履いても、使用しているシューズの通気性が高いと、冷たい風がどんどん入ってきます。
特にロードバイク用のビンディングシューズは、夏場の快適性を考えて通気性を高めているモデルも多くあります。
夏には最高だった「風がよく通るシューズ」が、冬になると「風が冷たすぎるシューズ」に変わってしまうわけです。
そんなときに活躍するのがシューズカバーです。
冬用ソックスだけで頑張るのではなく、ソックスとシューズカバーを組み合わせることで、足先への冷風を抑えやすくなります。
特にスピードを出して走る方や、運動量が多い方は風を強く受けるので、シューズカバーを用意しておくと安心です。
※シューズカバーは使用しているビンディングシューズに対応したものを選びましょう
顔まわりはフェイスカバーで冷風対策
最後に忘れたくないのが顔まわりです。
目元はアイウェアで風から守っている方も多いと思いますが、頬や鼻、口元、首まわりは意外と冷たい風を受けています。
そこで便利なのがフェイスカバーです。
顔まわりを覆うことで冷たい風が直接肌に当たりにくくなり、冬のライドがかなり快適になります。
首まで長さのあるタイプなら、ネックウォーマーのように首元までカバーできます。
さらに耳まで覆えるタイプなら、顔・首・耳の3か所をひとつで防寒できるものもあります。
小さなアイテムですが、冷たい風を受け続ける冬の自転車では、その効果を実感しやすい部分です。
冬支度は「一気に全部」ではなく少しずつ
秋から冬への衣替えというと、冬用ジャージ、冬用インナー、冬用グローブ、シューズカバー……と、いろいろなものが必要に感じます。
でも、全部を一度に買う必要はありません。
例えば秋の終わりなら、まず冬用インナーを追加する。次に朝晩の冷え込みが強くなったら冬用グローブを用意する。さらに気温が下がってきたら冬用ジャージやシューズカバーを追加する。
このように「寒さを感じる場所から順番に対策する」と、自分に必要なアイテムが見つけやすくなります。
もちろん住んでいる地域や走る場所、走る時間帯によって必要な防寒性能は変わります。
平地中心なのか、山を走るのか。早朝に走るのか、昼間に走るのか。短時間なのか、ロングライドなのか。
自分の走り方をイメージしながら選ぶのがおすすめです。
夏から秋、秋から冬。ウェアは「足し算」で考える
前回の記事では、夏の装備にウォーマーやウィンドブレーカーをプラスして秋へ移行する方法をご紹介しました。
そして今回は、その秋装備からさらに一歩進んで、冬用インナーや防風・裏起毛ジャージ、冬用グローブ、シューズカバー、フェイスカバーなどを追加していく方法をご紹介しました。
こうして考えると、サイクルウェアの衣替えは「夏服を全部しまって冬服に総入れ替え」というものではありません。
今持っているものをベースに、必要な防寒性能を少しずつ足していく。
これが自転車の季節移行ではかなり重要です。
特にインナーやウォーマー、ウィンドブレーカーなどは複数の季節で使えるものも多く、組み合わせ次第で活躍する期間を長くできます。
はじめて冬用サイクルウェアを選ぶなら
これから初めて冬用のサイクルウェアを購入する方は、まず「どのくらいの気温で走るのか」を考えてみてください。
真冬でも日中しか走らない方と、早朝からロングライドをする方では必要な防寒性能が違います。
また、冬用ウェアは暖かければ暖かいほど良いというわけでもありません。
汗をかきやすい方なら、保温性だけでなく汗を逃がしやすいことも重要です。
寒さ対策と汗対策。この2つをうまく両立できるウェアを選ぶことが、冬の快適なサイクリングにつながります。
季節に合った「対策」で一年中、自転車を楽しもう
夏、秋、冬と季節が変わるたびにウェアを全部買い替える必要はありません。
夏用の基本装備をベースに、秋はウォーマーやウィンドブレーカーを追加。
そして冬が近づいたら冬用インナーや防風・裏起毛ウェア、冬用グローブ、シューズカバーなどを足していく。
こうして少しずつ装備を変えていけば、季節の変化にも無理なく対応できます。
特に冬は「寒くなってから買おう」と思っていると、いざ必要になったときに慌ててしまいがちです。
まだ本格的な寒さが来ていない今だからこそ、自分の持っているウェアを一度チェックして、足りないものを少しずつ準備しておくのがおすすめです。
冬の自転車は、しっかり準備さえしてしまえば、空気が澄んでいて景色も楽しみやすく、夏とはまた違った気持ちよさがあります。
「寒いから自転車はお休み」ではなく、寒さに合わせてウェアをアップデートして、冬のサイクリングも楽しんでみませんか?
ワイズロードオンラインでは、季節を問わずさまざまなサイクルウェアや防寒アイテムをチェックできます。
さらに、オンラインで選んだ商品をワイズロードの店舗で受け取れる「店舗受け取り」サービスも利用できます。
サイズや着こなし、冬用ウェアの組み合わせで迷ったときは、ぜひお気軽にご相談ください。
秋のうちから少しずつ冬支度を始めて、今年の冬も快適に自転車を楽しみましょう!!








