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【私のBROMPTON】9月3日は記念日
by: 長山靖

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こんにちは。池袋本館の長山です。

 

私のBROMPTON記念日

私事で恐縮ですが、本日9月3日は私のBROMPTONライフのデビュー記念日です。2006年9月3日にM3Lを購入したのが始まりでした。

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(購入間もない頃。時代が時代なので画質わろし)

既に所有していたロードバイクなどの健脚車種に対する、気軽に輪行も出来るのんびり近距離散策用、としての投入でした。他車種との役割を分けるメリハリをつけるため、ギア守備範囲の広い6段変速モデルではなく、片手のみのシンプル変速操作の3段変速モデルを選択。

その思惑通り、BROMPTON M3Lは大活躍。

バリバリのスポーツサイクルとシティサイクルの間を埋めるそのキャラクターは、自転車のある生活の幅を大きく広げてくれました。


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フロントバッグの安定した積載力(バッグ込の耐荷重10kg)も相まって、学生の頃に大変重宝していたブリヂストンのカゴ付き3段変速のシティサイクルが、軽い折り畳み自転車となって帰ってきたかのようでした。

 

 

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(川崎大師の門前。購入したてで楽しく、よく仕事後に某M店長と共に夜な夜な徘徊したものでした)

 

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(秋田県大館市、小さな旅の町巡りに重宝)

 

そうして使ううちに、記憶が確かなら2008年頃、成り行きでM店長と共に多摩丘陵の坂群を走ったら、折り畳み自転車ながら剛性がしっかりした走行性と小径車輪で一漕ぎの漕ぎ出しが軽い、ということのお陰か
意外と坂を登れるぞ?ということに気がつきました。

それからは、纏まった登坂を含むコースのライドも増えていきました。
M3Lでしっかり登ったライドをざっくりリストアップすると、
(CATEYE走行記録を見つけたものはリンク貼りました)

ヤビツ峠(神奈川)、奥多摩日原(東京)、
松姫峠 、笹子峠旧道、昇仙峡(以上、山梨)
房総半島横断 マザー牧場、鹿野山(以上、千葉)、
奥久慈(茨城)、阿仁 天狗平(秋田)
定峰峠~白石峠、三峯神社 
三峯神社2回目、三峯神社3回目、城峯山(以上、埼玉)
わたらせ渓谷(群馬)、佐渡南部 (新潟)
猪苗代、郡山~いわき 、母成峠~裏磐梯 
白布峠、磐梯山ゴールドライン
磐梯熱海~3峠越え~喜多方御霊櫃峠(以上、福島)

・・・など、思い出せた分だけでもこれだけ出てきました。

(獲得標高は、スマホのGPS機能を使うCATEYEは
少し多めに記録されているようです)

 

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(福島県、磐梯山ゴールドライン)

輪行が圧倒的に便利なのと、フロントバッグの積載力の2要素が、ツーリングへの出番を増やしたのでした。3段変速なので軽いギアが足りず、脚力でカバーすることもしばしばでしたが、それがチャレンジ性を帯びてかえって楽しく、自然とトレーニングにもなって、愉快に走ることが出来ました。
(走行後は体がバキバキでしたが!)

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(山梨県、昇仙峡へ至る道)

そうして酷使する様子に「自転車がかわいそう」と言われたりしながらも13年と3ヵ月、健気に活躍を続けてきてくれました。BROMPTONの耐久性は伊達ではない!と、しみじみ実感しました。

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(福島・山形県境、白布峠。標高1404m)

 

しかし、さすがにガタが出てきました。メインフレームの折り畳み部が、僅かながら縦にガタが出ているのを筆頭に、全体的にくたびれ感が漂ってきました。それでも尚、平凡な走りであればまだまだこなしてくれて、かなり踏み倒してきたのに、よくぞこれだけ持ってくれている、と感心しつつ、安心して踏み倒す感じではなくなってきました。 

 

そこで、思い切って新しいBROMPTONを購入!!

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選んだのは、M3L。

再びの3段変速!

しっかり登ることもあるんなら、6段でしょ!?と思われそうですが、シンプル3段操作に慣れ切った身には、6段変速モデルのハンドル左右に分かれたシフト操作が煩雑に思えてしまうのです。

それに、3段変速のギア比が、すっかり足に馴染んでしまっていて、都民の森ヒルクライムで試した6段変速は便利でしたが、3段変速に戻った時、「そうそうこれこれ」と思ってしまいました。

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(武蔵五日市~都民の森~風張峠で試走したM6L)

私にとっては、デフォルト(フロント50T)の3段がしっくりくるんですね。それに、重い、中くらい、軽い、の3段変速だと、長い登りでは実質「軽い」の一択。変速の必要が無い(というか出来ない)ので、
迷いなく漕ぎに専念出来るのが個人的にはお気に入り。
 

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(今度の新車は郵便屋さん!?)

そもそも、BROMPTONデビュー時の初志は、冒頭に書いた通り3段変速で行ける範囲でのライドに出動してもらおう、というもの。それ以上の範囲は他の車種の出番。その役割分担は変わりません。

 

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(奥多摩、松姫峠。標高1250m)

3段でも、これだけ登りをカバー出来ていたんだから、BROMPTONのライド守備範囲は、まだまだ3段で充分!6段の軽いギアに頼るのは10年早い!
(※6段モデルは、3段の一番軽いギア比よりも軽いギアが、もう2段得られます)

ということで、3段変速のM3Lに決定したのでした。

全く同じモデルで更新するということで、意味は全然違うかも知れませんが伊勢神宮の式年遷宮を連想してしまいました・・・。

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鳥居を連想させる赤なので、魔除け感?が出ていてお気に入り。ちなみに伊勢神宮の鳥居は赤でなく無色(木材色)らしいです。

この新車は、令和元年の大晦日に初乗り、試走。そして令和二年元日、初ライド出動しました。

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毎年恒例の初日の出ライド!

(東京都大田区、城南島海浜公園)

 

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そしてこれまた恒例の元日初詣ライド!七福神巡りで、初日を浴びながら。

 

 

・・・そして今、この新車でバリバリと遊んでいる、というのが、私のBROMPTON遍歴です。

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(バリバリついでに雷バリバリと新車)

 

今日は2021年9月3日。

そうか、あれから丸15年、経ったのか・・・。
しみじみ。

 

 ところで、初代M3Lはどうしたのか?

 

 

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2007年3月30日、初代M3Lデビュー半年の頃、廃線を翌日に控えた鹿島鉄道沿線ライドに行った時の一枚。
ヘッドマークには「みなさま さようなら」

いつかは、この初代にもこういう瞬間が来るのでしょう。でも、ここにはとても書き切れないディープな思い出をたくさんたくさん作ってくれた初代。

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(勾配20%の急坂も突破してくれた初代M3L)

相棒感や戦友感が積もり積もって、処分する気にはとてもなりません!動く限りは、動かして、道具として全うしてやりたいと思っております。

 

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 初代M3L、第一線での活躍、今までありがとう!!これからも、緩いライドではヨロシク頼みます!!

↑ 引退が近い寝台特急「あけぼの」を見送る図
(2014年、秋田県大館市)

と掛けてみました。この列車にも随分お世話になったので!
(この初代で輪行乗車したこともあります)

 

長年、新たに買い増ししてでも使い続けたい自転車、BROMPTON。

 

味わい深いヤツなんです。

 

心の底からオススメです!!

 

お店には試乗車をご用意しております。

ぜひ、BROMPTONに触れてみて下さい!!

 

written by 長山  靖

 

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