街乗り文化からスポーツ文化へ!!
ワイズロード池袋本館 Y'sRoad Ikebukuro honkan
[英語対応可]
2021/12/23 18:56
こんにちは。池袋本館の長山です。
秀作折り畳み自転車 B R O M P T O N
それを、趣味で熱心にロードバイクに乗られている方が追加で購入されるケースが少なくありません。
走りにこだわるロードバイク乗りが、なぜ16インチ小径折り畳みのBROMPTONを追加で購入するのか!?
その理由を、私なりにリストアップしてみる その5です。
※基本的な魅力については
にまとめてあります。
意外と良く走る!!
ある時、BROMPTONでサイクリングしていたら、のんびり走るブロンプトン2人組に追いついたことがありました。声を掛けながら時速20km台半ば位の速度で追い越したのですが、
「えーっ!BROMPTONて、あんなにスピード出るの!?」
と、驚かれてしまいました。
折り畳み & 16インチの小さい車輪、だと、まあ走りもそれなりでしょ?というイメージが強いのかもしれません。
実は、ロードバイクで培われた剛脚をお持ちの方でも満足頂けるほど、ちゃんと走ってくれます。
なんたって、BROMPTONのレースがあるぐらいですから!
日本を含む世界各国での予選に始まり、イギリス本国での世界大会まであります!上位参加者は、平均時速40kmくらいで熱いバトルを繰り広げるそうです。
※2021年現在は昨今のイベント事情により休止中
剛脚な人なら、そりゃあ何に乗らせても速いでしょ?と言われそうですが、もし頼りない折り畳み自転車であったなら「折り畳み部分が壊れるんじゃないか・・・?」なんて心配がよぎってしまい、安心して漕ぎ抜くことが出来ません。
また、ヤワな走行性能であったなら、せっかく発揮したパワーを受け止め切れず、フニャフニャよじれて腰砕けな走りになってしまいます。
信頼に足るだけの頑丈さや素性の良さがあるからこそ、剛脚を発揮出来るのです!!
私の場合は、平地ライドはあまり燃えないのですが、登坂となるとお楽しみスイッチが入ります。登坂でもグイグイ漕いで車体に強めの負荷が掛かるので、やはり信頼感は大切です。私の愛車は3段変速のみのモデルなので、しっかりした登坂では軽いギアが足りなくなることもしばしば。そのため、いつもグイグイ漕ぎ抜くことになり、尚更そう感じます。
( 眼下に広がる甲府盆地から登り始めて昇仙峡へ)
その3段変速で登った、主だった坂を思い出すままリストアップしてみると、
(CATEYE走行記録を見つけたものにはリンク貼っています)
ヤビツ峠(神奈川)、奥多摩日原(東京)、
松姫峠 前・後、笹子峠旧道、昇仙峡(以上、山梨)
房総半島横断 前・後、マザー牧場、鹿野山(以上、千葉)、
奥久慈(茨城)、阿仁 森吉山周辺(秋田)
定峰峠~白石峠、三峯神社 前・後、三峯神社2回目、三峯神社3回目、城峯山(以上、埼玉)
わたらせ渓谷、妙義神社(群馬)、佐渡島南部 前・後(新潟)
猪苗代、郡山~いわき 前・後、母成峠~裏磐梯 前・後、白布峠、
磐梯山ゴールドライン、磐梯熱海~3峠越え~喜多方、御霊櫃峠(以上、福島)
※獲得標高は、機器の性能により、実際よりも少し多めにカウントされているようです。
こうしていろんなところを登って走り回っても、ちゃんと応えてくれました!
(奥武蔵の定峰峠、寄居側を登った時は、三段変速の一番重いギア縛りで登れちゃいました!その時の走行記録はこちら)
こういう登坂をやりやすくしてくれている要素の一つが、16インチという小さい車輪サイズ。小径車輪の特徴の一つに漕ぎ出しが軽いことがありますが、これが坂での漕ぎ出しの軽さにも現れていると感じます。
ひとつ例を挙げると・・・
自宅の近場に斜度20%の急坂があり、私の妻はロードバイク( ギア比34 × 30T )では登り切れず足を着きました。ところが、BROMPTONの6段変速モデルで行ったら「・・・あれ?あれ!?」と言いながら、登り切れてしまいました。ギア比の差も多少はあるかも知れませんが、小径車輪特有の漕ぎ出しの軽さに助けられた感が強かったようです!
ちなみに私は、この急坂に6段変速モデルよりも軽いギアが2枚少ない3段変速モデルで挑み、強引ではありましたが突破しました。かなりの力を掛けることになりましたが、BROMPTONだからこそ信じて踏み抜くことが出来ました。別のスタッフで、更に軽いギアが少ない2段変速モデルにて、ここの近所の推定27~28%位の斜度の坂を突破した例もあります。
この「走行能力」に、「カンタン折り畳みの輪行」を掛け算すると、例えば
「半日しか時間取れないけど、山でヒルクライムしたい!」
なんて芸当が可能になってきます!
ヒルクライムは好きだけど、都会暮らしで山に行くまで距離があり、なかなか気軽に行けない、という声をよく耳にします。
そこを、サクッと輪行して山のふもとまでワープしてしまえば、山までのアクセス時間を大きく短縮することが出来ます。これで、ヒルクライムへ出かける機会を作る難易度が大きく下がり、ちょっと行ってみようかな、という気にさせてくれるのです!
(東京から日帰り輪行で福島県、裏磐梯の磐梯山ゴールドライン(道路最高点1194m)をお気軽ヒルクライム!その時の走行記録はこちら)
こういった弾丸プランは、ロードバイク輪行で出来なくもないですが、やっぱり面倒くさいとなって、未遂に終わりがち。何とか出かけたとしても、折角ロードバイクでわざわざ出てきたのに、これだけしか走れない、なんて気持ちが湧いてしまいそうです。
その点、BROMPTONなら「短時間でも、走った満足感を得やすい!」ので、大丈夫です!
(ヒルクライム大会もある福島・山形県境の白布峠みち、頂点は標高1404m。この時は、画像右奥の山のはるか向こう、喜多方から登って来ました)
※BROMPTONはじめ小径車輪は、長い下り坂ではブレーキに要注意。
リムとブレーキシューの摩擦熱が、小径だと一回転が早くて冷めにくく、高熱になり過ぎてチューブがバーストする可能性があります。下りこそ、飛ばし過ぎず、休み休み下りましょう!
意外と走るゆえに大活躍し、思いがけなく多くの苦楽を共にしたBROMPTON。無事走り終えて、何度、お疲れ様!と、乾杯したことか!!
※自転車には、お酒ではなくオイルを飲ませましょう。
酷使に耐えてくれるがゆえに踏み倒し、さすがにくたびれ感が出て、初代は13年ちょっとで第一線からは退役(まだノンビリ現役です)。
その使い方で13年もったなら、普通の人なら一生モノですね、とよく言われました。それくらい、耐久性があり、ガシガシ漕いでも行けるんです。
(初代~2代目の顛末についてはこちらで書きました)
もちろん、ロードバイクにも、何度となく乾杯しました。
※自転車には、お酒ではなくオイルを飲ませましょう。
BROMPTONにも、ロードバイクにも、それぞれの持ち味を活かした道中を、たくさん共にしてもらいました。甲乙つけられない、どちらもかけがえのない相棒です!
(最近活躍しているのは快速系グラベルロード。ロードバイク並みに軽快!)
それぞれ、自転車のキャラクターが被らないから良いのですね。
シーンによって使い分けする体制が出来たら、最強です!!
以上、ロードバイク乗りがBROMPTONを買う理由を独断と偏見で分析し、全5回に渡ってまとめてみました。
この記事を書いているうちに、既に持っているにも関わらず「BROMPTON欲しい!」という、よくわからない衝動に駆られてしまいました!
BROMPTON、ロードバイクの傍らに、ちょこんと一台、いかがでしょうか!?
written by 長山 靖
追記 後日、その6をアップしました。
ロードバイク乗りにもオススメ
その1 その2 その3 その4 その5 その6
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