街乗り文化からスポーツ文化へ!!
ワイズロード池袋本館 Y'sRoad Ikebukuro honkan
[英語対応可]
2021/11/12 11:01
こんにちは。池袋本館の長山です。
これまで発信して参りました2014年9月のロングライド
「自走de秋田」
の続編その5をお届けします。
本レポートで、健脚自転車・ロードバイクの醍醐味の
一端を少しでもお伝え出来ればと思います。
また、旅に出にくい昨今、このレポートで僅かばかりでも
旅気分を味わっていただけたら幸いです。
2014年10月28日(火) その2
もともとの目標地点だった「大館」を越え、
旅の終着点と定めた「青森」へ向けて漕ぎ出します。
・・・と、いきなり、大館駅近くの踏切で
全廃になったはずのブルートレインと遭遇!
12:07頃
団体臨時列車だったようです。
(動画で撮影したものを切り抜き)
東京(上野)~大館間の移動によく利用していた
旅情あふれる寝台特急「あけぼの」が
この年の春(2014年3月)に廃止となりました。
その前に、見納め、乗り納めしよう、と思い、
1月には「あけぼの」惜別旅に訪れていました。
(2014年1月29日)
かつての故郷と東京を「直通」で結ぶ列車の消滅を
寂しく思っていたところでの、
「あけぼの」を担っていた車両との思いがけない再会。
こういう奇遇に不思議と当たるから、旅は魔物です。
国道7号沿いの芝谷地湿原にて、
落ちているペットボトル2本を見つけました。
何となく気になって、
ゴミ箱まで持っていけば良いや、
と思って拾いました。
サイクリストの一部には、ごみを拾いながら走る「クリーンライド」
という活動の潮流があるそうです。それをちょっと実践。
流石にバッグに入れるのは汚いので、バッグとレインカバーの間に収納。
たまーにですが、走りの合間にこんなことをやっていたりします。
大館を出たのとタイミングを合わせたかのように
急速に曇って来て、降雨開始。 12:34頃
晴れ間が去ってゆく・・・。
現在気温は5度。 12:41
前日に続き、低温の雨ライド再来か・・・。
と、思っていたら、天気が良くなって来ました!
12:44
爽快な青空が広がり、先を急ぎたい気持ちとは裏腹に
ついつい撮影モードに入ってしまいます。
雨で濡れた風景が輝くのが、また美しい。
だから、止まってしまう。
「嬉しい悪循環」という、妙な心境。
13:22
車が、追い抜きがてら虹を作って行く!
写真だと判り辛いのですが、自転車で走っている視点からだと
目の前に七色が現れて、なかなかきれいでした。
スギッチがいっぱい!
矢立峠道の秋田杉。 13:51
県境の峠は近い。
13:54
・・・というところで、補給のメロンパン!
こうしてみると、メロンというより満月パン!?
かじる度に月が欠けていく、的な。
この辺りは「長走」
これまでの道のりにピッタリな良い地名!
ロングライドに漢字を充てたらこうかな?
そして、その長走の結果、
「またどうぞ秋田へ」
遂に秋田県も縦断!
神奈川、東京、埼玉、茨城、栃木、福島、宮城、山形、秋田
を走った先の、キリの良い10県目、
青森県へ突入! 14:10頃
大学生の時の夏休み、北海道のサイクリング合宿に集合するため、
北海道行きのフェリーが出る青森県の八戸まで
東京から八日間かけて自走したことがありました。
今回のライドのように、撮影脱線しまくり、なんて余裕はなく、
観光名所へ寄り道する以外はひたすら漕ぎ続けた記憶があります。
当時は重いツーリング車にキャンプ道具を積んでいたとは言え、
青森県は何日も何日も走り続けてやっとたどり着くところ、
という認識を、その時以来持っていました。
今回、自転車はロードバイクに変わりましたが、
まさか社会人になって、週休×2の活用だけで
同じようなことが出来るとは!
可能性というのはおもしろい。
しみじみ県境を越えて、青森路スタート!!
この道のりが、またしても荒れた天気に巻き込まれていくのです。
その6へつづく
余談ですが、先に書いた2014年1月29日の
寝台特急「あけぼの」惜別旅の際にも、
この秋田・青森県境、矢立峠を越えていました。
本レポートの走りのちょうど9か月前に同じ地点で撮影した画像が、
今回の加筆修正の過程で発掘されましたのでご紹介。
このライドの時は、矢立峠道にあった登坂車線のことを
「ゆずりあい車線」
と表現していたことがツボにはまりました。
「伝え方」次第で「伝わり方」は大きく変わるものですね!
Y’sRoad池袋本館
03-5992-4070