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【タイヤ】速く!快適に!いま一番熱いタイヤブランドがPIRELLIです!
by: 石澤貴志

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ワイズロードオンラインの石澤です。

自転車の走りに最も大きな影響を与えるパーツの一つがタイヤ。
数あるタイヤブランドの中でも、今最もアツいのが、イタリアの老舗「PIRELLI(ピレリ)」。
本日はそんなピレリをご紹介いたします!

ピレリブランドヒストリー

1872年 ミラノで誕生したピレリは、創立150周年を迎えました。
今日ではルーツを重んじながらも最先端のテクノロジー、ハイエンドで卓越した生産性、革新への情熱で知られるグローバルブランドとしての地位を確立しています。
世界中に多くの生産拠点を持ち、160以上の国で商業活動を行い、約31,600人の従業員を擁すピレリは、世界の主要なタイヤおよび関連サービスのメーカーのひとつであり、自動車、オートバイ、自転車用のタイヤを含む消費者用タイヤマーケットにのみ焦点を当てている唯一のメーカーです。
純粋な消費者向けタイヤ・マニファクチャーであるピレリは、特に高価格帯のタイヤマーケットに注力しており、スペシャリティ・タイヤや、レーシングパフォーマンス・タイヤなど、あらゆるモビリティ・ニーズに対応する革新的な製品の開発に常に取り組んでいます。

-PIRELLI輸入代理店 カワシマサイクルサプライHPより

自転車に携わるブランドとしてかなりの老舗のブランドなのですが、さらに驚くべきことは、創業からすぐの1890年から自転車用タイヤ生産をスタートしていること。
「自転車用タイヤブランド」として見ても、130年を超える歴史を持っているブランドなのです。
その後自転車用タイヤの生産は一旦終了しますが、2017年に満を持してサイクルロードレースシーンにカムバック。
ピレリはその間にF1などで培ったモータースポーツでのノウハウを、スポーツバイクの分野にも存分に投入し、今では大きな存在感を放っています。

テクノロジー

ピレリのタイヤに共通した評価は、その乗り心地と接地感のよさ。

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タイヤの性能を決める要素として、タイヤ表面を構成するゴム(コンパウンド)は良く着目されがちですが、もう一つ気にしなければいけないのが、土台を構成する「ケーシング」です。
ピレリがモーターレースのタイヤで培ったタイヤの技術は、優れたグリップを生み出すコンパウンドを生み出します。
パワーをロスなく伝え、かつ路面からの余分な突き上げに対してはしなやかに変形するケーシングが、路面に吸い付くようなグリップ力を生み出しています。

注目の製品① チューブレス

現代ではすっかりロードレースの中心的存在になったチューブレスタイヤ。
その最新作が、

P ZERO RACE TLR RS

でございます。

 

 

改良されたコンパウンドSMARTEVO2とレイヤーテクノロジーのSpeed CORE技術によってピレリ史上最高のスピード、グリップ、軽量性を実現した最新作。
そのしなやかさは優れたグリップ力と乗り心地をもたらし、実際に乗ったスタッフたちも絶賛しています。

 

 

 

注目の製品② クリンチャー

現在のトレンドであるチューブレス以外にも、ピレリは最新の技術を投入し続けます。

 

 

クリンチャー用タイヤの最上位グレード「P ZERO RACE」は、チューブレスモデルにも使われる最新のコンパウンド「スマートエボコンパウンド」を投入。
あらゆる気象条件で優れたグリップと低転がり抵抗を発揮します。
クリンチャータイヤでもPIRELLIの美点である、しなやかさとグリップ力は発揮されています。
実際に手にして走ったスタッフたちも、クリンチャーとは思えない乗り心地のよさ、そしてしなやかさがもたらすトラクションに驚いていました。

 

 

ところで、近年ではクリンチャータイヤにも「TPUチューブ」という飛び道具がデビューしています。
一般的なブチルゴムに代えて熱可塑性樹脂を素材にし、圧倒的な軽さ(重さと転がりの両面で)を実現しました。
TPUチューブメーカーはタイヤメーカー以外が発売しているケースが多いのですが、先進技術に果敢に挑戦するPIRELLIはこちらも自社製品をリリースしています。その名も、「SMARTUBE」でございます。

 

 

ブチル製のインナーチューブと比較して、最大70%の軽量化、最大50%のコンパクト化、パンク耐性の向上を実現しています。
しかし、これだけで満足するPIRELLIではありませんでした。
TPUチューブは薄く軽く、そして突き刺しパンクにも強いという大きなメリットがありますが、ブチルチューブと比較した時にデメリットとされる性質もあります。
それが、乗り心地の硬さ。
素材そのものの硬さと変形量の少なさゆえに、乗り心地は同じ気圧でブチルチューブを使ったときに比べて悪くなると言われます
(わたくし石澤もTPUチューブを使用していますが、確かに乗り心地が硬くなります。これまでのブチルチューブから乗り換えた結果、最終的に空気圧を0.5bar、人によっては1barくらい低くするとちょうど良いのではないでしょうか)。
この乗り心地の硬さを改善すべく、PIRELLIはなんと新しい配合のTPU素材を採用することで、現行チューブ以上の性能を実現する製品を世に送り出しました。これが「SMARTUBE EVO」です。

 

 

新素材をまとって生まれ変わった「SMARTUBE EVO」は、しなやかさで定評のあるラテックスチューブに匹敵するほどの快適性を確保しました。
標準的なSmarTUBEよりも転がりが5%速く、バイクの加速や登坂が速くなり、ハンドリングも向上します。
耐熱性の影響からディスクブレーキ専用ではありますが、クリンチャータイヤでもチューブレスに匹敵するしなやかさを獲得できるのは大きな光明ですね!

注目の製品③ MTB

 

PIRELLIが手掛ける分野はロードバイク用製品にとどまりません。
MTBの多様なジャンルに合わせ、下り、XC、トレイル、エンデューロ用のラインアップを用意し、さらに路面や用途別に4種類程度をラインナップするというカバレッジの厚さ。

その中で下り系はSCORPION™ RACEシリーズが担います。
DH界のレジェンド、ファビアン・バレルと約2年の年月を費やして制作したラインナップは、ダウンヒル用のSCORPION™ RACE DHとエンデューロ用のSCORPION™ RACE ENDUROの2種類を用意します。

 

 

弊社スタッフの下り系ライダーもこの製品を投入。
期待を裏切らないグリップと安定感、トラクションの間隔のつかみやすさを絶賛しています。

 

 

この夏、PIRELLIを履いてみよう

スポーツバイク界に再参入して間もないブランドながら、タイヤに関する知見で高性能な製品を生み出しているPIRELLI。
あなたもこの夏、PIRELLIを装着して、スポーツバイクライフをワングレード上げましょう!

PIRELLIの製品一覧はこちら

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