【社員試乗会】 DIMOND ブリリアント
by: 古谷野 穣治

 

 先日行われた社内試乗会で乗ったバイクを紹介します。

 

 

 

 

DIMOND Brilliant フレームセット　¥950,000+税

※このほかにTriRig社のブレーキ（¥60,000+税）が要ります。

 

 

 

トライアスロンメインで最近できたブランドなので初めて耳にした方も多いはずです。

DIMOND(スペルミスではなく、ダイアモンドと呼びます。)バイクはUCIルールを捨ててトライアスロンに特化したバイクです。

 

 

UCIルールとは：簡単に言えばロードレースやタイムトライアルで公平性を保つために設けられたルールで、

今回のトピックではフレーム設計やポジションを一定の範囲内に設けるルールです。

トライアスロンではUCIルールは関係ありません。

 

 

 

UCIルールが出来る前はこういう空気抵抗が少ないバイクが多く、ある意味ブランドの個性でした。

しかしルール制定後TTバイクとトライアスロンバイクはしばらく共用状態になっていていました。

ここ数年UCIルールを捨ててトライアスロンに特化したバイクのうちの一つがダイアモンドです。

近未来的なバイクに見えますが、実は過去の設計バイクなのです。

 

 

 今回紹介するブリリアントはミドルグレードに当たります。現在国内ではこのグレードのみの展開です。

 

 

 

 

 

特徴的なV字型と呼ばれる設計。

 

・シートチューブが無いので空気抵抗が少なくなる。

・しなることによって快適性が増す。

 

などメリットは非常に大きいです。UCIルールによって規制されたのもうなずけます。

 

 

 

 

 

 サドルの高さは細かく変えられます。しかし大幅には変えられません。

しかしこのバイクを乗る方は一定量の経験がある方がほとんどですので必要十分だと思います。

 

 

 

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古谷野、乗ってみました（画像では見にくいですが、シートチューブ無いよ！と指をさしています）。

 ポジションが今の乗っているバイクと似ているのも比べやすかったです。

 

 

予想していましたが、速いです。

当日小雨で厚着やウィンドブレーカーで身体部分の空気抵抗は増えているにもかかわらず高速で巡航できました。

あとビーム部分（トップチューブ部分）の剛性感が絶妙です。感動しました。

以前ソフトライド（もう無いブランドです）というこれまたV字型のフレームに乗ったことがあるのですが、これはビーム部分がしなりすぎてペダリングに集中できないのと、怖かったのです。

ダイアモンドはペダリングは違和感なく、かといって固すぎないビームの効果が出ているのです。試乗コース路面は綺麗でしたが、快適性も高そうです。

重量は上記状態で9kg程なのでTTバイクとしては重いということはありませんでした。

あまりに楽しすぎて2周してしまったことは内緒です（笑）。

 

 

 

アメリカ本国の自社工場で作っています。自社工場なのでカラーオーダ可能なのもメリットの一つです（要相談）。

トライアスロンバイクの黄金時代を復活させたという情熱を感じました。

 

 

古谷野自身はトライアスロンやらないのですが、

こういった尖ったバイクが好きなのと、アメリカで作られているというのに弱いのです（笑）。

正直今回の試乗会で一番欲しいと思ったバイクでもあります。

 

 

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残念ながらこちらのフレームの入荷予定はないので受注発注になります。

数少ない取扱店ですのでご相談お待ちしております。

 

 

 

2017/10/19　古谷野