【結果報告】再現コースチャレンジ!_Tour de France Stage 8
by: YUSA

告知いたしました通り,Tour de France 2020 第8ステージのピレネー山脈を茅ヶ崎店設置中のデモ機,XPLOVA NOZA Sで再現いたし,実際にYUSAがチャレンジしました.

 

XPLOVA NOZA S過去ブログ:

http://ysroad.co.jp/chigasaki/?s=NOZA&IncludeBlogs=0&limit=20&x=0&y=0

 

 

結果:営業時間内に完走

休憩:なし

 

【XPLOVAアプリ上の記録】

距離:149.39 km

タイム:7時間38分48秒

平均速度:18.82 km

獲得標高:4841 m

 

 

 

XPLOVA Workout結果スクリーンショット①

 

 

XPLOVA Workout結果スクリーンショット②

 

 

【参考】

STAGE 8 WINNER

AG2R LA MONDIALE/FRA, N. PETERS 

4時間2分12秒

 

 

 

目次

1.コースプロフィール

2.長距離ローラートレーニングに関する所見

 2-1.サドル

 2-2.衣類

 2-3.風

 2-4.シフトチェンジ

 2-5.ダウンヒル

 2-6.鏡

3.XPLOVAシステムに関する所見

 3-1.自動ルート取得

 3-2.獲得標高

 3-3.ダウンヒル

 3-4.XPLOVA Workoutアプリについて

4.まとめ

5.付録

6.謝辞

 

 

 

1.コースプロフィール

公式ページからダウンロードしたコースプロフィールはこちら↓

 

 

 

全長は約140 km.個人タイムトライアルと最終ステージを除けば,2020年ツールで最も短いコース.その中に大きな峠が3つそびえ立つ,今回のツール前半の山場です.

 

 

 

1級:Col de Mente

6.9 km, 平均勾配 8.1 %

 

 

 

超級:Port de Bales

12.2 km, 平均勾配 7.6 %

 

 

 

1級:Col de Peyresourde

9.7 km, 平均勾配 7.5 %

 

 

 

 

2.長距離ローラートレーニングに関する所見

7時間超のヒルクライムチャレンジで,新たに学んだことがいくつかあります.皆様にご報告申し上げます.

 

 

2-1.サドル

サドル選定の重要性は,ライダーの皆様はすでに知るところかと存じます.今回のチャレンジでは,初期はフロント上がり勾配6%の擬似ヒルクライム姿勢で突入しましたが,全ルートの1/4も行かないところで股間痛が発生.仕方なくバイクを水平にして,股間に圧迫が少ない状態でチャレンジを継続しました.長時間のヒルクライム姿勢では,サドル選定にも股間痛にも注意が必要です.

 

ヒルクライムのお供におすすめ

ELITE SU-STA(スースタ)

エレベーター バイクブロック

¥3,500 + TAX

 

 

2-2.衣類

今回は初めから着替えるつもりがなかったのですが,実際には着替えながらのチャレンジの方が,やはり快適と推測します.気持ちのリフレッシュにもなるでしょう.それでも,トライショーツの着用と快適性は今回のチャレンジの成功に大いに貢献してくれたと思います.チャレンジが終了したとき,トライスーツの外表には汗が乾いて結晶化したであろう塩が,びっしりとこびり付いておりました.

 

 

 

2-3.風

ローラートレーニング時にはたくさん汗をかきますので,何らかの方法でライダーに風を送り,熱冷ましを図るのが定例となっております.今回は店舗内というスペースの都合上,斜め下前方からサーキュレーターで送風しました.チャレンジ初期は快適でしたが,長時間ともなると不具合が発生しました.

 

〜内臓〜

長距離ライドでは,補給しながらの走行を余儀なくされます.エネルギー補給しながらエネルギー消費するわけですから,内臓には大きな負担が掛かります.内臓の冷えによる消化機能低下は死活問題です. YUSAは,内臓の冷えによるパフォーマンス低下の経験がありましたから,危険を察知して早々に間接風に切り替えました.サーキュレーターの風を体の前面から当ててしまうのはNGです.

 

 

〜膝〜

バイクは前進しないものの,ペダリングしている脚は常に動いておりますから,膝関節は常に風を切っていることになります.言い換えれば,汗をかいたら膝周りだけが局地的に気化熱で冷やされてしまうわけです.そこにサーキュレーター の風を送り続け,さらに7時間以上も脚の曲げ伸ばしを続けていれば,膝には過度の負担がかかりましょう.YUSAは膝に痛みを感じたところですぐに,サーキュレーターの風が膝に当たらないようにしました.前回のブログでお伝えしました通り,やはり送風機はバイク後方に置くべきと思います.もしかすると,長時間ローラートレーニングでは,ニーカバーなるものを装着しても快適かもしれません.

 

自転車は屋外を走るものですが,ローラートレーニング中は道路を走るわけではありませんから,車,歩行者,交通事情や信号に気を配る必要がありません.そのぶん,自分の身体の内なる声に集中して耳を傾けることができます.何なら,目を瞑っても構わないのです.何か不具合を感じたら,敏感にそれを察知して,早め早めの対策をとりましょう.あなたの尊いチャレンジが,納得がいくまで続けられるように.

 

 

 

2-4.シフトチェンジ

単独ローラートレーニング中は,目前に道路が見えるわけではありませんし,レース中のライバルのアタックに備える必要もありません.ですから,脚が終わることがないよう,心拍数に目を配りながら黙々とペダリングを続けることでしか,ゴールに近づくことが出来ません.しかし,7時間超の長丁場では集中力を保ち続けることは到底不可能です.そこで今回のチャレンジでは,少しでもエネルギーを確保するためにリアルタイムで表示される勾配 [%]に呼応して,機械的にシフトチェンジを行うこととしました.つまり,今回のチャレンジで使用した茅ヶ崎店の試乗車Cannondale CAAD13のスプロケットには,最も軽いロー側三枚に30T-27T-24Tが装着されていましたから,

 

 

勾配 5~7%:フロント36T + 24T

勾配 7~9%:フロント36T + 27T

勾配 9%以上:フロント36T + 30T

 

 

といった具合に,全く進まない現在地やペースやスピード,残りの時間・距離に囚われず,目前の坂(負荷)のみに集中して,勾配の数字だけを見てシフトチェンジすることとしたわけです.勾配で判断するだけですから,そこには何のストレスもありません.単純ではありますが,この作業はおそらく大成功で,7時間超のチャレンジを省エネモードで実現可能にしたナイスアイデアであったと思います.誰が見ようと見ていなかろうと,早い段階で「堂に入る」ことが肝要です.

 

 

 

2-5.ダウンヒル

1級→超級→1級と続くこの山岳ステージ,ダウンヒルはさぞ楽であろうと軽く考えておりましたが,それは間違っていました.そもそもローラー台に固定された自転車は重力で前進しません…したがってダウンヒルであっても,ペダルを回さないと前に進まないのです.これは盲点でした.今回のチャレンジ完遂が,思った以上に時間がかかった理由のひとつです.ローラートレーニングでは,勾配に応じた負荷調整によってヒルクライムは再現できますが,ダウンヒルを再現することはできません.

 

 

 

2-6.鏡

ローラー台の前に鏡を正対させてチャレンジしましたが,この効果は絶大でした.7時間超を自分と対話しながらチャレンジした気分です.具体的には,自分のペダリングの癖の修正,使っていなかった筋肉の発見とその修正につながり,チャレンジ中に「成長」と「技の改善」を図ることができた実感があります.これは本当に嬉しい誤算でした.

 

 

 

3.XPLOVAシステムに関する所見

 

3-1.自動ルート取得

今回のTour de France 2020 Stage 8は,XPLOVAのホームページ上で比較的容易に再現することができました.しかし,実際に走ってみると勾配の「ノイズ」が著しく,その攻略には極めて難儀しました.具体的には,ヒルクライム時に30%あるいは40%以上の勾配が突然現れては,-30%の下り坂が瞬間的に現れ,果ては最大で50%の登りが出現するに至りました…これはさすがにキツかったです.ヒルクライムのはずが,延々と高強度インターバルトレーニングを行なっているに等しい状況でした.これもまた,今回のチャレンジ完遂に思った以上に時間がかかった理由のひとつです.

この現象は,どうやら急勾配の坂道にありがちな「つづら折りの坂道」で頻発するようです.この点は改善を期待したいところですが,何とかならないものか,YUSAも対策を考えます.

 

 

 

3-2.獲得標高

 

XPLOVA Workoutルート計算:3256 m

XPLOVA Workout実測:4841 m

Velonews記事:3518 m

 

獲得標高の誤差はおそらく,先に述べた勾配の「ノイズ」に起因するものと思われます.チャレンジ中は急勾配の登り⇄下りの繰り返しが延々と繰り返されておりましたから,獲得標高が稼がれたのでしょう.かなりの難コースであったことが伺われます.

 

 

 

3-3.ダウンヒル

2-5. に記しました通り,ローラートレーニングでは,勾配表示は下り坂を示していても,ペダルを回さないと前進しません.しかし負荷は軽減されますから,勢いよく脚を回せばローラー内蔵のフライホイールは惰性で回転し,脚を止めている間も前進して距離を稼ぐことができます.ですから今回のチャレンジでは,

 

 

勢いよくペダリング⇄脚を止めて空転

 

 

の繰り返しでダウンヒルをこなしました.しかし先に述べた勾配のノイズのせいで,ダウンヒル中も突然20%の坂道が出現したり…これもまた,チャレンジ完遂に思った以上に時間がかかった理由のひとつかと.実際の下り坂はもっと楽で気持ち良いだろうに.笑

 

そのようなわけで,ダウンヒル時は脚を止めて空転させることが多かったのですが,空転時ラチェット音が全く聞こえないXPLOVA NOZA Sの静音性はとても心強く,チャレンジを強力に後押ししてくれました.お客様にも自分にもスタッフにも,ストレスなくチャレンジ完遂できたように思います.

 

 

 

3-4.XPLOVA Workoutアプリについて

 

 

 

こちらはチャレンジ中のスマートフォン画面のスクリーンショットです.この画面では勾配37.0%を示していますね.Zwiftのように景色は動きませんし,他のライダーも見えません.時間・距離・勾配のみの潔い画面です.実は,YUSAはこの画面がとても好きです.視覚情報過多になるより,視覚情報をシャットアウトした方が,内なる身体の声に耳を傾けることができますし,内省的な時間を創ることができます.したがって2-4.で述べました通り,長丁場では「堂に入る」ことを優先し,さらに2-6.で述べました通り,見るのなら鏡に写った自分を見る方が有益です.

 

 

 

4.まとめ

いかがでしたでしょうか.XPLOVA NOZA Sのデモ機を最大限活用して現在のYUSAの最大限のチャレンジをお送りしました.100% CHIGASAKIの名に恥じぬチャレンジと結果報告になったものと考えております.加筆修正やご不明な点などございましたら,ワイズロード茅ヶ崎店 遊佐 雪徳宛にご連絡を頂戴いたしたく,何卒よろしくお願い申し上げます.

 

 

5.付録

 

【使用したタオルの枚数】

・中程度の大きさ計6枚

 

【補給食関連】

・おにぎり1個

・バナナ1本

・ひと口だいふく(こしあん)5個

・カステラ2切れ

・ウイダー in ゼリー 180 g 2個

 

【飲料関連】

・アクエリアス 2.0L

・コカ・コーラ 1.0 L

・水 1.0 L

計 4.0 L

 

 

 

6.謝辞

チャレンジ中は,バイクに跨ったままのエネルギー補給とさせていただきました.タイトなスケジュールでしたが,寛大な姿勢で見守ってくれた茅ヶ崎店スタッフと,ご声援を頂いたお客様の皆さまに感謝申し上げます.何より,XPLOVA NOZA Sのデモ機の貸与と有益なご助言をいただきました,NCD日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社の山本 瑞記様に心より感謝申し上げます.

 

 

 

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次はどのステージにしようか…

ストイックYUSA

2020年9月23日

 

 

ワイズロード茅ヶ崎店 Y’sRoad Chigasaki

住所:神奈川県茅ヶ崎市中海岸4丁目12986番52号 サザンビーチヒルズ2F
電話番号:0467-84-1555 
営業時間:月~金 11:00~19:00、土日祝 10:00~19:00
定休日:火曜日

住所:神奈川県茅ヶ崎市中海岸4丁目12986番52号 サザンビーチヒルズ2F
電話番号:0467-84-1555
営業時間:月~金 11:00~19:00、土日祝 10:00~19:00
定休日:火曜日

 

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