チェーンクリーニング
チェーンクリーニング
走行感を大きく左右するチェーン。定期的にクリーニング→注油し、快適な走行性能を維持しましょう。 クリーニングせずに注油をすると、摩擦で発生した金属粒子や走行中に巻き込んだホコリなどを残したまま油分が乗るので、汚れが蓄積し、 返って性能劣化を招くこともあります。
以下に紹介するのは機械式チェーンクリーナーを用いる方法です。 チェーンクリーナーのメリットは面倒なチェーンの着脱無しに、隅々までブラシでクリーニングできる点です。
【1】専用クリーナー液を入れ、チェーンの上下から挟みこむように装着します。
【2】片手でクリーナーを押さえ、クランクを逆回転させて汚れを落とします。
商品によって作業方法が異なりますが、片手でクリーナーを押さえ、クランクを逆回転させて汚れを落とします。
前3枚ギアならフロントセンター×リアセンター、前2枚ギアならフロントインナー×リアセンターにチェーンをかけるとチェーンの逆回転がスムーズです。
詳しくはクリーナーの取扱説明書を参照下さい。おすすめのクリーナーは「パークツール・CM-5サイクロン」などです。
商品によっては純正で付属しているクリーナー液の落ちが良くないものもありますが、
付属品より良く落ちる溶剤(ワコーズ・フィルタークリーナーMXなど)も別売されていますので、店頭スタッフまでお問い合わせ下さい。
【3】スプロケットを清掃します。
ウエスを平たくさせ隙間に挟みます。チェーンクリーナーで使用したクリーナー液が汚れを落としやすくしてくれます。
スプロケット洗浄用の専用ブラシ(大きな歯ブラシのようなもの)を用いる場合はクリーナー液を容器に入れ、ブラシを浸して洗浄→浸して洗浄、を繰り返すと良いでしょう。
【4】プーリーも【3】と同様にウエスもしくはブラシで汚れを落とします。
【5】チェーン本体に残ったクリーナー液をウエスにて拭き取ります。
クランクを回しながら作業する場合指を挟み込まないように注意して下さい。
また、クリーナー液によっては水溶性(水と中和し乳化する)で、水で洗い流せるものもあり、洗浄液が残らず便利です。
ホースやバケツで水をかけても良いですし、クリーナーに水を入れて「すすぎ」を数回しても良いでしょう。
最後に水分を良く拭取って乾燥させればクリーニング完了です。
※チェーンの潤滑についてはこちらのページで紹介しています。洗浄後は必ず潤滑しましょう。