サドル高さ調整
サドル高さ調整
スポーツバイクのサドル高は、効率を重視し一般車と比べて高めに設定します。 このサドル高が高すぎたり、低すぎたりして適切でないと、走行中ヒザが痛くなったり、お尻が痛くなったりします。 以下の簡易的なサドル高設定方法で調節してみましょう。
【1】シートチューブの延長線上にペダルを位置させカカトを乗せます。
シートチューブの延長線上にペダルを位置させカカトを乗せます。まっすぐ伸びきるか若干余裕のある高さがちょうど良いです。
この時足首は90度にして設定します。
こうして設定すると、膝裏の角度が170~175°になりますので、第三者に見てもらえると確認がしやすくなります。
【2】サドル高の調整はボルトを緩めて行うものと「クイックレバー」を用いて行うものとがあります。
サドル高の調整はボルトを緩めて行うものと「クイックレバー」を用いて行うものとがあります。
写真のバイクはクイックレバー式で、工具不要でサドルの上げ下げができます。レバーの開閉で固定と解除が行える仕組みです。
※一般車のサドル固定レバーとは異なりますのでグルグル回しても固定はできません!
ボルト式では4mm~5mmの六角レンチ(アーレンキー)という工具で固定するものが主流です。
【3】高さが決まったらサドルがまっすぐ向いているか確認し固定します。
写真では上から見ていますが、斜め後から片目でサドル~フレームを透かして見ると真っ直ぐかどうか確認しやすくなります。
【参考】ペダリングについて
スポーツバイクのペダリングは「踏む」だけでなく「回す」(回転数を上げて漕ぐ)ことで筋力に頼らず心肺系を動員し、疲れにくく距離を乗れるようになります。
サドル高が高すぎれば筋力に頼り回転のスムーズさに欠け、不安定で危険。
低すぎればパワーをロスし効率が悪くなります。どちらも故障の危険性があり、疲れやすくなります。
【1】のサドル高設定方法は靴のかかとの厚さに影響を受けるので乗り始めの簡易的な高さ設定となります。
設定した高さをベースに、走りながら「踏みやすさ」と「回しやすさ」のバランスを見つけて下さい。
また、ペダリング中は踵を下げず、足首の角度を一定にして親指の付け根の間接(拇指球)付近で踏み込みます。