【スタッフ試乗会】美しく、速く、軽く、快適ってマジ！！？【OSTRO VAM 2.0】
by: 桂川貴充

こんにちは！お茶の水店の桂川です！
先日のスタッフ試乗会にて最も感動したバイクをインプレッションさせて頂きます。
スタッフ試乗会開催にあたり、ご協力頂きましたお取引先の皆様には深く感謝申し上げます。
誠にありがとうございました！

1 FACTOR OSTRO VAM 2.0
2 FACTORとは
3 インプレ
4 是非実物を！
5 期間限定で試乗車ご用意しております！

FACTOR OSTRO VAM 2.0

◆ DURA-ACE DI2 Black inc48/58 完成車　￥1,815,100‐（税込）

◆　ULTEGRA DI2 Black inc48/58 完成車　￥1,492,700‐（税込）実測重量：7.3kg（ペダル・ボトルゲージレス）

◆　FRAME SET ￥895,400‐（税込）重量:フレーム約820ℊ/フォーク463g　※塗装後

◆　Black inc 48/58 (TLR) F/R　￥437,800‐（税込）重量:1250g リム高:F48mm R58mm

FACTORとは

2007年に創業した英国ブランド「FACTOR」。時代を先取りした[THE001(2009)]に始まり、コストより最高の製品作りを主眼として革新的バイクを生むトップエンジニア集団です。双胴ダウンチューブ設計の[THE ONE (2015)]は大手トップブランドを喰うまでに空力性能を高め、そのONEの空力性を上回るOSTRO VAM(2020)を元CERVELOのエンジニアにより完全再設計で誕生。最高レベルの空力性能に加え、UCI制限重量6.8㎏を可能とする軽量性、パリ・ルーベでの石畳走破を想定した快適性までも併せ持つ真のオールラウンダーバイクです。
そして今年発表されたのが第二世代目となるOSTRO VAM 2.0。空力と軽量性を両立させるためにフレーム設計のエアロ化を抑える傾向もある中で、FACTORの選択は緩和されたUCIレギュレーションギリギリを狙うエアロの最大化。各ゾーンごとに最適化されたチューブはより薄くより深くなり、エアロダイナミクスに拘り情熱が注がれたOSTRO VAM 2.0 からは造形美を感じます。より洗練されたOSTRO VAM 2.0 は先代比で7wものワットを削減し、エアロロードのベンチマークとされるS5DISCの空力性能に並ぶまでに。懸念された重量増しも杞憂に終わりフレーム重量は860gから820gに軽量化（塗装後平均重量）、システムでは250ℊもの軽量化に成功。他社が苦戦する2頭を追えてしまっているFACTこそが技術革新であり、それがコストより最高の製品作りを追うFACTORに魅力です。

インプレ

砂時計型のヘッドチューブから風の流れに沿い撫でるようにみていくと、細部まで拘り抜かれた無駄なき滑らかなフレームにみとれてしまいます。その美しきバイクで漕ぎ出せば圧倒的ハイバランスな走行性能に驚かされるでしょう。今回で2度目の試乗となりましたが間違いなく良いバイクです。以前皇居を4周させて頂いた事もありますが、OSTRO VAM 2.0 の速さは本物でどの速度域でも加速し常に速く、特に平坦下りでの高速域の伸びは第二世代目で更に楽しくなりました。この高速域での伸びは他社ハイエンドと比較しても一つ上の段階に感じ、エアロを追求したOSTROの進化を体感出来ます。
一方で純エアロロード然としたガンガン伸びる高速巡航をしたかと思えば、登りに入るとバイクが変わったかのようにスイスイと軽快に上昇していき、新型ホイールの性能と相まって、エアロロードとしてはピカイチの登坂性を持ちます。

快適性に至っては、元CERVELOのエンジニアの設計らしい、横方向には強く縦方向への柔軟性を持たせたスーパースリムなシートステーにより路面追従性高く、異様なまでに乗り心地が良いです。マッシブなフロントデザインからは想像し難い快適性です。
ワールドツアーを戦うバイクとして高剛性なのは当然の事ながら、一枚岩のような剛性感では無く、絶妙な剛性バランスから適度にウェップが効くので硬すぎる印象を受けません。踏めば即座に応答するのでめちゃ楽しめますよ、踏みすぎは疲れちゃうので注意が必要ですが。
美しさ、速さ、軽さ、快適さ、あらゆる要素がハイバランスに同居した夢のようなバイクがOSTOR VAM 2.0です。今最も注目すべき旬なバイクではないでしょうか。