【RIDEA】ペダリングモニターに楕円つけるとどうなるの?解析してみました!【pioneer】
by: 河合 亮

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文鎮と化していたぺダリングモニターを働かせるときが遂にきました

 

パワーメーターとしてではなくあくまでペダリングモニター』

今までその高い解析能力を活かせる使い方をしてきませんでしたが今日は違います…

 

今まで感覚で「こうかな?」としかわからなかったところをズズイッとデータで解析!

あぁっ…コレだよコレ

こういうのやってあげたかった

 

前置きはさておき

 

真円リング楕円リングの違いにスポットを当てていきます

 

使用機材

 

・RIDEA 52/36T

・クランク FC-9000 53/39T

(歯数くらいはあわせるべきだったかも…?)

 

RIDEAの楕円は”ぢゅあるおーばる”いうらしいです

ROTORやO.Symetricも未だに試したことがないので差は見た目ぐらいでしかわかりませんが

機会があれば各々試してみたいですね!

 

では、ひとまずデータから

 

真円

 

pioneer no oval

 

楕円

 

pioneer oval

 

コースはいつもの登りも下りも平坦もあるバリエーションに富んだ森林公園周回6km程

 

ぺダリングの技術如何はさておいてですね

どうでしょうこの違い

 

上のデータからとりあえず読み取れることは

真円での場合の

平均ぺダリング効率が43%

に対して

楕円での場合はというとなんと

平均49%

 

おぉ、結構な差が生じています

 

 ぺダリングモニターではベクトルを矢印の方向でみることができるのですが

 

RR clr

 

右側だけ色を分けて合成してみました。違いがなんとなくみえてきたかと思います 

赤色で示されるベクトルが楕円青色が真円です

 

上死点(力のかからない部分)はどちらも変わらず1時を過ぎたあたりからトルクがかかり始めます

赤色(楕円)ではその後ドカン☆彡とトルクがかかり3時-4時付近で最大トルクを示しています

対して青色(真円)では4時-5時付近で最大トルクを示しました

 

結局ポイントが違うだけでトータルはトントンでは?となんとなく考えた方もいるかもしれませんが

少し違います

通常最大トルクのかかる

4-5時から

3-4時へ

変動させることで今まで“溜め”になっていた1-3時までの間縮めることができるのです。

 

最大値を迎えたトルクは徐々に弱くなっていき引き足の動作に入っていきます

真円では下死点から引き上げる動作に入っていますが、楕円ではその更に手前で動作に入っています

この差が意外に重要なポイントで余計なトルクがかかり続けているとネガティブトルクとなってしまうのでアクティブな範囲から離れた瞬間に引き足の動作が始まるのがベストなのですが

真円では余程訓練していないと引き足をしているつもりでも脚を下に振り下ろしているばかりで実際データで見るとネガティブトルクが発生してしまうことが多々あります

 

一方、楕円の場合では巷で聞く「すっぽ抜ける」感覚というものの恐らく正体だと思うのですが、踏みぬいた後は惰性で一気に引き足の動作に入ることができるのでスムーズです。

 

表示から見てもその差は大きく最大値を示す矢印(3-4時頃)から急激にトルクが“抜け”勢いよく上に跳ね上がっているので反対側の運動の妨げになりにくいです

 

逆に真円では楕円がすでに引き足の動作に移っている4時-6時の間で下向きにトルクがかかり続けています

これの何がいけないかというと左側ではすでにこの段階でアクティブな範囲に入りかけているということです

両側とも踏んでしまっては発生したトルクが推進力に変わらずにそのまま分散してしまいます

特に自分のようなレベルのライダーなどでは顕著です 。治したい…

 

データでは共にネガティブトルクが発生していますが、真円と比較すると明らかにその値が小さいです。

その分だけアクティブな範囲で作り出したトルクを無駄にしていないので結果的にぺダリング効率として数値に差が出てきたものだと考えます

 

動作を補助する機材としては非常においしいものということがデータで確認することができました

これで速く走れるということではありませんが、訓練にはなりそうです

感覚の問題もあるので万人受けするモノではないとは思いますが…

ただし、試してみる価値は大いにあります!

お試しアレ☆彡

 

 

 

2015.11.7 河合 亮